コネクト ―企業と顧客が相互接続された未来の働き方

  • オライリージャパン
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784873116198

作品紹介・あらすじ

顧客は企業よりも速いスピードで、革命的な技術に適応を続けています。つながり合う世界の中で、つながり合う顧客に対応するには、つながり合う会社になる必要があります。コネクト型企業では、権限を与えられた「ポッド」と呼ばれる小さなチームがそれぞれ共通の目的を自律的に追求、学習して顧客に対応します。すべての企業にとってコネクト化は必然であり、実際にスターバックスやIBM、GE、リッツ・カールトンなどもコネクト化を進めています。本書はコネクト型企業の原理を読者の企業に適用し、変化を続けるグローバルな市場で生き残るための方法を示します。世界14か国で刊行された『ゲームストーミング』の著者、最新刊!特別付録「フューチャーセッション-コネクト型企業のイノベーション創出手法」を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 第1部はものからサービスへ、そして、顧客とは複雑であること。第2部は、NPSの話、第3部は、学習する組織、アジャイルな組織など、第4部では、「コネクト型」企業のマネジメント・リーダーシップの話、第5部は「コネクト型」企業の未来といった内容でしょうか。
    方向的には全体として読みたい内容、特に、第3部から第4部の部分は、一番関心のある内容だったのですが、ネットワーク理論からネットワーク型組織の話、そして、システム思考、複雑系の話は、やはりもう少し噛み砕いて、表現してほしい。

    この手のテーマで日本人で、わかりやすい文章を書ける人を探したいものだ。「学習する組織」や「U理論」は「ネットワーク理論」は、たいがい挫折するものだし・・・。

    でも、それでもいい本だとは思いました!

  • 企業の環境が、複雑適応系の性質をもつのであれば、企業は、組織は、戦略はどう変わっていくかについて論じた本。AT4〜5で作ったシステムが何を示していて、その先、どうファシリテーションを展開していけばよいかを考えるヒントが入っていると思います。SGPを理解するためのヒントもあり。

  • これからの企業、働き方、という売り文句。確かに階層型組織から自己完結チームというのは常々思っていたので好きな方向性である。
    ただ、ソーシャルの関連性が難しく感じる。おそらくSNSよりも広い概念、ソーシャルキャピタルを意識してそうだが、その辺の前提知識がないため、この本だけからはよく分からなかった。
    他にも様々な最近の経営思想や手法が詰め込まれていて、それらを統合的に説明しようと試みているが、まとまりがないように感じた。そして字の細かさがつらい。
    ポイントは、顧客と接する最前線に十分な権限を与えること、チーム全員が顧客価値を最優先にすること、頻繁に実験すること、あたりか。

  • 顧客とインタラクティブに発展できるコネクト型企業について。
    読書メモに結構書いてあったので、再読したい。

  • ITの発達に伴って相互に繋がり合った顧客が、ソーシャルネットワークを通じてかつてないほど大きな影響力を持つようになった今日において、企業がとるべき新たな組織のあり方をまとめた指南書。

    従来の機能別に縦割りにされたピラミッド型組織では、企業が初期の不確実な仮定に基づいて策定した「意図的戦略」に縛られるが、適切に権限移譲され、自律的・機動的に行動できる小規模な「ポッド」と、それら「ポッド」の働きをサポートし、全体の調和をもたらす「プラットフォーム」から成る組織であれば、変化に柔軟に対応した「創発的戦略」によって成功することが可能だと主張する。

    サウスウェスト航空やノードストロームなど、紹介される事例は既に著名なものばかりではあるが、顧客や取引先等あらゆるプレーヤーと"つながり合う"ことを前提とした組織論と、そのような組織を率いるリーダーシップの要諦が分かりやすく解説されており、既存組織の変革を志す人間にとって学ぶ事の多い良書といえる。

  • つながり。分割型企業から、コネクト型企業へ。変わりやすく不確実な環境に対応する一通りの機能を保持したポッド。支援するプラットフォーム・マネジメント。

  • メモ:「サービス」に関する記述多し。

    第I部 変化はなぜ起こったのか
    1章 つながり合う顧客
    2章 サービス経済
    3章 すべてはサービスである
    4章 サービスは複雑である

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