iPhoneアプリ設計の極意 ―思わずタップしたくなるアプリのデザイン
- オライリージャパン (2011年6月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784873115023
作品紹介・あらすじ
初期段階の構想から磨きぬかれたインタフェースをつくり出す方法を、端的で明解な原則と豊富な例で解説。Facebook、USA Today、Twitterrificといった秀逸なUIをもつiPhoneアプリの開発舞台裏を知り、思わずタップしたくなるアプリを作成するためにデザイン、心理、文化、人間工学、ユーザビリティをどのように組み合わせればよいのか知ることができる。日本語版では巻末付録として深津貴之氏による「fladdict流のUIデザイン」を収録した。
感想・レビュー・書評
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アプリを作る前に読んでおきたい本。
たくさんのiPhoneアプリを紹介していて、とても為になる。
いままで自分がデザインしたアプリのどこが良くないのか、
ちょっとしたデザインのコツなど、細かく分かりやすかった。 -
iPhoneを使い始めて、やっと「アプリ」というもののすごさを実感したわけですが、なぜこんなに良くできているかというと、誰でも作れるオープンなプラットフォームにしながらもアップルならではの美しいデザイン、使い勝手を審査し、選ばれた良質なアプリだからなのですね。webページやソフトやシステムの概念とは異なった概念でのデザインが必要なiPhoneアプリ。しかも人に必要とされ、愛されるためには、考え抜かれたデザイン、操作性、視覚性にすぐれていなくてはならない。整然としたデザインは44/88ピクセルのリズムで刻まれているという事実。使っているだけでは知らなかった世界で、ますます奥深さを感じました。
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iPhone特有のUI流儀が的確に解説されている。
特にiPhoneアプリのUIデザインの場合、初期は手書きスケッチがとても有効。
本当のアイディアの場合、紙面にラフにフローとパーツ配列を考える。
そして、多少制度の高いスケッチをリアルサイズでスケッチし、画像としてiPhoneに取り込む、ビューワでスライドしながら感覚をつかむ、というのは効果的だと思う。
(モック以前の段階でも有効)
通常、Photoshop等のUIテンプレートで画面フレームを作ってそこに書きこんでいくんだけど、iPhoneサイズのスケッチブック(App Note Book)とうものがあるのは知らなかった。使ってみたいw -
アート&モバイルの人が訳だけでなく、寄稿もしている。この寄稿記事が秀逸。手書きの図を交えた、アプリ設計プロセスを見せてくれている。
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資料ID:81300254
請求記号:694.6||C
配置場所:工枚普通図書 -
ぱっと見文字が細かくてページ数もあり、うッとなります。が、読み始めると、語り口調だったり章ごとにまとめがあったりして、意外と読みやすいです。
アップル公式ドキュメントが眠くなっちゃう人でも、パラパラ読めて基本の考え方が身に付くいい本です。
本編は考え方中心というか、じゃあどうやって実現するの?手順は?というようなところにはあまり触れていません。
巻末付録でインターフェースデザインの手順例がざっくり紹介されていて、痒いところに手が届いた感じの読後感でした。 -
何となく判断していた、ユーザビリティの良し悪しを明解な文章にしてくれている。全章にわたって「なるほど」と腑に落ちる。
仕事は監視・制御系サーバ開発なので、UIには"オマケ"程度しか工数をかけない文化。だか、最近ちらほら出てきたスマートデバイスの案件で、無作為に暗中模索してる時間的余裕もない。
そのために、ぜひ頭にいれておきい内容だった。 -
スマホのアプリってなんとなく目にしてはいるけど、どういうデザインがよいかというのはあまり意識したことがないし、言語化もできていない。この本は人間工学的な観点から、よいデザイン(見やすい、使いやすい)について例を多く挙げて説明していて非常にわかりやすい。スマホアプリを開発するためには必携の本だと思う。
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一緒に仕事するデザイナーさんがこの本読んでたら、アプリ開発者は仕事しやすいだろうなー
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『iPhoneアプリ設計の極意 –思わずタップしたくなるアプリのデザイン』Josh Clark
(レビュアー:マーケッター/デザイナー 酒井)
PCサイトをデザインした経験が豊富なデザイナーでも、
スマートフォンの特性を知らないことには、まともなスマホアプリのデザインはできないでしょう。
「PCとスマホのデザインの違い」と言うとスクリーンの大きさくらいだと錯覚してしまいがちですが、
実際にはテニスと卓球くらいに違います。
何と言ってもスマホの入力デバイスは“マウスではなく指”です。
この本は「UIについて」「アイコンについて」「アラートについて」「他のアプリとの連携について」といった表立ったものから、「スプラッシュ画面のあるべき姿」「フールプルーフの設計」といった細部まで、徹底的にスマホアプリのデザインを解剖したものです。
かつ、あくまでも私の感覚的な話ではありますが、ことごとく的確です。
B5判で320ページというボリュームからも、著者の熱意が伝わってきます。
アマゾンなどで探してみていただけるとすぐに分かるのですが、
そもそもスマホのデザインについて書かれた専門の本はなぜかほとんど発行されていません。
「開発とデザイン両方について書かれた本」や「PCとスマホ両方のデザインについて書かれた本」はありますが、それでは情報量がまったく足りないことが、この本を読むと分かると思います。
スマホのデザインについて書かれた数少ない専門の本であるのと同時に、スマホのデザインと真っ向から向き合っている良書です。
デザイナーに限らず、ディレクター・企業のウェブ担当者など、スマホのデザインに関わりのあるすべての人にオススメします。
へぇ~
何でもそうかも知れませんが、特に限られたスペースの中に最適な表現するって難しいでし...
へぇ~
何でもそうかも知れませんが、特に限られたスペースの中に最適な表現するって難しいでしょうね。。。