フランスの子どもはなんでも食べる〜好き嫌いしない、よく食べる子どもが育つ10のルール
- WAVE出版 (2015年12月3日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784872907742
感想・レビュー・書評
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これは読んでよかった!!安易なフランス礼賛本かと敬遠するところだったけれど、こと食生活に関してはフランスルールは素晴らしいものがあると思う。というより北アメリカが崩壊しすぎている…。日本はフランス寄りだとは思うが、家族の食卓を大事にするという姿勢は決定的に欠けていると思うので、なんでもかんでもアメリカ式を目指すのではなく広い世界に目を向けて手本にすべき地域をちゃんと選ぶべき。
それにしてもフランスの離乳食、とっても美味しそう。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
育児の指南書のようなふりをして、実はフランスの食文化と国民性を語る本。
面白いですよ。特別の人じゃなく、そのへんのおばあちゃんが、ありふれた運転手が、みなみな持っているフードポリシー。
それをポリシーと意識すらせずに、フランス人は、本物の食べ物を、どこでどう食べるかを決めています。本物の食べ物を、どこでどう食べるかを決めているのがフランス人だと言ってもよさそう。
二人の幼児を連れて、夫の故郷ブルターニュ地方で1年間暮らした著者(北アメリカ育ち)が、フランス人の食に関するルールのブレのなさ、階層年齢男女の差のなさに驚く様子は、日本人の自分にもよく分かります。 -
食育について勉強になる。嫌がる食材でも、何回か試すことや、決まった時間に食べること、楽しく食べること。
ウチでも試してみようと思う。 -
2021/12/8
フランスの食生活を初めて知って感動した。
7時、12時、16時(健康的なおやつ)、19時にごはん。風呂はご飯前。
食事は満足するまでゆっくり食べる。おなかをきちんと空かせておく。 -
授乳時間や睡眠時間もきっかりタイプで
フランス料理を作るのも好きなので
フランスの方のこの思考大好きです。
参考にしてみようと思います。
この本を読んで夜泣きがなかったという人の紹介で
「フランスの子供は夜泣きをしない」を読み、
(我が子も生まれて3ヶ月以降は夜泣きはありませんでした)
フランスの文化や教育方法に惹かれ、
●フランス人は10着しか持たないシリーズ など
フランスの文献を読み漁ってます。
他にこのような類のフランスの本やフランス料理のレシピ本があれば教えてほしいです。
読了日 2021/08/26 -
超おもしろかった!家族の変化と成長を追っている感じ。著者の方(そして翻訳した方)の文章が上手いと感じる。
書かれたフードルールは実践的だし、試しやすいようなヒントもいっぱいあった! -
子どもの食育について興味があったので読んでみた。フランス人の食文化への考え方・姿勢が他国民の視点から書かれてあって、押しつけがましくなく、軽く読める本だった。
フランス人は、特に明文化されてはいないが、確固たる食へのこだわりを持っていて、あるべき姿勢が共有されている。私からすると、ちょっと厳格すぎて疲れそう・・・と思う部分もあるが、その中にどっぷりとはまれている人は幸せだろう。それはどの文化でも同じか。
アメリカ人との比較は興味深かった。アメリカ人は自己責任の名のもとに、自由と選択権を小さいときから与えられているがゆえに、ジャンキーな栄養価の低いものを好んで食べ、肥満率の高い国になっている、という。一方フランスはとても厳格で、息苦しさもありそうだが、国民共通のルールのもとで育つので、貧困層も含めて良質な食を選択できるように育つ。子どものころに、どこまで親が関与し、どの範囲内で子どもに選択権や自由を与えるかの線引きは、食育に限らず、教育の重要なポイントかも。
子どもの食育については、マネしたいところと、そうでないところとあったので、バランスよく取り入れていきたい。私が食育の専門家の先生から聞いた話と重なる部分も多かった。