立原道造 風景の建築

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  • 大阪大学出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872597264

作品紹介・あらすじ

芸術家の一人としての建築家の立場から私にその計画は幻想され、乾燥した火山地方の高原にその夢は結晶した。[芸術家コロニイ計画の説明]より

本書は、立原道造の創作活動を、主に建築的側面に沿って考察したものである。立原の設計図には詩的世界とともに、同時代モダニズム建築への彼自身のひとつの解答を読みとることができる。卒業設計「浅間山麓に位する芸術家コロニイの建築群」においては、散逸された資料を丹念につなぎ合わせ精読し、週末住宅として構想したヒアシンスハウスでは4枚の図面の変容を詳細に分析した。立原の〈場所〉を顕在化させる「風景としての建築」への志向を探究する。

感想・レビュー・書評

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著者プロフィール

神戸市生まれ。大阪大学大学院文学研究科修士課程文化動態論専攻修了。2014年より立原道造の詩と建築を研究。主な論文・エッセイに、「立原道造:時を告げる建築―「図書館」設計図にみる建築思考と詩的世界―」『待兼山論叢』第52号文化動態論篇(2018)、「詩のなかの建築―立原道造の詩にみる建築の風景」『Arts and Media vol. 07』(2017)、「一九三六年:立原道造の京都散策―京都近代建築への関心とその影響」『Arts and Media vol. 06』(2016)、「ふたつの《麦藁帽子》―立原道造と堀辰雄」『Arts and Media vol. 05』(2015)など。

「2021年 『立原道造 風景の建築』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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