中原淳一 美しく生きる言葉

著者 :
制作 : 中原 蒼二 
  • イースト・プレス
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本棚登録 : 198
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784872574272

感想・レビュー・書評

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  • 忙しさにかまけるとどうしても美への意識を失いがちだけど、できるところから頑張りたい。

  • 中原淳一先生の格言集。毎日修造より毎日淳一を作ってもらいたいくらい、ピリリと背筋が伸びる言葉がセレクトされてあります。「愛と幸せについて」の章が特に好きです。「何にでも幸せを感じる人は、その瞬間がたくさんある人、本当に幸せな人と言えます。」

  • 中原淳一が様々な本の中で綴った言葉をテーマごとにまとめた1冊。中原淳一の女性の絵は一つだけで、その代わり中原氏の写真がいくつか載っている。
    彼の名言が短い言葉で1ページごとに書かれてあるので、自分の生活を今一度正したいと思ったときに気軽に思い出すことができる。美意識の高い指摘に、この言葉通り全部を完璧に実践していくことは無理かもしれないが、しかし努力をすることはできる。その努力の助けとなるのが、彼の書いた美麗なイラストではないだろうか。

  • 数年前に、銀座松屋で中原淳一展を開催していた時に購入し、しばらく忘れていた本ですが久しぶりに読み返してみました。
    昭和の美的センスに溢れる言葉の数々が、徒然と書き綴られています。
    美しさについて、愛と幸せについて、女性らしさについて、生活について、流行について、5章からなる中原氏の美に対するこだわりと考え方は、今でも古さを感じさせず、むしろ新鮮さを感じさせます。

    印象的な言葉

    習慣 美しさを保つためには、決して面倒がらずに毎日こまめに続けるということ、これも大切なおしゃれのポイントです。

    エチケット いつでも、自分を大切にするのが、自分自身へのエチケット。

    幸せ 空気や太陽のある幸せと同じような幸せを忘れている人はいないでしょうか。

    生き方は誰も教えてくれません。自分で決め、そして進んで行くだけです。美しく生きようと決めたら、それがただ自己満足のためではなく、周囲に対しても美や心地よさを感じさせるものでありたいものです。

  • 通勤時に再読。1ページ 1-5行程度の引用集。精神面での成長というこのところの個人的な気分と合致して、読み心地がよかったです。

  • 至極真っ当。イメージや装丁からは想像できないほど、男性らしい骨太な教え。美とは感性ではなく理性から生まれるものだという。お嬢○シリーズと似ているのだけれど、こちらのほうが嫌味なく言葉もシンプル。
    たまに読み返さなければいけない気がする。

  • 編集長として女性誌の基礎を作っただけでなく、イラストレーターやファッションデザイナーとしても活躍し、「美意識を司る神」と言われた中原淳一氏のメッセージ集です。

    ・美しさについて
    ・愛としあわせについて
    ・女性らしさについて
    ・生活について
    ・流行について

    外見もさることながら、繊細な気遣いと優しさや、たおやかで品のある振る舞いなど、女性がおしゃれに美しく、幸せに生きるためにはどうあるべきかを説く、美のバイブルです。

    ほぼ一言斬り!に近い短いメッセージですが、ため息がでるほど素敵で大切にしたい言葉の数々に出逢いました。

    いろいろ大変なことも多いけれども、女性に生まれてよかったな~と思える本です。

  • 胸ペチャ、胴長短足な日本人の欠点を補い、爽やかに愛らしく見えるお洋服の着けこなし方を伝授してくれた中原淳一さん。フランス人形がきっかけでブレイクし、「少女の友」「それいゆ」「ひまわり」etc...で女の子達に美しくあるためのヒントを沢山下さいました。この本は、そんな中原さんが「美」「愛と幸せ」「女性らしさ」「生活」「流行」について語りかけてくれます。

  • こころに響く言葉ばかりでした。
    強く、しなやかに、思いやりを持って、明るく生きる女性こそ美しいのですね。
    内面を磨くことを忘れないようにしていきたいと思いました。

  • 簡素な言葉で、それぞれのテーマについて書かれたもの。

    言葉自体は簡単だけど、大事なこと。

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著者プロフィール

中原淳一(1913~1983)
1913年香川県に生まれる。昭和初期、少女雑誌『少女の友』の人気画家として一世を風靡。戦後まもない1946年、独自の女性誌『それいゆ』を創刊、続いて『ひまわり』『ジュニアそれいゆ』などを発刊し、夢を忘れがちな時代の中で女性たちに暮しもファッションも心も「美しくあれ」と幸せに生きる道筋を示してカリスマ的な憧れの存在となった。活躍の場は雑誌にとどまらず、日本のファッション、イラストレーション、ヘアメイク、ドールアート、インテリアなど幅広い分野で時代をリードし、その全ての分野で日本における先駆的な存在となる。その卓越したセンスと不朽のメッセージは現代もなお人々の心を捉え、幅広い世代から人気と支持を得ている。妻は宝塚歌劇団の男役トップスターで、戦後は女優として映画テレビで活躍した葦原邦子 (1912~1997)。

「2023年 『わたしのおしゃれ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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