わが祖国、中国の悲惨な真実

著者 :
  • 飛鳥新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784870317475

感想・レビュー・書評

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  • 孔子を生んだ偉大なる大中国にいま底なしの拝金主義が蔓延している。輝かしい発展の陰で確実に進んでいる腐敗、汚職、貧困、環境汚染・・・・。全土を覆う拝金主義がこの国に取り返しのつかない事態を招こうとしている。驚愕の事実に凍えるような恐怖を覚える。

  • いやぁ圧巻の一冊です、それまで中国に対する観点で重宝していた青木直人氏の著者を遥かに上回る内容です。
    まず、中国に対して未だ漠然なイメージや経済成長という虚像しか持っていない人には一読を薦める。

    本書を読み終わり、やはり真に中国が前進するには共産党が倒れ民主化しない限りは進歩しないだろうと思う。

  • 経済発展によって生じた、中国の歪みの部分がにフォーカスを当てた内容だった。これを読む前と後とでは、中国に対して抱く印象も変わってくると思う。

  • 心の底から日本に生まれて良かったと思った。最近の、日本人が中国批判しているだけの本とは違い、日本に帰化した元中国人、しかも日本の外務省や財団法人に務めている著者ということで、なかなか信憑性が高いと思って読んだんです。この本の内容を全て鵜呑みにするのも危険だとは思うけれど、とにかくがっかりした。ここまで中国という国は腐敗しているのかと、残念だった。中国がかつて素晴らしい儒教などの宗教を発達させた国だというのに、なぜ今現在こう変化してしまったのかが分かった。このような暴露本を出版した著者はとても勇気があると思う。言論の自由万歳。

  • ニュースで報道される華やかな中国の経済発展の様子とは異なり、裏の世界では賄賂、汚職、暴力など不正が公然と行われている実態が赤裸々に描かれています。最近はニュースでも暗い話題が報道される事がおおくなり、日本に帰化された著者が母国を憂いておられる事が良く理解出来ました。

  • 経済発展著しい中国。しかし、現状はどうであるのか?
    元中国人の方が書いた本書。
    豊かになっているのは一部の人間であり、
    地方の人たちの苦しみは増える一方であるらしい。
    怖い話だ。

  • 日本に帰化した著者が
    母国中国の現状を憂いて書いた
    中国の知られざる裏側。

    薄々、気がついていたり
    気になっていたことが
    本書で暴かれていく。

    2桁成長のGDPで語られる
    新興経済大国・中国は
    国内に内包する爆弾の多さが不気味だ。

    隣国・北朝鮮が核爆弾を保有することも
    十分に世界に恐怖を与えるが
    中国が抱える不満分子が各地で
    核融合の如く連鎖爆発を始めたら
    手に負えない打撃を全世界にもたらすだろう。

    日本のバブル期に似た異常な成長は
    それ以上の破壊力をくすぶらせている。

    ここに書かれていることは
    本当に真実なのだろうか。

    もし、真実であるならば…。

    一読の価値あり。

  • 「我が母国中国よ目を覚ませ!」

    所蔵情報
    https://keiai-media.opac.jp/opac/Holding_list/search?rgtn=K26767

  • 中国について知りたくて読書。

    中国から帰化した人の著書としては、金文学さん、石平さんレベルのインパクトある内容。

    統計数字が多く引用されており事態の深刻さを理解しやすい。

    大多数の中国人がこの現実を知らずに生きている。私は、まだまだ中国のことを何も知らないなと痛感させられる。

    中国から日本へ帰化する人はいるが、逆はいない(現実的には中国籍は取得できないが)。日本から海外へ出て外から眺めて日本のいい点を再発見する人は周りに多い。しかし、外に出て日本の真実は違っていたと氣づいた人は見たことない。それが、日本の魅力を物語っていると思う。

    もちろん、日本にも改善点、問題は山積しているし、子どもの教育環境として有害なものも多いと思う。それも含めてオープンしているのが日本と中国の違いだと思う。

    少し残念なのは誤字や誤字らしき箇所があること。いくら著者がネイティブクラスだとしても編集者はしっかりと編集して欲しい。手元の本書は第一刷発行なので、以降の刷では、訂正されていると思うが。

    読書時間:約1時間25分

    本書は日本領事館大連出張所でお借りしています。有り難うございます。

  • 中国人が恐れる中国? 

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