世界 魔法道具の大図鑑

  • 西村書店
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本棚登録 : 456
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784867060087

作品紹介・あらすじ

『オデュッセイア』などの英雄叙事詩や『ギリシア神話』『イソップ寓話』などの神話・物語から、「ハリー・ポッター」シリーズや「ナルニア国」シリーズ、現代のSFやホラーの世界まで! 200冊以上の物語に登場する、あるとうれしい道具から、恐ろしい道具、役に立たない道具まで210アイテムを紹介。

感想・レビュー・書評

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  • 魔法道具蒐集家ライモンド・ゼノビーオ・マラクルーナ氏の館にお邪魔し、コレクションを閲覧していくスタイル。

    オールカラーで、繰り返し眺めたくなる一冊。
    大人も子供もわくわくできる本。

    館の間取りや断面図。
    ファンタジーに登場する古の地図のような、細部まで描きこまれた絵が、想像力をかきたてる。

    一部屋一部屋、扉をそっと開き、垣間見える室内には、毎回わくわく。

    扉が開かれた後は、細かく描きこまれた、部屋の全体図が。
    紹介されるひとつひとつの魔法道具を、雑多に物がおかれた部屋の絵から探し出すのも、宝探しのようでまた楽しい。

    『ナルニア国物語』の〈ナルニア国の衣装だんす〉。
    『はてしない物語』の〈はてしない物語〉。
    『オズの魔法使い』の〈ドロシーの小さな銀の靴〉。
    『ハリー・ポッター』の〈組み分け帽子〉。
    『メアリー・ポピンズ』の〈ミス・ポピンズの傘〉。

    ファンタジーに登場したアイテムが満載。
    マラクルーナ氏の解説も、ユーモアがあっておもしろい。

    西洋だけでなく、日本の『宇治拾遺物語』まで、古今東西幅広く収集。
    知らなかったアイテムも多く、どんなお話だったのか、興味を引く。

    巻末には、所蔵品リストがあるので、出典を探すことも可能。

    日本語版監修は、小谷真理。

  • 『世界 魔法道具の大図鑑』(西村書店刊)発売記念イベント「魔法の館」 | 神保町いちのいち
    https://ichinoichi.books-sanseido.jp/events/13075

    『世界 魔法道具の大図鑑』制作の舞台裏訳者の山崎瑞花さんにインタビュー。|西村書店|note
    https://note.com/nishimurashoten/n/n13dcc208a106

    世界 魔法道具の大図鑑 | 西村書店
    http://www.nishimurashoten.co.jp/book/archives/14771

  • 魔法道具の収集家マラクルーナ氏が、館に所蔵しているコレクションを紹介するという形で展開されている図鑑。自慢するだけあって古今東西さまざまな魔法道具がずらりと並んでいて、もし実際に足を運ぶことができたら目をキラキラさせてしまうだろう。実に味わい深い絵で表現されているが、この手のものはわりと図鑑として絵で見てきたので、個人的にはCGなどで現存感を出してくれてもよかったかなと思う。

  • 表紙のイラストや、「ハリー・ポッター」の魔法道具が入っているところも余計に読みたくなります。
    「ハリー・ポッター」が入ってなくてもそれ以外の魔法道具があるので気になります。

  • 神話、ファンタジー、現代のSFやホラー等、200冊以上の物語に
    登場する210アイテムを、見立てた屋敷の部屋に取り並べて紹介。
    所蔵品リストは、その品が登場する作品と推奨図書の一覧。
    魔法屋敷の各部屋に取り並べた、貴重なコレクションをご覧あれ!
    これぞ空想の産物。
    個性的な絵とウィットに富んだ紹介文で披露されてるお宝の数々。
    玄関の間には組分け帽子。応接間の天井に穴を空けたのは如意棒。
    書斎にカルナマゴスの遺言。武具の間にはストームブリンガー。
    キッチンの食器棚には、食器ではなく白雪姫のリンゴや食品。
    貯蔵庫の照明はガラドリエルの玻璃瓶。車庫にはクリスティーン。
    これらを部屋の中から探すのも楽しいし、
    作品を読んで使用方法を探るのも面白いでしょう。
    作品は世界中にわたり、「黄金バット」「宇治拾遺物語」等の
    日本の作品からもお宝が蒐集されています。

  •  本や書物、神話や伝説、子守歌や絵画の中にひそんでいた魔法の宝もの。世界中から集められた魔法の道具が、そのものが最も相応しいと思われる部屋に並べられた館。間取り図を参考に館の中を探索する。いままで読んだ物語に登場したいろんな道具がそこここに見つかるでしょう。見たこともない道具を発見したら、収蔵品リストで出所を確認し、自分も探しに行くのも一興。自分が大好きなあの一品が収蔵されていないことに、してやったりと一人ほくそ笑むのも一興でしょう。

  • 世界 文字の大辞典 ~謎と秘密~ のカバー袖より

    978-4--86706-008-7
    C0798¥2800E

    世界 魔法道具の大図鑑
    2020/03/15.初版大1スリ発行
    文:ピエルドメニコ・バッカラリオ
    文:ヤコボ・オリヴィエーリ
    絵:マルコ・ソーマ
    日本語版監修:小谷真理(こたに まり)
    約:山崎瑞花(やまざき みずか)
    ----------------------
    ライモンド・ゼノービオ・マラクルーナ 氏のお屋敷のハウスツアーの一冊。
    マラクルーナ氏はコレクターで様々なものを大きなお屋敷に収集されている。
    建物の外観、間取り図など 扉を開けて見える景色、コレクションアイテムについても説明されている。人造人間のところには着物に袴と裃をつけちょんまげを結扇子を持った男性が描かれている。並びには銅の船乗り ゴーレム 真鍮の騎士など。

    文はピエルドメニコ。1974年生まれユリシーズ・ムーアの作者さんでした。(イタリア、ピエモンテ州生まれ)
    マルコ・ソーマもイタリアを代表するイラストレーター

    館には地下室もあり屋根裏もあり、地面には宝箱となにかの化石まで描かれている

    神話からハリーポッターまで 魔法の道具がコレクションされていた。

  • 魔法の道具コレクターのライモンド・ゼノービオ・マラクルーナ氏の案内で、氏の館に集められたコレクションを見学する。

    自分の知ってる道具はないか、どんな不思議が籠められたコレクションかしらと、まず部屋をじろりと見わたしてみる。
    氏の鼻高々な説明を聞き、もう一度部屋を確認。
    ワクワクするじゃないか!

    ・如意棒の機能美になんも不満はなかったけど、アンティークなのもよいな。悟空の兄貴は、機能美をとるだろうけど。
    ・世界で1番有名なファンタジーな帽子の予備もあった。
    ・あの伝説の黄金バットさまのシルバーバトンがあ!マラクルーナ氏は、どこで見つけたと思う?
    ・矛盾決定戦をしたい武具・防具の数々。
    ・ジャックのマメが瓶詰めになっとる。おいしそう。
    ・バスルームの「砂男の砂」は危険やん。「眠りの精の魔法の注射器」も。
    ・フーディーニの鏡!
    ・あの衣装だんすが、ここに!
    ・魔法の絨毯系を車庫に置かない理由が有るのかな?絨毯だからか、夜のイメージがあるからか。
    ・リンゴをかじった姫のお義母さんが、思いのほかアクティブだった。
    ・ギーゼンスタック家の人形が気になる。
    ・屋根裏部屋は子どもたちの城
    ・日本語を監修した小谷真理さんは、マラクルーナ氏の友人で、魔法図書館館長らしい。

    所蔵品リストに品物の由来となる物語の名前が記されている。探しに行かなくちゃ!

  • ファンタジーの棚に置いておくと楽しそう

    2020/05/19 更新

  • 面白かった!色々な物語に登場する魔法道具たちが集められていた!道具の下にでも良いからどの本に登場するのか書いてくれたらもっと良かった

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著者プロフィール

児童文学作家。1974年、イタリア、ピエモンテ州生まれ。著書は20か国以上の言語に翻訳され、全世界で200万部以上出版されている。小説のほか、ゲームブックから教育・道徳分野まで、手がけるジャンルは多岐にわたる。邦訳作品に、『ユリシーズ・ムーア』シリーズ(学研プラス)、『コミック密売人』(岩波書店)、『13歳までにやっておくべき50の冒険』(太郎次郎社エディタス)など。

「2023年 『地球はどこまで暑くなる?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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