- Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
- / ISBN・EAN: 9784867060001
作品紹介・あらすじ
パブロ・ピカソの孫(ピカソと愛人マリー=テレーズとのあいだに生まれた娘マヤの息子)である著者が、巨匠の知られざる素顔を、女性、政治、家族、金、死というテーマにそって貴重な写真とともに紹介する。生前の祖父ピカソと会ったことはないという著者が、親族やピカソを知る人々の生の声を丹念に拾い集め、これまでに知られていなかった、祖父の新たな実像をえがきだす。
本書に掲載された数々の写真からは、家族や親しい人だけに見せていたピカソの日常の表情や姿をうかがい知ることができる。「男性優位主義」、「金儲け主義」といった言葉で語られることの多いピカソだが、本書では、子供たちの一員となって遊ぶ姿や、別れた相手にも生涯、生活費を送り続けたという話、また、迷信をおそれて髪を伸ばしっぱなしにしていた、といったユニークな弱点までが紹介されており、新たなピカソの一面にふれることができる。他のどのピカソ本よりも、その日常の素顔を伝える1冊。
ロバート・キャパ、マン・レイ、ディヴィッド・ダグラス・ダンカン、エドワード・クィンなど、著名なカメラマンによる貴重な写真が多数掲載。
感想・レビュー・書評
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お孫さんがまとめられたモノ
女性、政治、家族の章へと…。
素描と画
写真と画
鳩の画もありました。
分厚い図鑑のようです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【新着図書ピックアップ!】
パブロ・ピカソの孫は、本書を執筆することで全く知らないと言っていいくらいの祖父の日常生活を見直すことになる。それは読者にとっても同様だ。ピカソが過ごした時代の出来事とピカソの作品は密接な関係にある。キャンパスに描かれる様式やシンボルが私生活と並行したものだと知ると作品の見方が変わるかもしれない。
[New Book!]
This book was written by Pablo Picasso’s grandson. He got to know his grandfather’s daily life and his relationships with many of the women he loved. It was clear
that his events and the relationships of Picasso’s time had influenced his work. Recognizing it may add a
new perspective to Picasso’s work. -
関係者への取材と貴重な写真と共にピカソの知られざる素顔に迫る1冊。天才画家ピカソの意外な一面を知ることができる。
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「ピカソ」、この名前は絵画に全く興味がない人達であっても、知っていると思う、
「アインシュタイン」の名前を当たり前のように知っているように。
読んで(観て)の感想は、ピカソの生き方に、作品に、ただただ圧倒された!、ということ。「紙のネクタイ」一つとっても、ピカソの天才振りにただただ言葉を失うばかり。
蛇足
ピカソは右手に筆を持っていたが、タバコは写真を見る限りずっと左手だった。何か意味が?