【小説31巻】本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身10」
- TOブックス (2022年12月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
- / ISBN・EAN: 9784866997186
作品紹介・あらすじ
シリーズ累計800万部突破!(電子書籍を含む)
大増書き下ろし閑話集「中央の戦い」収録!
国の歴史が動く大人気ビブリア・ファンタジー最新刊!!
感想・レビュー・書評
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アダルジーサの離宮制圧に向かった、エーレンフェストとダンケルフェルガー。
しかし、肝心のジェルヴァージオを取り逃がし……。
本編は、いつも通り反撃に出たフェルディナンド・ローゼマインペア無双、という感じ。
危険な体験や局所的な戦いはあったが、訓練でもゲームでもなく、本気で全面戦争する局面は初めて。
普段は(一応)隠されている、フェルディナンドの手段を選ばない非情さが際立って、おもしろかった。
本編は短く、ローゼマイン目線では描かれづらい、他者目線の閑話集が多め。
本編が補完され、多面的に深堀されていて、よかった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
そりゃもう大変よ。あと2冊しかない、、。
フェルディナンドが面白ろすぎる。やはり、ローゼマインのボケもフェルディナンドのツッコミがないとあかん。ということをひしひしと感じた。テンポめちゃええし、安定安心の面白さ。
とうとう、神様んところでジェルヴァージオとフェルディナンドとローゼマインの三つ巴。
フェルディナンドのジェルヴァージオ攻略がすばらしい。
ここから後始末的になってくるだろうが、
大団円希望。 -
戦いが終わり、やっと一安心できそうな雰囲気になりました。
ローゼマインとフェルディナンドに迫っていた敵を抑え込むことに成功し、残すはいわゆる「戦後処理」ということになるのでしょうか。
一番気になるのは「グルトリスハイト」をどうするかというところです。ここ数巻は貴族同士の戦いの場面で、下町の仲間たちが出てくる場面がなかったので、彼らが今どのように過ごしているのか、というところも気になります。 -
ローゼマイン視点以外のお話を読むといかにローゼマインが規格外なのか思い知りますね。女神の化身が名実共に女神の化身になってしまわれた。喋らなければいいのにってことごとく言われるのほんとにおもしろいなと思います(笑)これからがまだまだ大変なのはわかっていますが、一旦ジェルヴァージオとの戦いが終わってよかった…フェルディナンドの黒い笑みがほんとに怖いしそれだけ辛かったことがわかって切なくなりますね。あとローゼマインの記憶が消えたことがほんとにね…それだけ『家族』が大事なんだ。記憶が早く戻りますように。
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離宮襲撃、貴族院講堂での攻防からツェントレース。ジェルヴァージオて他国の王で侵略者なのに抜けてる?フェルディナンドと比べると情報収集・分析、判断力に慎重さや狡猾さとか欠けているように思う。国をかけて戦う、てときに手段を選んばず勝つためなら妨害も当たり前でしょ。自分が帰らなかったら自国が大変なことになるなら自分が国を離れちゃダメでしょ、その辺ディートリンデ達と変わらないじゃん。ジェルヴァージオを知らずに妨害したローゼマイン、「ごちそうさまでした」がかわいい。
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ヒルデブラントにシュタープを得る許可がツェントから出たという言葉
WEBで本編だけ読んでたら、周囲の人達も含めて「愚かな……」と思ってたけど、こんな説明を騎士団長からされたら信じてしまうのも無理はない
王族の弱腰批判
礎の場所がわからないならば敵を打ち倒せば良い
側近の裏切りは普段の行いの結果なのは当然
これはフェルディナンドだけの常識なのか?
ただ、ここまで酷くはなくとも側近の忠誠を得る行動が必要なのはわかる
エクランティーヌを人質にしたアナスタージウスへの脅迫
しっぺ返しを食らってるだけ
始まりの庭から出てくるところのジェルヴァージオの圧力や気配を感じるローゼマイン
他の人は気づいてないっぽいし、魔力感知なのかも
アーンヴァックスの成長後に感知できる異物が初めてだったから?
その後は不安定で、次が散布の騎獣内?
ハルトムートを光の帯で縛り上げたレオノーレ
魔力はレオノーレの方が上なのか?
ジルヴェスターからのグルトリスハイトをフェルディナンドも持っているのか?の返答
持っているとも答えず、始まりの庭に呼ばれた理由をでっちあげてはぐらかす
嘘は言ってない
ローゼマインと共に生きていくと言ったフェルディナンドをからかうジルヴェスターに読者もニヤニヤが止まらない
ツェントレースRTA
転移されると厄介なので、まずジェルヴァージオの手を撃ち抜きます
命を故意に奪うなと言われて、餓死の余地を確認するフェルディナンドのエグさ
ジェルヴァージオもゲオルギーネと同様に、生い立ちに理解の余地がある
でも、結果は哀れ
ジェルヴァージオの手足を撃ち抜くだけでなく、死なない程度に四肢を切り落としてしまえばよかったのでは?とも思うけど
そうすると国境門に魔力供給できなくなるから、流石にエアヴェルミーンも黙ってないかも
となると、薬を置いておくというのが、相手の疑心暗鬼を引き出すとともに神々へのポーズとしてギリギリのラインか
中央神殿でエックハルトは神官を斬ってるけど
命を奪ってないのか、魔力を持たない貴族としてメダルを登録されていない人は対象外なのか?
メダル廃棄を躊躇うアナスタージウス
領主一族の中でもこういった闇を飲み込む役割の人がいるのだと思う
エーレンフェストだとボニファティウスが担ってきてそう
ローゼマイン視点ではフェルディナンドが易易と暗躍に成功したように感じられるけど
実際はなかりの綱渡りだったのがわかる -
王位継承を巡っての戦い
アダルジーザ離宮の謎が溶けていく
女神の降臨
権謀術数
中央の戦いの余談に満腹 -
前巻までで、エーレンフェストを狙おうとしていたゲルギオーネ率いるアーレンスバッハからの罠は避けられたものの、ランツェナーヴェが国(ユルゲンシュミット)を奪おうと画策してジェルヴァージオ王や従者が残っている危険があり、この巻はその残り火を潰していく内容。ジェルヴァージオが思いの外強い設定で、マイン&フェルディナンドペアをもってしても油断ならない。なかなか読みごたえのある攻防でした。
なるほど。女神の化身ってこういうことか、と分かる巻でもあります。下剋上って、王になるまでなのかと思ってたけど、一足飛びで神様になっちゃうのかな。
最後の予告ページだとあと2冊で終わりみたいです。残りエピソードたっぷり楽しみたいと思います。 -
このライトノベルがすごい2023殿堂入りを果たしました!
おめでとうございます!
たしかに出身は、なろう小説ですけど
ライトノベルにカテゴライズしてもいいのか?と疑問を抱きそうになるくらい、世界観も設定もしっかりしている作品です。
もう30巻以上出てますし。
さて、いよいよユルゲンシュミットの礎を巡る
他国とのディッターが佳境に入りました。
命のやりとりをする激しい戦闘がメインとなっているはずが、ローゼマインの規格外の存在感や転生しても治らなかった本狂い、
アクの強い側近たち、というと他が可哀想か……ハルトムートとクラリッサのローゼマイン賛美も絶好調で、軽さもある。
何が言いたいかというと、ストーリーのバランスが絶妙ということです。
WEBと違い、書き下ろしのプロローグやエピローグ、
前巻と今巻とは、戦いの様子の別視点の閑話集も収録されていて、ますます物語に奥行きを持たせています。
ジェルヴァージオとフェルディナンドとの戦闘は
本当は○○だったとか、
ローゼマインが休養している間のフェルディナンドの奔走だとか思惑などは、書籍でしか読めないのです。
さて2周目行くか。 -
フェルディナンドよりも強い人がいるんだ!