問題解決力を高める「推論」の技術

  • フォレスト出版
3.94
  • (47)
  • (38)
  • (31)
  • (7)
  • (3)
本棚登録 : 1067
感想 : 66
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784866800615

作品紹介・あらすじ

外資系コンサルティングファームと大手広告代理店のハイブリッドキャリアが教える 答えなき時代の仮説と成果のつくり方。
帰納法・演繹法・アブダクションの 基礎だけであらゆる問題を解決!
生産性や実現可能性を高めるビジネス 「仮説」。さらに「問題解決力」。それ らに必須の推論の技術を解説します。 難しそうに感じるかもしれませんが、 必要なのは3つの推論の基礎だけ!
「推測力」とは◉仮説を立て、その質を高める能力 ◉ビジネス思考力の要となる能力 ◉分析力の向上に欠かせない能力 ◉コミュニケーションに必須の能力 ◉生産性の向上に役立つ能力 ◉提案力の向上に必要不可欠の能力

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 3つの推論法の説明です。

    帰納法   インダクション induction
     事実①、②、③ ⇒ 共通点を発見 ⇒ 結論 ⇒ その根拠は ⇒ 事実①、②、③ OK

    演繹法   デダクション deduction
     AならばB,BならばC ⇒ ならば AならばC

    仮説検証法 アブダクション abduction
     起こった現象をみる⇒法則を当てはめてみる⇒導かれる仮説

    言葉がばらばらだったのでそろえてみました。
    仮説検証には実際にやってみる、概念実証(POC:Proof Of Concept)というのがあります。

    気になったのは、以下です。

    ■推論力

    VUCA:
    Volatility  変動性
    Uncertainty  不確実性
    Complexity  複雑性
    Ambiguity   曖昧性

    答えが必ずある、絶対的な正解がある ⇒ そんなものはない、絶対的な正解はない ⇒ あるのは可能性だけ

    推論力とは 未知の事柄に対して筋道を立てて推測し、論理的に妥当な結論を導き出す力

    推論のプロセス
     ① 事実を認識する
     ② 問題意識をもつ
     ③ 推論する
     ④ 仮説を導き出す
     ⑤ 仮説を検証する
     ⑥ 結論を出す

    なぜ推論力が必要?
     ① ビジネス思考力
     ② 分析力
     ③ コミュニケーション力
     ④ 生産性
     ⑤ 提案力

    VRIO 競争力整理フレームワーク
    Value     価値
    Rarity     希少性
    Imitability  模倣困難性
    Organization 運用力

    ■帰納法

    帰納法とは 複数の事実から共通点を発見して結論を導き出す推論法

    帰納法の留意点 
     ① 事実に偏りがある
     ② 共通点の発見に飛躍がある
     ③ 結論部分に飛躍がある

    なので、精密さ より 納得感 を追え

    帰納法のステップ
     ① さまざまな事実に気づく
     ② 複数の事実の共通点を発見する
     ③ 結論や、法則を見出す
     ④ アナロジをつかって「法則」を応用する

    帰納法に用いる、問題発見のためのフレームワーク
     事業環境面 ①PEST ②5フォース ③3C ④4P
     組織面 ①7S ②Will,Can,Must ③カッツモデル
     オペレーション、業務プロセス面 ①バリューチェーン ②QCD ③ PDCA
     コスト財務面 ①固変分析 ②直間費

    ■演繹法

    演繹法とは 前提となるルールに物事を当てはめて結論を出す推論法

    演繹法のステップ
     ① 前提となるルールを見極める
     ② 前提となるルールに目の前の物事を当てはめる
     ③ 結論を出してチェック

    ■アブダクション(仮説検証法)

    アブダクション(仮説検証法)とは 起こった現象に対して法則を当てはめ、起こった現象をうまく説明できる仮説を導き出す推論法

    演繹法とどうちがう
     演繹法 「正しいとされる前提」 ⇒ 「目の前の物事」 を当てはめてみる
     アブダクション 「起こった現象に」 ⇒ 「正しいとされる法則を当てはめて」 ⇒ 「原因となる仮説を導き出す」
     つまり、目的や使う局面が違う

    アブダクション(仮説検証法)のステップ
     ①起こった現象に自覚的になる
     ②起こった現象に対して疑問を抱く
     ③さまざまな法則を当てはめて仮説を導き出す
     ④仮説を構造化してさらなる仮説を導き出す
     ⑤仮説と、起こった現象との間にある、因果関係を検証する

    道具立て
     ① ロジックツリー
     ② Whatツリー
     ③ Whyツリー

    もくじ

    まえがき
    第1章 可能性を広げる推論力
    第2章 「優れた洞察」を生み出す推論法 帰納法
    第3章 「予測と検証」を可能にする推論法 演繹法
    第4章 「仮説」を生み出す推論法 アブダクション
    第5章 成果を倍増させる「推論力の合わせ技」
    あとがき

    ISBN:9784866800615
    出版社:フォレスト出版
    判型:4-6
    ページ数:296ページ
    定価:1700円(本体)
    発売日:2021年05月02日5刷

  • 1.考えるということをもう一度自分の中で整理してみたくて読みました。

    2.推論はコンサルや経営者だけの特殊な才能ではなく、日々のトレーニングによって積み重ねられる技術です。ただ、それを習得するにはコツが必要になり、本書では帰納法、演繹法、アブダクションの3つの思考の整理方法によって推論の技術を高めていくことができると述べています。

    3「真に意味のある成長とは、陳腐化する知識を得るのではなく、時代を超えて使える再現性の高い法則をストックしていくこと」という言葉がとても印象深く残っております。つまり、知識を得るのではなく、生き残っていくための法則まで分析し、自身の理論を活かしていくことが意味のある成長ということです。
    だからこそ賢者は歴史から学ぶのだと確信しました。今まではみんな読んでるから読んでいましたが、明日からは実社会での法則を創りあげていくこと、自分って立てた仮説を恐れずぶつけて丸ごとから始めていきます。

  • 【本書のまとめ】

    (本書での「推論」の定義)
    未知の事柄に対して筋道を立てて推測し、論理的に妥当な結論を導き出す力。

    世界はVUCAの時代になり、問題解決のスキルも、一つの正解を追い求めることではなく、可能性の高い現象を推論することが重視されるようになった。
    推論力を身につけることで、隠れた関係性を分析することができるようになる。また、前提→推論→結論を論理的に繋ぐ力が付き、ビジネスコミュニケーション能力が上がる。
    物や情報が洪水のように溢れている時代において、情報に精度の高い解釈を加えることができるようになる「推論力」は、ビジネススキルの中核に位置している。


    1 帰納法
    帰納法とは、複数の物事から共通点を発見して結論を導き出すこと。帰納法が成立しているかは、「なぜならば」という接続詞を使って、推論プロセスを逆算しチェックすれば良い。
    帰納法の注意点として、「限られたサンプルから共通点を発見して結論を導き出す」プロセスのため、サンプルが偏ったり、推論が飛躍したりする可能性がある。チェックの際にプロセスに納得できるかをきちんと確かめよう。

    帰納法を学ぶことで、事実の裏側にある「法則」を掴むことができる。そして、再現性の高い法則をストックしていくことで、知恵と推論の厚みがどんどん増して行く。

    (帰納法の例)
    ・水は「飲めるもの」である
    ・水は「洗えるもの」である
    ・水は「火を消せるもの」である
    共通点:この3つの共通点は、モノを抽象化して「コト」として捉え直したことである。
    結論(法則):モノからコトを抜き出すと、その実態が持つ複数の価値を発見できる。


    ●帰納法の頭の使い方
    (1)さまざまな事実に気づく
    (2)複数の事実の共通点を発見する。特に「洞察的帰納法」を活用する。
    (洞察的帰納法)
    水の例のように、形ある物体から形のない概念を抜き出すこと。これが「抽象化」である。また、「モノを抽象化して『コト』として捉え直したこと」は「目的」と「手段」の視点であるが、これを「原因」と「現象」の視点、「企業」と「顧客」の視点などに変えれば、様々な共通点を得ることができる、これを「多面的な視点」と言う。

    (観察的帰納法と洞察的帰納法の例)
    ラーメン、卵、カレーライス
    これに共通するものを推論するとき、観察的帰納法は、「3つとも食べ物」という「目に見えて分かる部分」を連想する。洞察的帰納法は、「3つとも嫌いな人はいない=自己アピールに使える」、という「実態のないこと」を連想する。抽象化の技術である。
    抽象化するときに、「嫌いな人はいない=自己アピール」に使える、という部分を、「消費量が多い」「なんにでも合う」など色々なパターンで考えることが、「多面的な視点を持つ」ということだ。

    (3)結論や法則を見出す
    (4)その法則が、他の分野にも同じように当てはまらないか?を考え、法則を応用する。
    (例)モノからコトを抜き出すと、その実態が持つ複数の価値を発見できる。
    →「野菜」から「利用法」を抜きだすとレシピが見えてこないか?
    →「カフェ」から「滞在時間」を抜きだすと、カフェの顧客と利用用途の関係が見えてこないか?等

    洞察的帰納法に長けている人は、あらゆる物事から法則を得て、異なる分野に応用する習慣を身に着けている。

    ●日常的に帰納法を鍛えるトレーニング
    通勤途中に目に入ったもので思考実験する。
    (例)
    ・家=基礎部分+上物部分
    ・物事=根本的で変えにくい部分+表層的で変えやすい部分
    事実1 法律は、一般法と特別法でできている
    事実2 人の見た目は、体と服でできている
    事実3 技術は、基礎技術と応用技術でできている
    共通点の発見:物事には「根本的で変えにくい部分」と「表層的で変えやすい部分」の2つの側面が存在する。


    2 演繹法
    前提となるルールが先にあり、そのルールに当てはまるかどうかで結論を導き出す、トップダウン型の推論法。
    (帰納法の例)
    前提となるルール「身長が伸びれば体重も増える」
    当てはめる物事「来年は身長が伸びそうだ」
    導かれる結論「だから来年は体重も増える」

    演繹法の弱点は、前提となるルールが間違っていると破綻することと、帰納法とは違って数学のようなかっちりとしたモノのため、過度に型にはめすぎてしまうことである。

    演繹法は、洞察的帰納法で導き出した結論とセットにして使うと特に有効である。
    (例)
    ルール:モノからコトを抜き出すと、その実態が持つ複数の価値を発見できる。
    当てはめる物事:「紙」から「コト」を抜きだすと、以下が挙げられる。
    「なにかを包むもの。折るもの。拭くもの。敷くもの」
    導かれる結論:よって「紙」から抜き出したこれらの「コト」は→「紙の価値」である。

    ●演繹法の頭の使い方
    (1)前提となるルールを見極める
    目的、目標、方針、カルチャー、自明の法則、ビジネスフレームワーク等
    (2)ルールに目の前の物事を当てはめる
    ただ機械的に当てはめるのではなく、前提のルールを5W1Hで確認しよう。
    (3)結論を出す

    ●日常的に演繹法を鍛えるトレーニング
    様々なメディアの情報を見たときに、「その主張が置いている前提は何か?」「その前提から、どのような推論を経て主張に至ったのか?」を考える習慣を身につける。

    良くも悪くも、演繹法は前提の扱い方の上手い下手が極めて重要である。「置いている前提」次第では、主張が180度変わることがあるので注意しよう。
    逆に言えば、置いている前提が変われば主張が変わるという弱点を生かして、「この前提を疑ってみては?」「販売目線でなく、顧客視点で捉え直してみては?」などとルールを再考してみることで、新しい価値が生まれる可能性がある。


    3 アブダクション
    仮説思考と呼ばれる。「起こった現象」に対して「法則」を当てはめ、起こった現象をうまく説明できる仮説を導き出す推論法。
    (例)
    起こった現象:買う人が減った
    法則の当てはめ:競合ブランドへの買い替えが起きれば→買う人は減る
    導かれる仮説:よって、買う人が減ったのは、競合ブランドへの買い替えが起きたからに違いない。

    帰納法、演繹法と違って、法則の当てはめを「値上げしたから」「季節が変わったから」と色々変えることで、多様な仮説の可能性を広げることができる。
    アブダクションで多様な仮説を立てられるかどうかは、ストックしている「法則の多さ」にかかっている。仮説を増やすためには洞察的帰納法によって、法則を頭にストックしておく必要がある。

    ●アブダクションの頭の使い方
    (1)起こった現象に自覚的になる
    →変化に気づく。差に気づく。共通点に気づく。矛盾に気づく。プロセスに気づく。
    (2)起こった現象に対して疑問を抱く
    →普段からなぜ?と思う習慣をつける
    (3)さまざまな法則を「起こっている現象」に当てはめて考える
    (4)仮説を構造化してさらなる仮説を導き出す
    (5)仮説と起こった現象との間にある「因果関係」を検証する。
    「因果関係はどれほど強いか?」にまで踏み込んで考えていこう。

    ●日常的にアブダクションを鍛えるトレーニング
    これも、ニュースなどを使うと良い。
    まず洞察的帰納法を使って、共通点を探り、それを起こっている現象に当てはめて仮説を導き出す。


    4 3つの技術の活用法で、新たな発見を生み出すループを作る
    世の中の現象に対して表面的な理解で留まってしまうと、「目に見えるもの」に振り回されてしまい、「何をすべきか」「どのようにすべきか」の判断軸がぶれる。しかし、目に見える現象の背景に存在する「法則」を理解できていれば、さまざまな現象に対して自信を持って意思決定ができるようになるはずだ。

    (3つの技術を活用した例)
    ●洞察的帰納法
    事実1 食の世界では、食育の機運が生まれている
    事実2 ビジネスの世界では、人間中心設計やデザイン思考重視の機運が生まれている
    事実3 ツイッターの世界では、起業やフリーランスの機運が高まっている
    背景にある共通点:作用が反作用(バックラッシュ)を生み出していることである。

    ●アブダクション
    起こった現象:近年、社会価値を重視する機運が高まっているのはなぜか?
    法則のあてはめ:作用は→反作用を生む
    導かれる仮説:よって、社会価値を重視する機運は、何らかの機運の反作用だと考えられる

    ●法則✕演繹法①
    前提となるルール:作用は→反作用を生む
    当てはめる物事:女性は、美しくあろうとする
    結論:よって、今後は美しさに縛られない価値観が生まれるはずだ

    法則✕演繹法②
    前提となるルール:作用は→反作用を生む
    当てはめる物事:高齢化社会は、悪いことだとされる
    結論:よって、高齢化は良いことだとする機運が生まれるはずだ


    【感想】
    一日の始まりに新聞記事を読む。タイトルを見て、内容を読み、情報を知識として頭に入れたと思ったら、三日後には何が書いてあったか思い出せない。こうした経験は誰しも思い当たることだろう。

    結局のところ、情報を自分自身でかみ砕いて思考しなければ、知識として身体に定着しないのだ。本書のキモとなるのはまさにこの生活習慣の改善、すなわち「情報を素通りしない習慣を身に着けよう」ということである。

    なぜ情報を自分で考え抜かなければならないのか?それは、知識とは本来、それ単体で意味を構築するものではなく、他の事象と有機的に結びついてこそ意味を発するものだからだ。文の外側に文脈があり、文脈の外側にストーリーがあるように、情報はそれを含有する複雑なネットワークの中に位置づけられたとき、初めて効果が生まれる。
    そして、他人の知識の丸写しでは、ネットワークの経路が分からない。「何故こう考えるに至ったのか?」という思考のネットワークを再現する必要がある。

    そうなるとまず、一次情報との接し方を見直さなければならない。他人の意見やニュースの本文をすぐに見ず、「この出来事が起こった背景は?」「この出来事は次に何を引き起こすか?」「別の分野でこの出来事と似た事例はなかったか?」といった疑問を持ち続け、1分でもいいから自分の頭で考えること、これが情報を素通りしない習慣に繋がっていく。

  • 情報洪水の時代には、数ある情報の中からいち早く重要なものを見抜き、左脳と右脳の両方を駆使して未来の仮説を見出す「推論力」が求められる。

    巷には「論理的思考」や「クリティカルシンキング」など様々な思考法が存在するが、本書では「思考法の理解」だけでなく「思考法の運用の仕方」も解説されている。

    どんなに優れた思考法も「どのような局面で」「どのような手順で」「どのような頭の使い方をすればいいか?」がわからなければ優れた仮説は立てられず、実務に落ちない。

    本書は「推論力」を「見えない原因」や「見えない未来」を適切に見通す力と捉え、様優れた仮説を立てる上で必要な「頭の使い方の手順」や「トレーニング方法」に加え「習慣化する方法」まで含めて解説している書籍だ。

  • 【星:2.0】
    内容に深みがなく途中で読むのをやめた。

    推論を「演繹」「帰納」「アブダクション」という3つの思考法から説明している。

    流行りのロジカルシンキングとは違い、上記3つの古典的な思考法に着目している点は良いと思う。
    ただ内容がうすすぎる。まとまりもない。

  • ・推論とは、正解のない問いに対して、事実・前提となるルール・法則から答えを導き出すための思考法である。
    ・多くの前提や事実、法則から推論や仮説を導き、結論を出すことで、戦略立案・方針策定・問題解決などに活かしていく。
    【帰納法】
    ・複数の事実から共通点をみつけ結論を導き出す。
    ・既に起きている事象から結論を導くことで、自身の戦略立案・方針・提案事項に説得力と根拠を持たせることができる。
    ・事実については、疑いを持って一度立ち止まることも必要。また、共通点や結論が飛躍していないか振り返りを行うことで、より精度の高い推論が可能となる。
    【演繹法】
    ・前提となるルールに事象を当てはめ、結論を導く。
    ・前提となるルールは客観的に捉えても、一般的、不変的な内容になっているかが重要となる。
    ・ビジネル環境の変化における戦略立案、提案の是非、「法則」から価値を生み出す場面で有効。
    ・前提となるルールを設定するためには、ビジネスにおける一般論を情報収集する必要がある。100%正しいルールを知っておく。
    ・前提となるルールに対して「Why」と問いかけることで、新たなルールを見つける契機になる。
    【アブダクション】
    ・起こった事実に対して法則を当てはめ起こった現象を説明できる仮説を導き出す。
    ・限られたソースで妥当な結論を導くことに有効。
    ・結果→原因→仮説
    ・問題の原因究明、トレンド背景のキャッチとキーワードからほかへの応用、他社の成功事例の応用
    ・フレームワークを活用することでよりエビデンスを確保できる仮説を生み出すことができる(ロジックツリー、PEST、3C等々…)
    ・上記3つを組み合わせて推論を行うことで、多角的かつ、複数の根拠(事実、ルール、法則)をもとに仮説を導く出すことができる。また複数の根拠が生まれることで、様々な仮説、企画・戦略立案や提案に結びついていく。
    ・昨今のビジネスにおいては「正解」はない。上記の思考法を多少大まかな粒度でもいいので、高速で検証し、ロジカルかつ確固たるエビデンスを備えた仮説を導くことが重要。

  • 3日で身につく競争力は、3日で真似される競争力でしかない。

    すぐに真似される「情報」や「知識」を追いかけるより「考える力」を身につける方が、真似されにくい競争力になる。

    本書は「考える」上での頭の使い方を丁寧に教えてくれる書籍です。

  • 本書は、3つの論理展開手法「帰納法」「演繹法」「アブダクション」の「頭の使い方」「組み合わせ方」「実務への応用イメージ」が解説されており「考える力のドリル」といった趣です。

    この一冊を何回も繰り返し読んで実践に応用していけば、短期間で思考力が身に付くはずです。

  • 良書です。

    帰納法、演繹法、アブダクションなどの推論法から始まり、課題を解決するための仮説の出し方まで。

    「仮説を出して」と言われて困っている人向けのビジネス書です。

  • 頭の使い方が上手くなる本。

    この本を読んで「優秀さ」とは、頭の良し悪しというよりは「頭の使い方」という「技術」なんだな、ということがわかりました。

    再現性があります。とてもおすすめ。

全66件中 1 - 10件を表示

羽田康祐k_birdの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
出口 治明
スペンサー ジョ...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×