かくれ繊細さんの「やりたいこと」の見つけ方

著者 :
  • あさ出版
3.60
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本棚登録 : 1054
感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784866673646

作品紹介・あらすじ

好奇心旺盛なのに、やりたいことがわからない人へ――
かくれ繊細さん(HSS型HSP)専門のカウンセラーが教える
「やりたいこと」を見つけるメソッド

感受性が強く傷つきやすい人として近年注目されている「HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)」。HSPの中には、一見繊細に見えない「かくれ繊細さん[HSS型(High Sensation Seeking)HSP]」という分類があります。
大胆なのに繊細。活発なのに傷つきやすい。外向的なのにちょっとしたことでクヨクヨする。内向性を持ちながら外交的で疲れやすいという二面性を持ち合わせており、生きづらさを感じているのです。
そして、このタイプに共通するのは、自分が本当は何を求めているのかが不明確で「自分がない」「何が得意かわからない」「何をしたいかわからない」という将来に対する悩みや不安を抱えていることです。本書では、この不安を解消します。
「中途半端で飽きやすい」「やりたいことがたくさんある」「長続きしない」そんな人でも、本書を読めば、本当にやりたいことを見つけ、やりたいことに没頭できるようになる1冊。

感想・レビュー・書評

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  • HSPに関する書籍はそれなりに読んだけど、自分の型でもあるHSS型HSPの本が読みたいと思い購入してみた本。

    私は常にやりたいことがたくさんあるタイプなので、"やりたいことの見つけ方"?と思って読み進めたけれど、自分の取り扱い説明書って感じでした。

    ○周りから浮かないように、自分の感じたことや思ったことを押し殺して必死に普通を装おうとする。→とんでも緊張状態。

    ○大抵のことはなんでも器用にこなせる。そのせいで親や職場からは色々なことをやらされ、求められがちだけど、本当は興味のないことは全くやりたくない。→ストレス過多。

    ○やれる能力があるのにサボる人、不満を口にするのに改善しようとしない人を見るのが嫌。→組織に不向き。ちりつもストレス。

    ○一つのことが長く続かない。最初はとんでもない熱量で取り組むけどある程度こなれて来たり、大体の完成図が見えてくると急激にどうでもよくなる。→長く続けることが美徳、と捉えてる人から軽蔑される。

    ○次々にやりたいことが浮かぶから、今までとった資格とかどうでもよい。→周りからしたらもったいない、と全然理解してもらえない。
    (私的には、色々な可能性があるのに一つの資格にしがみついてる方がもったいないと思う。)

    ○目標が高すぎる。周りの人から見たら十分すごいということも、自分の中ではまだまだと思ってしまい、とんでもなく高みを目指してしまう。(まさに私自身ここ数年それを続けている最中)その為に日々歩みを止められず、ストレスを恒常的に抱えがち。

    ○どこかに自分にとっての天職があるはずだ…!!と旅の最中。。。
    理想が高い&完璧主義なので、自分の中でなかなかGOが出ず、でもそこに至るまで待ってたらあっという間に年をとってしまう。そんな矛盾が。

    基本的に自分1人で出来る仕事で、家で出来る仕事で、自分の創造性を活かせて、人の役にも立つ仕事。そんなことを探しています。今はその準備中。


    HSP自体が人口の20%で、HSS型HSPはその30%。
    つまりは全人口の6%にあたるHSS型HSP。

    かつ私はINFPで、左利きで。

    ハイパーマイノリティ。


    子供を産んで、自分自身と向き合うまでは、生きづらさの正体が全然わからなかったんだけど(そのせいで自分が何度も何度も壊れた)今では本当に腑に落ちてる。

    HSPやINFPが医学的用語ではなくても、自分の型に名前がついてるってすごく安心する。

    「みんなそうだよ」「辛いのが自分だけだと思うな」「気にし過ぎ」「いちいち驚くな」「どうしてそんなに変なの?」「病気なんじゃないか?」

    とか小さい頃から本当に辛かったから。

    この変な私が変でも良いんだと思えた。


    生きづらくて当然だよね。

    世の中は非HSP、右利きの社会で作られてるんだもん。


    でもこのヘンテコな私の種が滅びてない理由があると信じたいよね。


    今日もまた生きていきます。

  • 自分の取扱説明書だと思った。
    自分の苦しみやすいところ、陥りやすいぐるぐる思考の類型など、共感を持って書かれていることが好印象だった。
    自分の気持ちをわかってもらえるだけでも気持ちが楽になる。
    隠れ繊細さんという呼び方が少し癇に障るのが玉に瑕、か。

    やりたいことに関する悩みを8つのフェーズに分けて説明している。
    自分にとしては、強く共感するところもあれば、ハテナと思うところもあった。自分の知らない段階もあるのだなと感じた。この段階全てを自分は通るわけではないと思うが、青地図があるだけありがたいと感じる。
    フェーズごとのワークは、いずれも有効だと感じたので、少しずつやっていきたい。いくつか試してみたら、心の痛いところを突かれる感じがして辛いところもあった。まさに、考えないようにしていたことに触れているからこその痛みだと思った。

    ゆっくり何度も読み返し、ワークを折に触れ試したい。そして、自分の心を解きほぐしていければと思う。

  • おすすめに出てきたので、取り寄せました。

    私自身はHSPでもなければ繊細でもないですし、間違いなく図太いのですが、世の中には繊細と呼ばれる感受性豊かで思慮深い方がいるということで他者理解を深めるために読みました。

    自分の何気ない言動が傷付けてるんじゃないかと思いました。
    非常によく考える特性があるということで、疲れやすかったり、まぁ色々とあるんだなと。

    内容としては、HSP気質のある人が自分と向き合ってその特性を活かしつつ、生きづらさを改善するみたいなことでした。タイプ分けもされてるので、細かに対応してるじゃないですかね。
    読みやすく充実していると思います。
    図太い人間からみて、HSP気質の人がどういったことを不安視して、生きづらくつらいのか、何となくわかりました。何となくですけど。図太い人間なりに、何か手助けできたらと思います。

  • 字面を追うだけであまり頭に入ってこず‥
    かくれ繊細と思ってたけど、そもそも違うのかもしれない。

  • かくれ繊細さん(HSS型HSP)専門カウンセラーが教える
    かくれ繊細さんが一生楽しく生きるための自己理解メソッドということで
    かなり期待して読んだ分、期待外れで低評価。

    かくれ繊細がどんな性質のものかを詳しく説明して、心構えなどを説明してくれているのだけど「そんなの分かってるって。それができないから心がしんどいんだよ。」というようなことが多かった。
    「受け入れる」や「そのままでいい」を受け入れることが難しくて、その具体的な行動を期待していたのに、心理的な話。
    具体的な行動や手段や技術を知りたかった。
    消化不良。

  • 私が試行錯誤して積み重ねてきた行動や考え方がまとまっている
    自分を振り返りたい時に、また読んでもいいかも
    よかった(*ˊᵕˋ*)

  • あなたはこういう性格ですよ、で終わるのではなく実際にワークをして今後どう行動したり考えたりするのが良いのか教えてくれるところがよかった。

  • HSS型のHSPの話

    刺激的を求める HSSと、不安を感じやすいHSPという相反する性格を持つ人「かくれ繊細さん」。自分自身がおそらくこれに当てはまる人で。自分の中での葛藤の毎日。

    特に、無意識に自分の感情を抑えたり、やりたいことに自分でも気づけなかったり、で振り返ってみて結局何をしたかったんだっけ?ていう状態になりがち。
    強い好奇心を持ちつつも、周りの視線に敏感だから。

    そこで、自分のやりたいことを素直にできるように、フェーズごとにアドバイスが書かれてて。。

    『いい人になってしまってるフェーズ』★
    『思考で答えを導いてるフェーズ』★
    『善良さ弱いところを受け入れられないフェーズ』
    『期待に応えるために自滅するフェーズ』
    『頑張り続ける未来に疲弊するフェーズ』
    『自信を持てず疲弊するフェーズ』★
    『失敗で終了するフェーズ』
    『いつかやり遂げると思うフェーズ』
    特に私は★がメインで。
    こうやって、まずは自分の原因を紐解いて、どのフェーズが多いのか、原因が何なのかを理解すること。
    そこから自分と向き合っていこうってこと。

    もともとHSS型HSPさんは、やりたいことは心にあって、それに気づいてあげれることが大事。

  • こんなに自分が日々感じていたことを言い当てられたことなくて、終始驚きが止まらない本だった。
    周りの人に、気を遣わなくていいんだよと言われても、気になってしまうから気を遣わない方が難しくて、むしろ一番先に気づいてしまう自分に恨んだりもした。他の人はたまたま気づかなかっただけ、でも自分は気づいてしまった。面倒くさいけど気づかぬふりをするのは罪悪感で押しつぶされそうになるから。
    けど、この本を読んだら、それは自分の特徴なだけで、使いようによってはそれを武器にもできることを知った。他の人にある強みのように、わたしにも。
    この本に出会えたことに感謝しています。

  • 自分もかくれ繊細なのだろうかと思って読んでみたが、そうでもない気がしてきた。

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