いい我慢~日本で見つけた夢を叶える努力の言葉~

  • あさ出版
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784866671888

作品紹介・あらすじ

19歳で単身日本にやってきて修行を積み、フラワーアーティストとして、世界で活躍するニコライ・バーグマン氏。そんなニコライ氏の好きな言葉がガマン。氏は「ガマンとは、けっして辛いことや、苦しいことを耐え抜くという意味ではなく、夢や成功を成し遂げるためにやるべきことをやり抜く力」だといいます。本書はデンマーク人のニコライ氏が、日本で成功をつかむ過程で学んだ大事な働き方を紹介。知らない場所で、しかも言葉が通じない環境でどのように成功をつかんできたのか?フラワーアーティストの側面ではなく、ビジネスマンとしての側面を主に打ち出しつつ紹介していきます。

感想・レビュー・書評

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  •  ニコライバーグマンの箱根のガーデンに行って、改めてこの人の理想というか、描きたいものがわかった気がした。もちろん、予算制約のある中でという条件付きだけど、歩いていて、静かで、目をうつろう中で発見がある、そして深呼吸してしまうくらい、ゆったりとした植物との対話の時間を作ってくれた。まさに本書の中でも、箱根にいつかガーデンを作りたいと言ってきたと書かれており、並々ならぬ決意を感じる。確か、ずいぶん前だったけど、箱根のハイアットのレストランで、彼を見かけた。上品な面持ちで、カップを啜る姿を見て、箱根が好きなのかなと思ったものだ。視察だったのか、それとも常宿なのか、いずれにせよ、いいご縁であった。
     日本に来て20年、という本当に苦労したんだろうと思うけれど、それをポジティブに伝える言葉が、日本語の我慢だ。適当にやって、中途半端な仕事しかできない人が多いからだろうか、我慢という単語に価値を見出した。好きだからこそ、いろんなことを我慢する。
     この我慢するを究極的に、また本能的に理解されているであろうコメントが、とにかくしっかり話を聞く、というところに収斂されている。お客さんが、急いでいるとわかったら、10分でお花をアレンジすることが最大のサービスだ。それを40分かかりますと杓子定規に答えたらそれって、そこで終わってしまうのだから。

  • 我慢とは成長のための一つのステップであって、決してネガティブなものではないとわかりました。どの分野でも成功する人はとても強い情熱をもって仕事をしていると思います。ニコライ・バーグマンもその典型ではないかと思いました。魅力的な仕事が目の前にあれば積極的に関わっていく姿勢は見習わなければならないと思いました。

  • いい我慢というワードは魅惑的で新しさを感じた。一方、保守的な内容でバランスさせている感じがして、少しもやっとした。

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