サイボーグ時代 ~リアルとネットが融合する世界でやりたいことを実現する人生の戦略~

著者 :
  • きずな出版
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感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784866630625

感想・レビュー・書評

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  • テクノロジーは不自由を自由にする。
    テクノロジーは脅威ではなく、希望である。

    難病や事故、また生まれながらに多くの制限の中で生きる人々にとって、多くの可能性を与えてくれる一冊。

    また健常者にも、育児に介護と不自由はある。そんな日常の困ったこともテクノロジーで解決できる。

    人のために役立ちたいという著者の熱い想いに、心を打たれる。ラストは思いがけず、涙した。

    1人でも多くの人に読んでもらいたい良書。

  • 多様化した社会で迷子になりそうな時におススメ。
    簡潔に具体的に、どうすればいいかが書いてある。
    合うもの、できないもの、などそれそれにあると思うので、それぞれが選択するといいと思う。

    ≪障害≫とは「やりたいのにできないこと」

    孤独を「誰ともつながりを感じられず、この世界に居場所がないと思ってしまう状態」

    なるほど。

  • 人物像的には帯にコメント書いてる落合陽一よりも工学・テクノロジー寄りの人という印象ですが、引きこもりなどの経験から多様性や障害者支援に関する考え方は共感できるものがありました。
    吉藤氏の語る好きなこと、得意なことに専念し、無駄な我慢をする必要のない「適材適所社会」を実現するっていうのは、変なインフルエンサーの語る好きなこととは異なり、理にかなってるでしょう。
    落合陽一本とは違った思想視点で読めて面白かったですし、若手を指導しなきゃいけない立場になったからこそ見直したい点の気づきも得られて良い本だと思います。

  • 「孤独は消せる。」も良かったが、こちらも未来に希望が持てるわくわくの書。
    高齢化で若者にはいい時代が訪れそうだ。
    「できない」がソリューションを生む
    コミュニティは一つではない⇒自由に行き来すればいい
    アウトプットに役立つインプットを探す⇒インプットのモチベーションが下がらない
    周りからばかにされるのは新しいことだから
    若者に弟子入りする
    仕事⇒人の役に立つ、社会の役に立つ⇒生きがい
    人は誰かのためならば、積極的になれる
    誰もが、被介護者であり、介護者。ボディシェアリングという考え。
    寝たきりの人が、ロボットで目の見えない人の目になるなど。
    バリアフリーマップWheeLog!

  • 私はこの本のことを一生忘れない、私はこの人の生き方から一生目を離さない。今週の講演でお姿が見えることを楽しみにしております。

  • 吉藤オリィさんの熱意が感じられる著作。
    サイボーグ時代という題名からサイボーグについて理系的な観点から考察したものだと勝手に推測していたが、Orihimeの説明と、オリィさんの人生、そして自己啓発本っぽいものの混合であった。しかし、内容は自分的にものすごく気に入っていて、Orihimeカフェに至るまでの心動かされるストーリは読んでいて心が熱くなったし、いつ死ぬか分からぬ人生を一日一日もっと大事にしていこうと思えた。
    //以下に本文抜粋
    何かに「なりたい」ではなく、何かを「やりたい」を目指す

    希望を抱かせる一冊。

  • さらっと
    他に予約あり

  • ・世の中はいまも辛くて楽しいし、未来もきっと辛くて楽しい。いまを楽しめないならその障害を取り除くツールは私がつくる。未来は一緒に楽しもう。

    ・後悔よりも教訓を、同情よりも共感を、苦しい話ではなく、希望を遺せ。

  • いやー泣いてしまった…私のことは私がわかっていればいいんだ、と開き直るというか諦めていたたくさんのこと、この本に書かれていた。
    オリィさんのミッションは「孤独を解消すること」。この本を読むだけで、人と違うことで孤独を感じている人は救われます(障害の有無に関わらず)。激しくおすすめ。

    これからの時代は「身体が資本」から「心が資本」へ。来るべきサイボーグ時代に必要なのは、テクノロジーを作れる能力より、まずテクノロジーを使ってやりたいことを見つける能力と、初めて見るテクノロジーを扱える柔軟性・前向きさ。自分は何がしたいか、から全てが始まる。
    オリィさんが見ている世界は、年齢性別の差がないどころか、身体も見た目も関係ない。ただただ、「人は何を考え、何を求め、何のために生きているか」と向き合ってた。すごくシンプル。怖いと思う人もいると思うけど、私は大歓迎!!

    健常者の世界と障害者の世界は全く違うレイヤーにあると思ってる人が多い気がするけど、障害福祉の仕事をしているからこそ、実は紙一重だと知ってる。老いていくことで出来なくなることが増えるのは必然だし。そういうことをまずもっと色んな人に知ってほしい。
    自身をサイボーグ化出来れば、身体が動かなくても家から出られなくても自分らしく生きられるというのは正しく希望だなあ。

  • ちょっと前だったか、OriHime-Dの分身ロボットカフェが、TVで特集されてたり、
    なにかの拍子に、お、なんだこの黒マントの異色感は、w
     とオリィ氏を認識し始めたのが、たぶん1年ぐらい前だったかな?

    どうやら、早稲田の学科の後輩だそうで、
    で、筆者も研究室時代に少しお世話になった、浜野製作所にもこれまた縁があるということで、なかなかに近い立場にいたのかなと。

    更にここ最近twitterなどを遡って知ったが、視力矯正手術"ICL"も経験しているということで、
    それに関しても筆者も、ちょうど、去年7月に手術受けました、という時期でこれまた、親近感を感じる。

    …まぁ、そんなオリィ氏の社会や人などに対するものの在り方考え方、すごい凝縮された一冊だったと思う。

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著者プロフィール

1987年、奈良県生まれ。株式会社オリィ研究所共同創設者代表取締役CEO。ロボットコミュニケーター。2004年の高校生科学技術チャレンジ(JSEC)で文部科学大臣賞を受賞。翌2005年にアメリカで開催されたインテル国際学生科学技術フェア(ISEF)に日本代表として出場し、グランドアワード3位に。ここでの経験と自身の不登校の体験をきっかけに「人の孤独を解消する」ことを人生のテーマと定める。高専で人工知能を学び、早稲田大学創造理工学部在学中に、対孤独用分身コミュニケーションロボット「OriHime」を開発。株式会社オリィ研究所を設立。ALSなどの難病患者向け意思伝達装置「OriHime eye」、車いすアプリ「WheeLog!」、分身ロボットカフェなどを開発提供。2016年には「Forbes誌が選ぶアジアの30歳未満の30人」に選出、「第24回文化庁メディア芸術祭」エンターテインメント部門ソーシャルインパクト賞(2021)、「グッドデザイン賞2021」グッドデザイン大賞(2021)、「アルス・エレクトロニカフェスティバル」ゴールデン・ニカ賞(2022)などを受賞している。
著書に『「孤独」は消せる。』(サンマーク出版)、『サイボーグ時代』(きずな出版)、『ミライの武器』(サンクチュアリ出版)などがある。

「2023年 『バリアフリー写真絵本(全2巻)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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