天官賜福 1 (ダリアシリーズユニ)

  • フロンティアワークス
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  • Amazon.co.jp ・本 (410ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784866575315

作品紹介・あらすじ

八百年、貴方に焦がれ続けた。

仙楽国の太子・謝憐(シエ・リェン)は、十七歳の若さで飛昇し天界の武神となった。
しかし、自らの行動が原因で二度も天界を追放されてしまう。
それから八百年後――。三度目の飛昇を果たし天界に復帰したものの、
今や謝憐(シエ・リェン)の信徒は残っておらず、
他の神官たちからもはみ出し者扱いされてしまうのだった。
地道に信徒を獲得しようと下界で一人奮闘する謝憐(シエ・リェン)は、
ある日、三郎(サンラン)と名乗る美しい少年に出会う。
行くあてがないと言われともに過ごすようになり、
慕ってくれる彼と仲を深める謝憐(シエ・リェン)。
だが、なぜか天界や鬼界に詳しい三郎(サンラン)には秘密があるようで――?

感想・レビュー・書評

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  • うわっ、驚いた。ちょっと待って、1回深呼吸させて。この小説、すっごく面白いっ。2日続けて夢に見たくらいだよ。これはハマったハマった、沼落ちだよ。はやく2巻が発売されんかなぁ、待ち遠しいーー

    ブク友さんの本棚で見つけたとき表紙のイラストの美しさに一目惚れ。ブク友さんからもオススメしていただき、本屋さんで手に取る。
    「……美しい絵」
    あ、まるで『メタモルフォーゼの縁側』の雪さんとおんなじだ。

    ジャンルは中華BLファンタジー。
    中国発のミステリーやSFを初めて読んだとき、その圧倒的な面白さやスケールの大きさに感嘆したのだけど、まさかBLにまでこんなに夢中になってしまうとは。よもやよもや…です。
    私が知らなかっただけで、中華BLブームは来てたんですね、うーん熱い!

    〈あらすじ〉
    仙楽国の太子・謝憐(シエリェン)は、17歳の若さで飛昇し天界の武神となったものの、自らの行動が原因で2度も天界を追放されてしまう。
    それから800年後、謝憐は3度目の飛昇を果たし天界に復帰したものの、今や謝憐の信徒は残っておらず、他の神官たちからもはみ出しもの扱い。
    地道に信徒を獲得しようと下界で1人奮闘する謝憐は、ある日、神や鬼(き)、天界や鬼界に詳しい三郎(サンラン)と名乗る美しく博識な少年と出会い、共に過ごすようになるのだが、彼には秘密があって──

    『天官賜福』はアニメ化もされていて1巻の大半はそのストーリー。先にアニメを観てその世界観が分かっていたおかげで、小説はスムーズに読むことができた。それでもアニメを1度観ただけでは、神官の関係性や、ややこしい神の名前などの分からない部分や見逃していた伏線がたくさんあったから、それらについても小説は丁寧に描かれていたのでとても楽しめた。で、ここからまたアニメへ…と、もう無限ループは避けられない。

    私は断然、三郎推し。彼に一目惚れ。もうね私の好きなものを全て持ってるキャラだよ。謝憐だけ(!)をあくまでさりげなく守る三郎は強くて優しくて誠実、そして秘密あり……、なんて尊いの。アニメでは福山潤さんが吹替え(中国アニメだから吹替えになるのね)してるんだけど、小説を読みながら「兄さん、兄さん」と謝憐(は神谷浩史さん)を慕う福山さんのお声がリフレインだよ。
    あと、私はBL小説とわかって読んだので、BL小説と知らなければ見逃してしまうほどの三郎の謝憐に対するふとした仕草や呟きが見逃せませんでした…。ああ、キュンが止まらない。とくに、アニメとなったストーリーのその後の新しい展開ね、鬼のテリトリーでの謝憐に対する三郎にね、もうキュンです。なんか泣きそうなくらいのキュンです。じりじりしたキュンです。どこまでも誠実な三郎にキュンです。
    1巻はほとんどというか、全くBL要素はないので、BLは苦手だけど中華ファンタジーは好きという方にもこの巻は楽しんでいただけると思います。そうだなぁ『メタモルフォーゼの縁側』でうららの描いた漫画「遠くから来た人」くらいかな(←分かりにく)。

    今までにも国内のBL作品は何冊か読んだことはあるのだけど、ファンタジーは初めてで読後感が全然違った。『天官賜福』は仙侠小説となるのかな、壮大で美しく、その一方で醜くくもある世界観。それは中国ならではのデカイ世界観。個性的なキャラ、一筋縄ではいかない神と鬼(き)が持つ一面。様々な困難に打ち勝っていくなかで、人として何が大切なのか、何を守るべきなのか、そういうものが描かれる。そしてこれからもっともっと深く描かれていくんだと思う。

    こんなに先が気になって仕方がなくて、三郎がすっごく好きなタイプで(←ヤバい、今トップに躍り出た)、久しぶりにときめき度マックスの作品に出会えて、ずっとどきどきしてる。
    雄志さん、ありがとうございます。

    • 雄志さん
      こちらこそありがとうございます!!自分が言いたかったこと半分以上言ってくださって、すごい嬉しいです。
      こちらこそありがとうございます!!自分が言いたかったこと半分以上言ってくださって、すごい嬉しいです。
      2023/01/16
    • 地球っこさん
      雄志さん こんばんは☆

      いえいえ、こちらこそ本当にありがとうございますです!

      いやあ、ほんと楽しかったです。そして人としていろんなことを...
      雄志さん こんばんは☆

      いえいえ、こちらこそ本当にありがとうございますです!

      いやあ、ほんと楽しかったです。そして人としていろんなことを考えちゃいますね。
      2巻楽しみですよね!
      アニメも面白かったので感想に残しとこっかなと思ってまーす。
      2023/01/16
  • アニメシーズン1の内容が載ってるですが、意味深なシーンの意味がわかったりしてともて良い!!
    またアニメ見なおしました!w
    意味の解説も載ってるので、わかりやすくて翻訳者さんありがとう!!
    そして続きの鬼市のシーンが入っていてとても気になる!!
    とてもきになる!!早く2巻出て欲しい!!

  • いつか魔道祖師がみたいな…と思っていたのに突然思い立って休日にこちらのアニメを一気見しあれ、続きがない!と思ったらリアタイまで追いついていた…ということで原作を読み自分を落ち着かせる。原作を先に読むと原理主義になってしまいがちなので、ひとまず止めていたアニメの続きを見よう。見ようね。なんで突然見始めたのかは自分でもよくわからないけどそういう時あるよね。多分ね、(阿良々木君とブッ殺殺ぽんマン…あと十二国記みをどこかに感じたのか…?)。アニメ見てても登場人物の名前が全然覚えられなくて、(三郎と太子殿下しか)自分が視覚から…というか文字?記号?から入る人なのがよくわかる。読んだらすぐ覚えられました。
    2段組の小説をものすごく久しぶりに読んだ気がして、単行本もあまり買わないのでお得感を感じてしまって…いいのか…?この値段でこのクォリティを…?ありがとうございます…
    思ったより殿下が三郎推してて凄く良かった。すごい、相思相愛。続きも楽しみです。

  • アニメをみて原作がずっと気になっていました。
    アニメ本編の細かい心情や行動理由などが文章で読むと明確になって良かったです!
    アニメの少し先も読めるのでそれも良かったです。まだまだ導入という感じで、これからどんどん話が動いていくんだろうなと期待しかないです!

  • 仙楽国の太子・謝憐(シエ・リェン)は、十七歳の若さで飛昇し天界の武神となった。しかし、自らの行動が原因で二度も天界を追放されてしまう。
    それから八百年後、三度目の飛昇を果たし天界に復帰したものの、今や謝憐の信徒は残っておらず、他の神官たちからもはみ出し者扱いされてしまうのだった。
    地道に信徒を獲得しようと下界で一人奮闘する謝憐は、
    ある日、三郎(サンラン)と名乗る美しい少年に出会う。ともに過ごすようになり、慕ってくれる彼と仲を深める謝憐だったが、なぜか天界や鬼界に詳しい三郎には秘密があるようで――?

    噂の中国BLファンタジー読んでみました。
    今のところ全然BLっぽく(?)なく、普通に面白い中国ファンタジーとして読めてます。
    最初は2段組みだし、前置き長いし、翻訳だからちょっと文章も読みにくいんだよな~と思いつつ流し読みしてたら、最初の事件解決に動き始めたあたりから、「あれっ? これすごくおもしろくない?」と気づいたらぐいぐい読んでました。2番目の事件が特に怖くて面白かった!

    とにかく伏線が爆発します。流し読みした部分もちゃんと読めば良かった!と後悔して振り返って読むくらい、いろんなところに伏線が散りばめられていて、それが一気に回収されていくのが面白い。
    起こる事件の伏線はその中でちゃんと回収されるけど、主人公とか三郎の伏線はまだまだたくさん隠されていて気が抜けない感じです。特に主人公、あなたの人生は伏線が多過ぎる(そして自分で語らない)。
    三郎との関係も気になりますが、起こった事件がどういう結末を迎えるのかを読むのが楽しいです。

  • はぁー
    めっちゃよかった。
    アニメの1話を見た時に魅了されて原作読み始めたけど予想よりめっちゃよかった。
    てか三郎(サンラン)かわいいかよ!
    なのにここぞってとこはかっこいいかよ!
    やばいなこれ!
    南風(ナンフォン)と扶揺(フーヤオ)が三郎に絡むときの謝憐(シエリェン)の母親感ぱないわ
    てか南陽(ナンヤン)将軍、風信(フォンシン)と玄真(シュエンジェン)将軍、慕情(ムーチン)絶対太子殿下の元に戻ってくるよね、これ!
    てかやっぱり花城(ホワチョン)かっこよすぎて尊い!
    「血雨探花」「太子殿下」
    っていきなりいちゃつくな〜
    しかも
    「やっぱり三郎って呼んで欲しいな」って
    尊い!!!!!!!

  • アニメにどハマりしてからずっと続きが気になっていたので嬉しい!
    分厚いな!?と思ったけど読み始めたらあっという間でした。

  • アニメを先に見ていて大まかなストーリーは理科していたため、小説も情景描写が容易くでき、読みやすかったです!
    アニメでは端折られていたり、含みのある形で終わっていたりしたところも、小説だと補完してあり、さらに解像度が高まりました。
    1巻の最後の方では、まだアニメ化されていない鬼市での話も出てきて、続きが気になる終わり方でした。
    話や設定は道教の世界観のもと古代中国の話なので馴染みのない人には難しいかもしれませんが、モーシャントンシウ作品が好きな方には是非読んでみてほしいです!

  •  この半年間ずっと待ってました!!!!ちょうど1年前くらいに、アニメで見てから沼ってしまい、小説版が出るし読んだ方が絶対良いと言われ発売日に買ってしまうくらいに楽しみにしていました!!!
     と言っても1巻の1/3以上はアニメで知っている通りなので、「あーそう言うことかあー」「この時の三郎はねー!!」とか一人でコメンタリー状態になりながらニコニコ読んで、残りは完全初見なので、どきどきわくわくしながら読んでました。
     設定とか伏線が無双状態だし、謝憐がサラっとツラいであろう話をするので、初めての方はアニメを見てからの方が分かり良いと思います。日本語版の声は神谷浩史さんですから!(三郎は福山潤さん)

     と感想じゃない話が長くなっていますが、人間の後ろ暗いところとか多く描かれつつも、優しさもあることを気付かされるような作品でした。BL括りになってますが、全然BLって感じではないし三郎は謝憐が大好きってこと以外ないので。
     2巻が気になるところですが、その前にアニメ2期が来るのかなー。。。

    追記:さらに感想をフリーダムに書きました。
    https://ameblo.jp/haton/entry-12755070596.html

    • 地球っこさん
      雄志さん こんにちは~

      アニメ観ましたよ!
      私の入っている動画配信サービスでやってました。
      もう面白くて12話まで一気に観てしまいました。...
      雄志さん こんにちは~

      アニメ観ましたよ!
      私の入っている動画配信サービスでやってました。
      もう面白くて12話まで一気に観てしまいました。
      小説も手元にあります。
      でもアニメをとりあえず最後まで観てから読もうと思って我慢してました 笑
      アニメから入ったので、言葉の意味がわかりづらかったので、小説で漢字も分かるともっと面白く感じられるだろうなとワクワクしてます。
      そしてまたアニメへと…、無限ループですな 笑

      神谷さんもいい!
      でも今回は三郎の福山さんにメロメロです( *´艸`)

      雄志さんの本棚から面白い小説を見つけられて嬉しいです。ありがとうございます。
      2023/01/12
    • 雄志さん
      わー!!早速ありがとうございます!!そうなんです無限ループなんです!!
      しんどくなったら神谷さんの声を聞きに行ってしまうんですよね〜(殿下好...
      わー!!早速ありがとうございます!!そうなんです無限ループなんです!!
      しんどくなったら神谷さんの声を聞きに行ってしまうんですよね〜(殿下好きなので)。何度でもループしちゃってください(
      2023/01/12
  • 大まかなところアニメ全話と加えて少し先まで書かれてました。文字で読むと更にまた面白い。周りとの関係性も見えてきてどうなるか楽しみです。

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