オーセンティック・コーチング

著者 :
  • サイゾー
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本棚登録 : 142
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784866251523

作品紹介・あらすじ

◎プロのコーチはもちろん、現状の自分に満足できない方も!

コーチングの奥義がついに公開されました。
本書は、これまで苫米地英人博士のアドバンスクラスででしかお伝えできなかった「コーチングのコア」の部分を初めて書籍化したものになります。
プロのコーチはもちろん、コーチングに興味のある方、そして、「現状の自分に満足できない」「自分を変えたい」と思っている方にとっては必読、必携の一冊になります。

◎コーチングのコアとは?

コーチングのコアとは、「現状の外にゴールを設定する」ということです。
コーチングのすべての技術は、この一点のために集約されています。
本書では、このコアを懇切丁寧に解説した初めての書になります。

◎コーチングとカウセリングの違いとは?

コーチングをカウセリングと勘違いしている人がいまとても増えています。しかし、両者はまったくの別物で、カウセリングは現状を良くしていくためのものであり、コーチングは現状を打ち破るためのものです。カウセリングはあくまで現状の内側の話であり、コーチングは自分の殻を破っていくメソッドだということです。そこを理解することでクライアントは正しいアドバイスを得ることができるようになります。

感想・レビュー・書評

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  • 著者はコーチングは「その人の人生を丸ごと変えてしまうくらい大きな影響力を持っている」と説明している。 この書籍にはヒントが明記されている。コーチング費用をかける前に、まずは内なる声にじっくり耳を傾けたい方にはお勧めです。

    コーチングと言うと有名スポーツ選手や経営者のものと思いがちだが、誰もが自分を信じて利用するべきものだと分かった。 コーチが本気で寄り添い傾聴することで、本人が気付きを得て心から望むゴールを設定することができ、それを伴走サポートすることをコーチングと言うようだ。

    ~気になったポイント~
    ・ ゴールは 現状の外側に設定する
    ・ コーチングの 8つのカテゴリー :職業、健康、家族、 趣味、ファイナンス、 地域社会への貢献、 世界への貢献、 生涯教育
    ・ 職業のゴールがわからなければ 趣味のゴールから探していく
    ・ 職業 カテゴリー:
    「人から止められてもやりたいもの」
    「社会に機能を提供するもの」
    「 ある程度の期間、継続することが大前提」
    ・ 趣味 カテゴリー:
    「人から止められてもやりたいもの」
    「社会に機能を提供する必要はない」
    「好きな時にやめられる」
    ・ 趣味を探す時と職業を選択する時のマインドの使い方は同じ
    ・自分がやりたいものに対して正直になる
    ・ コーチングの世界観:
    ① コンフォートゾーンを出た世界でのゴール設定
    ②利他的なゴール設定

    日本に導入された20数年前、ボスから強く勧められた経緯(英語資料)があった。当時は転職直後で満足していたので完全にスルーした(汗)。実際、日本社会では協調性を求めるので馴染みにくかったようだ。個人を大切にする欧米に習って、具体的に内なる声に耳を傾け続けるべきだなぁ。

  • オーセンティック、ホンモノのコーチとはどういう存在か。本書はそのことを説明している。
    ひとことで言ってしまえば、クライアントに不安を作ること。筆者はこれを「現状の外のゴールを設定すること」としている。
    適切なゴールを設定してしまえば、ホメオスタシスにより自動的にゴールは達成される。筆者のメソッドであるTPIE, PX2はまさにそれを体現する人を為すものである。
    問題はゴール。私達の多くは拝金主義が当たり前だと思っており、正しいゴールが設定が難しい。これが本書で語られることのもうひとつの柱である。
    例として試合ではなく死合とも言われる武道ではない武術。アマチュアリズムから商業主義に転じたオリンピック。カジノ誘致。一部のジャーナリズム。それらの問題点も明らかにしている。
    また面白いのはコーチングの手法。結局のところそのやり方自体は書いていない。筆者の有料ブログラムを受けてくれ。そういう内容になっている。
    とはいえ本書から得られる知見や気付きの有用性は計り知れない。コーチングの基本は非言語コミュニケーション。それはコーチされる側の意識に登らせずに当人の内省言語を引き起こすため。
    複数人が参加するファシリテーションでも行動変容が大事だと言われている。大抵の一方それを引き起こす為に問いを使う。または可視化して当人に語ってもらう。これらの手法は確かに非言語、もしくはそのものズバリを明示しない。なるほどと思った。
    ますます筆者のプログラムに参加したくなった。コレクティブ・エフィカシー。集団で高める事で世界はより良く変わる。集合知とも言われるがその根本原理は筆者によるプログラムであるのだろう。

  • コーチング初心者には不向き。私のコンフォートゾーンはここにはない

  • 人生まるごと変えるのがコーチング。
    コーチングの本流のエッセンスの再解釈。
    ゴールは外側にある。自分では気付けない盲点。だからコーチングがある。

    そのゴールはコンフォートゾーンを広げてないか?
    前提を見直すいいきっかけになる。
    これぞコーチング。

  • 読むこと全てが新しい発見で、とても数行で感想を書ききれない内容。読んだ後、現状の外をめちゃくちゃ考えました。

  • 帯裏
    コーチングは、これまでの現状から抜け出して、まったく新しい世界、未知の世界に向かって踏み出していくためのものです。
    その際、重要なのは現状から抜け出すことです。
    一方、カウンセリングは目の前の問題を解決するものです。
    仕事の悩み、人間関係の悩みといったものにアドバイスを与えることで日々の改善をしていきます。
    その際、重要なのは現状に居続けることです。
    つまり、カウンセリングやメンタルトレーニングなどはいかに自分を現状に合わせていくかを目標にするものであり、逆にコーチングはいまいる現状から出て新しい居場所を作ることが目標になります。
    つまり、まったく違うものなのです。
    (「おわりに」より抜粋)

  • なぜAmazonの評価が高いかさっぱりわからない。作者の信者らが書いているんだろう。自分のようにコーチングに興味がある普通のビジネスパーソンが読んでもなんの役にも立たないどころか、コーチングに関係ない。アンチ資本主義(?)アンチ五輪、さらには反ワク?プラス自慢、俺の本を読め、自分は高学歴で英語喋れる。胡散臭い自己啓発本。

  • コーチングの本質、いや人生の本質を解いた本と言っても過言ではないかも。雲の中に隠れていたものがパッと姿を現したように視界がひらけてきます。
    「職業とはお金儲けをする手段ではありません」という話も目からウロコだった。
    おすすめの一冊です。

  • 当初イメージしていたのとは違う内容だったが、自分が抱えている悩みにヒントを与えてくれた。
    ゴールを外側に設定する、コンフォートゾーンを広げようとしてはいけない、といったキーワードが印象に残った。

  • まだ途中だが、ちょっと凄かったので、
    コーチングの極意は、言葉で誘導するのではなく、相手が気付かないようなコミュニケーション術を会得しなければならない事。これは凄い。コーチングとはエフカシーを高める事。最も重要なのは、現状の外側のゴールを数多く設定する事。でないと、見えてこない。ゴールとは本当にやりたい事、なりたい事。

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著者プロフィール

認知科学者(計算言語学・認知心理学・機能脳科学・離散数理科学・分析哲学)。
カーネギーメロン大学博士( Ph.D)、同 CyLab フェロー、ジョージメイソン大学C4I&サイバー研究所研究教授、公益社団法人日本ジャーナリスト協会代表理事、日本外交政策学会会長、コグニティブリサーチラボ株式会社CEO 兼基礎研究所長。マサチューセッツ大学を経て上智大学外国語学部英語学科卒業後、三菱地所へ入社、財務担当者としてロックフェラーセンター買収等を経験、三菱地所在籍のままフルブライト全額給付特待生としてイェール大学大学院計算機科学博士課程に留学、人工知能の父と呼ばれるロジャー・シャンクに学ぶ。同認知科学研究所、同人工知能研究所を経て、コンピュータ科学と人工知能の世界最高峰カーネギーメロン大学大学院博士課程に転入。計算機科学部機械翻訳研究所(現 Language Technologies Institute)等に在籍し、人工知能、自然言語処理、ニューラルネットワーク等を研究、全米で4人目、日本人として初の計算言語学の博士号を取得。帰国後、徳島大学助教授、ジャストシステム基礎研究所所長、同ピッツバーグ研究所取締役、通商産業省情報処理振興審議会専門委員、早稲田大学研究院客員教授などを歴任。また、晩年のルー・タイスの右腕として活動、ルー・タイスの指示により米国認知科学の研究成果を盛り込んだ最新の能力開発プログラム「 TPIE」、「 PX2」、「 TICE」コーチングなどの開発を担当。その後、全世界での普及にルー・タイスと共に活動。現在もルー・タイスの遺言によりコーチング普及及び後継者として全世界で活動中。一般財団法人サヴォイア王家諸騎士団日本代表、聖マウリツィオ・ラザロ騎士団大十字騎士。近年では、サヴォイア王家によるジュニアナイト養成コーチングプログラムも開発。日本でも完全無償のボランティアプログラムとして「PX2」と並行して普及活動中。

「2023年 『新・夢が勝手にかなう手帳 2023年度版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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