- Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
- / ISBN・EAN: 9784866220383
感想・レビュー・書評
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ルーズベルト史観。
今までぼんやりとしかわからなかったこの歴史感が、この本によってクリアになった。それは日本人が受けてきた戦後教育のように、連合国、特にアメリカで一般的な第二次世界大戦への歴史認識なのだろう。枢軸国の侵略に対する正義という旗印。しかし、そこに連合国の思惑が隠されているとしたら?
戦勝国が歴史を塗り替えるのは世界の標準なのだろうが、流布している歴史観と事実は違うのではないだろうか?という多面的な視点を持たなくてはいけない。
共にアメリカ大統領として国を率いたフーバーとルーズベルト。民主党と共和党の対立だけでは表しきれない、闇があるようだ。
引き続き、歴史から学ばなければならない。 -
確かにアメリカ側が日本を追い込んで
始まった戦争でも、「日本は悪くない」って言い切れないと思う
共産主義の中国を潰すためにアジア諸国を侵略したって理由でも、侵略のために残忍な殺害行為が
あったのは事実だから。
アメリカは日本だけじゃなくてイラン戦争(核兵器保の
濡れ衣)で無理矢理こじつけて開戦したり、今の北朝鮮、中国への経済制裁も、相手をとことん追いつめて開戦させるスタイル。じゃないと大衆が納得しない。特に軍のママ達。
でもアメリカは戦争がないと、武器は余るし経済がまわらない戦争国家。
真珠湾攻撃も、アメリカ側は知ってたのに米軍兵を見殺しにして反日感情を高揚させた説もあるみたいだし。
初めて知ったのは、ブッシュJrがヤルタ協定を批判した事、中国と宣教師の関係、日本とアメリカは仲良しだったけどいずれ覇権争いでぶつかる運命にいた事。
原爆は世界への権力誇示だった説も。核兵器はどんな理由があっても人がいる所に使ってはいけないと思った。 -
太平洋戦争に反対する米国内の世論に対し、日本が仕掛けた戦争という大義名分で戦争を始めたかったルーズベルト大統領。日本への厳しい経済制裁は日本を戦争へ駆り立てるための策略だった…。
そうやってみると、日本の立場は全く違ったものとなる。
どうしてこの戦争が起きてしまったのか、一読する価値はあると思う。
歴史をやり直せるなら、戦争をしなくて済んだ歴史に塗り替えたいものだ。 -
歴史を少しでも学ぶために読みました。
おそらく、太平洋戦争を始めたのは、日本側が
始めたと思う人が多いのではないのかと思います。
しかし、始めたのはアメリカのルーズベルト大統領が
仕掛けたと書いてあります。
このことは、マッカーサも認めていると書いています。
また、なぜ、日本に原爆が落とされたのかについても書かれていて、これは、アメリカ軍が決めたのではなく、ルーズベルト大統領が決めたことが書かれています。
ほか、中国との関係も書かれていますが、
史実を知ることは、現在の嘘を流す、プロパガンダから
身を守るためにも必要なため、少しでも多くの人に読んでほしいと感じました。 -
日本国の将来の為に正しい歴史認識が、もっと広がるべきだと思う。藤井先生のような保守派の方々を応援したい。
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長年発売されなかったフーバー大統領の回顧録が最近手に入るようになったおかげで、書かれた本です。ルーズベルトと対局にあった考え方を知ることができました。そして、ブッシュジュニアに持っていたイメージはメディアに印象操作されたもので大事な事実を知らなかったのだと、以前の自分のアンテナの低さを悔やみました。この本は日本人で共産主義者じゃないなら知っておいた方がいいです。
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フーヴァー元大統領の『フリーダム・ビトレイド』をもとにして、第二次大戦のアメリカの戦略を分析していきます。
ハル・ノート、ルーズベルト大統領の欺瞞、策略を暴いていきます。
同意するところがたくさんあります。
なお、私は第二次大戦の本質は、帝国主義とデモクラシーの戦いなどではなく、先進資本主義国家と後進資本主義国家の対立であった、と考えています。第二次大戦は、日独伊の後進資本主義国が、英米の先進資本主義国の覇権に挑んだ戦いでした。それに加えて、共産主義革命を推進したいソ連が、英米の側で参戦したのです。もちろんそれ以外にも、日本から見れば、日本のアジア解放の戦いであったという意義もあります。 ー 20ページ -
ハーバート・フーヴァー元大統領の著書Freedom Betrayed を解説している本はこれまで読んだことがなく、とても勉強になった。ルーズベルトの政策を批判的に論ずる視点は竹田恒泰の「アメリカの戦争責任」に通じる。やはり東京裁判史観はそろそろ見直されてもいいと思う。少なくとも日本人が自らの頭で考え、冷静な解釈をしていく努力を怠ってはいけないと思う。そういう意味ではフーヴァーの著書はもう少しポピュラーになってもいい。Amazon でチェックしたら上下2冊で各9680円!これでは高いし、普及しないわ。この藤井さんの本はとても読みやすいけど、あまり深くない感じ。フーヴァーの本の他のところがかなり緩い感じで、そこがちょっと残念。