たった40分で誰でも必ず小説が書ける 超ショートショート講座 増補新装版
- WAVE出版 (2020年4月11日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784866212913
感想・レビュー・書評
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はじめに しか読んでませんが、何か書いてみようと、思いました。
ディア
100円玉を、握りしめて、深夜3時前、駅へと、走っていた。電話ボックスを見つけた。胸のドキドキと、汗が止まらない。まだあの魔法は、使えるだろうか。電話をかける。番号は覚えている。
「…トュルルルルル……はい。」
「私。T君 寝てた?」
「夜は普通寝てる。…どうしたんですか?」
「クロが、消えた。」
「…悪い予言ですか?」
「違うよ。T君。あの仔猫だよ。……ありがとう。
おやすみ。」
「…おやすみなさい。Yさん。」
大好きだったあの声を思いながら、夜道をあるいていく、涙こぼるるY。月の光に照らされながら。
終わり
りまの
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ショートショートの奥義書のようなもの。すごいと思う。
①不思議な言葉をつくる
②不思議な言葉から想像を広げていく
③想像したことを短い物語にまとめる
が、骨子である。
この本は具体的でとてもいい。
1.まず、名詞を10個書く。(太陽、傘……)
2.その名詞の一つを選び、思いつくことを5つ書く。(あたたかい、核融合、命をもたらす……)
3.名詞の一つから思い付いたその5つを、10個の名詞のなかの別のいくつかと組み合わせる。(3つくらい出す。命をもたらす傘……)
4.組み合わせた言葉の中から一つを選ぶ。
5.それはどんなモノか?説明する。
6.それは、どこで、どんなときに、どんな良いことがあるか?書く。
7.それは、どこで、どんなときに、どんな悪いこと、またはさっき書いたこと以外のどんなことがあるか?書く。
8.上に書いたことをまとめる。(出たものは全部使わなくてOK)
9.主人公は?
10.ほかの登場人物は?
11.どこで起こったの?
12.いつ起こったの?
13.5つの段で「それから?」の疑問を入れて場面をつくる。(雨を生き物にする傘が手に入った → それから? → 雨と友達になった → それから? → 夏の日は、友だちの中に入って涼んだ。 → それから? → 冬の日に友達が凍った → それから? → 悪ガキのいたずらで友達が粉々に割れてしまった → それから? → 雨を生き物にする傘で友達を探し続けている。街は雨人間だらけでパニックになったけれども。
14.ショートショートの出来上がりとなる。
雨の話はいま即興で作ったもの。本当に見事な指南書だと思う。-
2021/02/12
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こんばんは(^^♪
私もりまのさんに同感です!!
ハタハタさんはきりっと引き締まった素敵な文章を書かれますが、どちらかで学ばれたのですか...こんばんは(^^♪
私もりまのさんに同感です!!
ハタハタさんはきりっと引き締まった素敵な文章を書かれますが、どちらかで学ばれたのですか?
私もこんな風に書きたいです。。2021/02/12 -
nejidonさん
ありがとうございます。……ほんとメモのように、未来の自分に向かって書いているので……本当にいつもお読みいただいて、嬉しい...nejidonさん
ありがとうございます。……ほんとメモのように、未来の自分に向かって書いているので……本当にいつもお読みいただいて、嬉しいです。2021/02/13
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すごく勉強になる!
とはいえ難しい事は何もなくてただショートショートが確実に書けるようになるノウハウがちゃんとあって小説ってこんな簡単に描けるのかと感動します。 -
ジュンク堂でたまたまた見かけて購入。サラッと読めた。
さあ大事なのはここから。
実践あるのみ。ありがとう。 -
上手にまとまっている本です。きっと講座もおもしろいのでしょうね。
書いて見たくなりました。
ただ、連想ゲーム的に単語を頭から取り出す作業がちょっと苦手です。
それを終えると面白いかな。 -
ショートショートの書き方の本ですが、「これから長い小説を書いてみたい!」という、文章を書くことに不慣れな人に是非おすすめしたい本です。
こんな先生が国語の先生だったら、文章を書くことが好きになっただろうなと思わせるような、著者の小説に対する愛が感じられる本でした。 -
例として載せられてたSS設定臭くて面白くなかった。
どんな設定なのか登場人物が会話でそのまま説明してたりする。あと造語を作ってどんなものなのか設定を載せて書かれているが、そこに驚きも納得も湧いてこなくてつまらない
登場人物が何故そういう行動をするのか理由が何も書かれていない。我慢して最後まで読んだ結果オチがなくてがっかりした -
アイディアを出して、気になる言葉や面白そうな言葉をピックアップしてそこから、ショートショートを作っていく。やってみようかと思っていたけど、今書いているものの区切りがつかないので、諦めた。
何も書けない人や書いたことがない人は、このやり方で作れるのだろう。
書ける人、書いたことがない人は、頭の中のものをそのまま吐き出すだけでいいので、目新しいものではないと思う。
書き方のあれこれや、ルールなどは書かれていない。
私のように、段落の最初は一マス空けるルール無視な人間には、『好きに書いていい』というのは楽。そもそも私は、一文一行なので段落と言う概念が未だに分からない。それを説明している文章に出会えたらまた変わるかもしれない。
でも、基本的には詩を書く様に書きたいと思ってる。
読んでいて楽しかったのでマル。