- Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
- / ISBN・EAN: 9784866161402
作品紹介・あらすじ
認知行動療法のなかでもパワフルに使える認知再構成法のことを,スミからスミまで,細かい裏側まで,非常に詳しく解説したのがこの本です。執筆者は,いま一番人気のカウンセリング・ルームの一つ,洗足ストレスコーピング・サポートオフィスの主宰で,認知行動療法のスペシャリスト伊藤絵美先生です。
本書は,1日にわたるワークショップをもとに書籍化したもので,ちゃんと学べる楽しく学べるをモットーに,深い講義をシンプルにまとめてもらいました。臨床家なら必携の一冊です。今日から使えるワークシートつき。
感想・レビュー・書評
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図書館本
認知再構成法について。
歪んだ認知をまっすぐにを目指すのでなく、
自動思考により不便な訳なので、それに対応する代替思考を、一つじゃなく複数作り出し対応。
出ちゃった自動思考はそのままに、いくつもの代替思考を散りばめて、思考を柔軟にしていこうというもの。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ワークショップを文字起こししたもので、読みやすかったですが、説明がくどいなと思いました。
事例を期待したのがほぼ方法論だったので、わたし的にはちょっとざんねん。
あと、これはひとりでやるのには相当自分のことを律していないとできないなと思いました。
わたしは読書療法的なものが合ってるので、やっぱり『いやな気分よ〜』でいいかなと思いました。 -
反芻ライフセーバー代替思考
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仕事に使う使わないかは別にして、CBTは生きる上で得する考えである。
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本内容を忘れないようにするためのかんそうです。
ストレスに対して、ストレス反応(認知、気分・感情、身体反応、行動に分ける)の相互関係がある。その中でパッと頭に浮かぶ自動思考をモニターし、受け止めて、調整できるようにする。
自動思考のモニターはマインドフルネスそのもの。
認知再構成法とは、「非機能的認知に気付き、様々な角度から検討し、より適応的な認知を再構成、組み直すための技法」
①ストレス場面を切り取り具体的に表現する。
②その場面の「気分・感情」「自動思考」を言語化
③②で出た自動思考思考から検討対象を一つ選ぶ
④ブレストで非機能的自動思考の代わりとなる新たな思考を作り出す
⑤④で出たアイデアから、代替思考をつくる
⑥おのずと変化が生じる
⑦検証
自動思考オンリーな状態から代替思考も含めた「ワンオブゼム」状態にし、相対的に小さくするという考え。(自動思考をゼロにする必要はない)
タイミングはぐるぐる思考でひどいことになる前に、それが始まったことに気づき、抜け出し、悪循環から自分を助けるようにする。
身につけるには練習が必要。 -
とても役に立ちました。
どういう意味で「世界一隅々まで」なのかと思いましたが、「一つの事例で気になることをこまごま微に入り細に入り」という意味で、本来の事例紹介なら省かれるようなことがたくさん書いてあって「あ、そういうこと?」となります。 -
非常に勉強になりました。
繰り返し読んで、自分のものにしていきたいです。
著者の他の本も読んでみたいです。 -
「世界一」がなんか認知の歪みはいってないだろうか……カンセラー専門職向けだと思う。
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1 認知再構成法とはどういう技法か
認知行動療法
自動思考
モニター
マインドフルネス
ケースフォーミュレーション
2 認知再構成法の概要
3 認知再構成法で用いるツール(コラム、図的ツール)
4 認知再構成法の導入
5 特定場面の切り取りと検討する自動思考の選択―ツール3
6 「検討する自動思考」の選択の仕方―ツール3
7 自動思考についてのブレインストーミング―ツール4
8 ブレインストーミングを楽しもう―ツール4
9 代替思考の案出と効果の検証―ツール5
10 一通り終えた後は?
11 Q&A