七人の侍 ロケ地の謎を探る

著者 :
  • アルファベータブックス
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865980813

作品紹介・あらすじ

撮影風景写真や航空写真、最新テクノロジーを駆使し、謎のロケ現場を「完全」特定! 『七人の侍』のあの場面は、ここで撮られた!!
二木てるみ・加藤茂雄ら、出演者たちが語る撮影現場の真実!
初めて見る! 東宝秘蔵の「未公開スチール」大量掲載!!

黒澤明による傑作時代劇『七人の侍』(1954年)、そのロケ撮影は、メインとなった百姓の村のオープンセットが作られた世田谷の大蔵のほか、御殿場、伊豆の各地で行われたが、その撮影ポイントについては、いまひとつ明確にされていないロケ地も多い。
前著『成城映画散歩』(白桃書房)で大蔵地区の撮影ポイントを紹介した高田雅彦(東宝映画研究家)が、今度はそれ以外のロケ地の完全特定に挑戦!! 現地調査による関係者の証言、さらにはスチール写真に残る山の稜線や周囲の状況といった手がかりを頼りに、撮影当時の航空写真やカシミール3D等を駆使して、これまで不明だった様々な撮影地点を特定することに成功!!

黒澤明生誕110年、三船敏郎生誕100年記念出版!

感想・レビュー・書評

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  • 七人の侍 ロケ地を探る|飯田橋の小さな出版社の社長です。|note
    https://note.com/iidabashi_shacho/n/nc74bc53a09f4

    『七人の侍』ロケ地の謎を探る - (株)アルファベータブックス
    https://ab-books.hondana.jp/book/b512656.html

  • 『七人の侍』のロケ地はここだ!―今、明らかにされる『七人の侍』の撮影現場。黒澤明生誕百十年、三船敏郎生誕百年記念出版。撮影スナップに写る風景や当時の航空写真、さらには現地調査による関係者の証言等から、謎のロケ地を完全特定。東宝秘蔵の“未公開”スチール大量掲載。二木てるみ・加藤茂雄、安藤精八…出演者とスタッフが語る撮影現場の真実。

    労作。ギリギリのタイミングで書かれたと言ってよい。撮影スナップが興味深い。

  • 「ロケ地はどこか」。この写真から稜線が…とか推理小説みたいだなと地理的センス皆無な自分なので申し訳ない反応しかできないが、出てくる撮影エピソードやちょこちょこ出てくる三船かっこいい話とかには大興奮しました。
    そして「映画見返したい!」になるのもあるあるですね。

  • 日本映画ベストワンと言われる映画「七人の侍」。侍たちの守る村、実は5か所でロケされている。50年以上前の風景を追い求めた労作。

    カシミール3DやGoogleマップを駆使しながら、ロケ地を探究し実際に訪れる。高齢化した関係者からのインタビュー、さらには地元民の証言。日本映画の黄金時代、映画ロケが行われたことはその地域の一大イベント。貴重な証言の多くは地元から得られる。

    複数の土地でのロケを気付かぬよう編集する技術と多くのコマをバラバラに撮影し管理する映画関係者の力は凄い。それを探る筆者も見事。

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著者プロフィール

『七人の侍』と『ゴジラ』公開の翌年、1955 年1月、山形市生まれ。実家が東宝の封切館「山形宝塚劇場」の株主だったことから、幼少時より東宝映画に親しむ。黒澤映画、クレージー映画には特に熱中。以来、成城学園に勤務しながら、東宝映画研究をライフワークとする。現在は、成城近辺の「ロケ地巡りツアー」講師と映画講座、映画文筆を中心に活動。
著書に、『成城映画散歩――あの名画も、この傑作も、みな東宝映画誕生の地・成城で撮られた』、『三船敏郎、この10 本――黒澤映画だけではない、世界のミフネ』(以上、白桃書房)、『七人の侍 ロケ地の謎を探る』(アルファベータブックス)、共著に『山の手「成城」の社会史』(青弓社)がある。

「2022年 『今だから! 植木等』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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