夫婦という同伴者

著者 :
  • 青志社
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本棚登録 : 20
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865900774

感想・レビュー・書評

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  • この本を私が手に取ったのは、まさに今この本に書いてありそうなことを日々考えているからである。
    結婚して40年近くなるが、かなり仲良しの夫婦だったのだが夫が定年退職してからそうとは言えない状況になってしまったからである。
    この本は私の期待を裏切らなかった。
    まず、几帳面タイプとは結婚したくないとあった。このタイプは一時的に付き合うにはこれ以上の人はいないくらい「いい人」なのだそう。
    確かにそう私は数年前までは夫は満点だと思っていたのだ。しかし退職してこのタイプの人がずっと家にいたらかなり大変なのである。
    もう一つ、印象に残ったのは作者が息子さんにどんなお嫁さんがきても「あのオフクロよりはマシだ」と思えるようにしていると言うところだ。
    私は、努力しなくても息子達にはそう思われるのは必須だが、なかなかこれはいいと思う。
    私達の世代の奥様方にはおススメの本です。

  • おそらく私たちは仲のいい夫婦のほうに入れられるんだろうなあ。と思いながら読んだ。どうだろう。言ってることがわかりやすいが、ゲッソリするのもたしか。いい人は旦那にはいかんというのは、確かにそう。

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著者プロフィール

1931年、東京に生まれる。作家。53年、三浦朱門氏と結婚。54年、聖心女子大学英文科卒。同年に「遠来の客たち」で文壇デビュー。主な著作に『誰のために愛するか』『無名碑』『神の汚れた手』『時の止まった赤ん坊』『砂漠、この神の土地』『夜明けの新聞の匂い』『天上の青』『夢に殉ず』『狂王ヘロデ』『哀歌』など多数。79年、ローマ教皇庁よりヴァチカン有功十字勲章を受章。93年、日本芸術院・恩賜賞受賞。95年12月から2005年6月まで日本財団会長。

「2023年 『新装・改訂 一人暮らし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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