浪花節で生きてみる!

著者 :
  • さくら舎
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本棚登録 : 33
感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865812749

作品紹介・あらすじ

人気浪曲師が聞かせる「魂」のうなり!

落語、講談…「語り芸」が注目されている、久しく日の目を見なかった浪曲(浪花節)に注目が!会社員時代に、ひょんなことから三味線教室に通い、思いがけず弟子入りし、浪曲師に(その経緯は第二章で堪能を)。浪曲を盛り上げようと、破格の企画力で古いものに新たな息吹を吹き込んでいる。「人生は、何が起きるかわからない!」を地で行く奈々福!奈々福節にココロが酔いしれる!

感想・レビュー・書評

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  • ◆編集者辞し ささげた浪曲再興
    [評]太田和彦(作家)浪花節(なにわぶし)で生きてみる! 玉川奈々福著:東京新聞 TOKYO Web

    浪花節で生きてみる! » さくら舎|千鳥ヶ淵の新しい出版社
    http://sakurasha.com/2020/12/%e6%b5%aa%e8%8a%b1%e7%af%80%e3%81%a7%e7%94%9f%e3%81%8d%e3%81%a6%e3%81%bf%e3%82%8b%ef%bc%81/

  • 【推薦者】M.M@いいちこ水滸伝教室 師範代

  • 第一章 有名な外題の紹介(連載の書き直し)
    第二章 奈々福の半生記
    第三章 師匠がなくなったとき
    第四章 世話になった先輩師匠方
    第五章 近況

  • 盛りだくさんの内容だった。いくつかの浪曲の演目の概要、奈々福さんご自身のこと、主だった曲師、浪曲師の紹介…どれもとても興味深く読めた。
    ほとんど、というか全く興味のなかった浪曲の世界、奈々福さんのおかげで聞きたい、知りたいと思うようになった。はっきり覚えているのは1席だけなのだが、それも行った寄席でたまたま。節談説教の客席とか、耳なし芳一の語りとか、わりと距離の近いところでお見かけするものだから、勝手に身近に感じてしまっている。
    何かに興味を持つ時、「人」から入ることは多いと思う。私にとっては、奈々福さんがいらしてくれて良かったし、浪曲界にとっても本当に良かったと思う。パッと華やぐ。元気が出る。
    でもその影にはすごい努力、読んでいるだけでもしんどくなるような日々があった。なんてパワフルな人なのだろう。

    "だって人生は、いつだって予測不可能なのだから。運命は想像を超えてくるものだから。" 76ページ

    コロナが収まったら絶対に木馬亭に行く!

  • それまでは落語一辺倒だったわたしを、浪曲ってたのしいよ〜と導いてくださった奈々福さん。福太郎師匠をプロデュースした「徹底!天保水滸伝」、これが極付きだった。この当時、まだ筑摩書房勤務との二足の草鞋だったのですね。すごごごい。この二十年で浪曲界がガラッと変わった。聴く側も入門者も増えた。タイトルが「〜生きていく!」ではなく「〜生きてみる!」により強い意志を感じる。

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著者プロフィール

東京を拠点に活躍する浪曲師。1994年10月、日本浪曲協会主宰三味線教室に参加。
1995年に曲師で玉川福太郎門下に。師の勧めにより2001年から浪曲師修業を始め、
以降、木馬亭での定席、勉強会のほか、多くの独演会やイベントで企画・出演。
精力的に浪曲の魅力を伝える実力派。平成30年度文化庁文化交流使として、イタリア、
スロベニア、オーストリア、ハンガリー、ポーランド、キルギス、ウズベキスタン
の七か国で公演を行った。中国、韓国でも公演を行った。第11回伊丹十三賞受賞。
近刊に『浪花節で生きてみる!』(さくら舎)がある。

「2021年 『語り芸パースペクティブ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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