いのちを刻む 〔鉛筆画の鬼才、木下晋自伝〕

著者 :
制作 : 城島 徹  城島 徹 
  • 藤原書店
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本棚登録 : 41
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865782530

作品紹介・あらすじ

魂を描きこむ国際的な鉛筆画家の、初の自伝!
ハンセン病元患者、瞽女、パーキンソン病を患う我が妻……
極限を超えた存在は、最も美しく、最も魂を打つ。彼らを描くモノクロームの鉛筆画の徹底したリアリズムから溢れ出す、人間という存在への拒絶と根源的な肯定。極貧と放浪の少年時代から現在を語り尽くす

感想・レビュー・書評

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  • 壮絶な人生だと思うし、作者が目を向けた人の人生も同様である。
    作品を直に見てみたい。
    ただ、私のような凡人にはわからないが、世の中の大家と言われる人を大したことないと記載するところが何箇所か見られた。
    作者の目から見た感想であるが、見る人の感性で変わってくると思うので、あまり良い気分にはならなかった。

  • 行動力とバイタリティに敬服する
    展覧会で鉛筆画を見てみたい

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著者プロフィール

木下晋 木下 晋(きのした すすむ)  日本の代表的鉛筆画家。1947年富山市生まれ。中学時代に富山大学の研修会に参加し、彫刻と絵を学ぶ。画家の麻生三郎、美術評論家の瀧口修造らと出会う。美術批評でも知られた現代画廊の洲之内徹に認められ作品を発表。1981年渡米。鉛筆によるモノクロームの表現の可能性を追求。最後の瞽女といわれた小林ハル、谷崎潤一郎『痴人の愛』のモデル和嶋せい、元ハンセン病患者の詩人桜井哲夫などをモデルとして作品を発表。東日本大震災をきっかけに「合掌図」を制作。写実に徹した大作で、老人の長い年月をかけて培ってきた年輪、皺の中に刻まれている人生、人の心の闇の部分、生きざまという見えないものまで表現しようと制作に打ち込んできた。各地の美術館やギャラリーで個展を開き、テレビ、雑誌などのメディアでも数多く取り上げられている。 画文集に『ペンシルワーク 生の深い淵から』(里文出版)、『木下晋画文集 祈りの心』(求龍堂)など、絵本に『ハルばあちゃんの手』(福音館書店)がある。本書は実体験をもとに作られ、10Bから10Hまでの鉛筆で22段階の濃淡をつけて描かれたものである。町田市在住。

「2013年 『はじめての旅』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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