トリノの奇跡

制作 : 脱工業化都市研究会 
  • 藤原書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865781144

作品紹介・あらすじ

「フィアット城下町」からの脱出はなぜ成功したのか?
自動車産業への依存から脱し、スローフードへの注目やスモールビジネスの促進による新たな産業都市への転換を果たした、イタリア第四の都市トリノから何を学ぶか? 人口減少下の都市研究の新しいパラダイムを提起する学際的研究の最新成果。
[執筆者]矢作弘/白石克孝/岡部明子/清水裕之/松永桂子/尾野寛明/和田夏子/大石尚子/マグダ・ボルゾーニ

はじめに  矢作弘

第Ⅰ部 ポスト煤煙型産業都市の空間戦略
 第1章 多層的なプログラムによる都市イノベーション  白石克孝
   ――EUの結束政策のインパクトをふまえて――
 第2章 近代フォーディズム型から脱却した地域の「かたち」  岡部明子
   ――トリノ・シティリージョン――
 第3章 トリノの都市計画と水と緑の再生計画の展開  清水裕之

第Ⅱ部 フィアット時代の「産業資源」を生かす
 第4章 ポスト産業都市にみるスモールビジネス支援とコミュニティ再生  松永桂子
 第5章 トリノ・I3Pの事例に見るインキュベーションの案件発掘力  尾野寛明
 第6章 産業転換による工場転用と地域の活性化  和田夏子
 第7章 「スロー」的思考とソーシャル・イノベーション  大石尚子
   ――メトロポリタン都市化に向けた食文化ネットワークの新たな展開――

第Ⅲ部 都市再生の表裏――変容するコミュニティ
 第8章 ジェントリフィケーションを考える  矢作弘
   ――都市再編過程にあるトリノを事例に――
 第9章 旅行者が無視しているもの  マグダ・ボルゾーニ
   ――地区(サン・サルヴァリオ)の変容に対する愛憎、衝突、そして折り合い――

 トリノ関連略年表(1280~2011年)

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