オペラがわかる101の質問

  • アルテスパブリッシング
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865592252

作品紹介・あらすじ

愛すべき娯楽か、偉大なる芸術か、はたまた壮大な無駄遣いか──
オペラの歴史と最新事情から、政治との関係、劇場経営の裏側まで、
これまで語られなかったすべてがわかる!
オペラはどこで、どうしてできたの?
オペラは社会に役立つの?
なぜ神話を題材にした作品が多いの?
歌劇場でいちばん偉いのはだれ?
拍手は、ブーイングはいつ始まったの?
もっとも上演頻度が高いオペラは?

西洋の芸術の粋──オペラ。
誰もが疑問に思い、でも質問をためらってしまいがちな101のクエスチョンに、
ドイツを代表するオペラ学者夫妻がマジレスします!
初心者だけでなく、オペラ通にもおすすめの「オペラ超入門」!

「オペラへの入門は政治や社会への入門でもある。
 そんなところまで考えさせる入門書は日本のオペラ業界にはない。
 その意味で本書はたんなるオペラ入門書を超えて、
 日本のわれわれに多くを教え、社会へ啓いてくれる恰好の書物だ」
 ──「訳者あとがき」より

感想・レビュー・書評

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  • 詳細は、あとりえ「パ・そ・ぼ」の本棚とノート
     → http://pasobo2010.blog.fc2.com/blog-entry-1513.html

    図書館の新刊棚に並んでいたので、つい借りてきた。

    オペラは、大好き。
    といっても 生を見たのは だいぶ前。
    去年までは、METライブビューイング を楽しんでいましたが、
    今年(2020年)は、新型コロナウィルスの影響で、自粛。
    我が家で、録画やYou Tubeを見ることにします。
     

  • 日本の新書的なオペラ入門(最初に聞くお勧めオペラは…的な)にあらず、ドイツのオペラ研究家によるオペラ批評入門といったところだろうか。「『オペラのメロディは不滅だ』などとなぜいえるのか」「オペラは現実世界を描けるのか」など多彩なテーマが並ぶ。「世界的に有名なオペラ作家はまだいるのか?」については、今日のオペラの世界のスターはフィリップ・グラス一人だけだという。ある程度オペラを聞いている人のほうが「ほほう」と思うだろう。

  •  一問一答式のガイドブックのような書名だが、一般的なオペラ入門書では全くない。オペラの歴史や上演の仕組みのような基本的なテーマはもちろん述べられるが、「なんで歌手の衣装は高級なのか、古着ではだめのか」とか「なんで金食い虫なのか」とか類書ではまずお目にかかれない問題も検討される。いずれも「解説」というより「考察」であり、ドイツのオペラ研究の第一人者である著者らしく学究的で深い知識に裏打ちされている。横書きのせいもあって決して読みやすい本ではないが、オペラと社会の関係をめぐる綺麗事ではない裏面も含めた周辺事情と課題を知る上で有用である。

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