バッハ・古楽・チェロ アンナー・ビルスマは語る【CD付】 (Booksウト)

制作 : 加藤拓未 
  • アルテスパブリッシング
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865591484

作品紹介・あらすじ

古楽運動を牽引したバロック・チェロの巨匠が
初めて語る「音楽」「楽器」「人生」。
A.ビルスマ+渡邊順生による未発表ライヴCD付き!

音楽は「言葉」。
そして、演奏とは「語る」こと。

草創期の古楽運動を牽引したバロック・チェロの巨匠と日本を代表するチェンバロ奏者による対話。
レオンハルト、ブリュッヘンらとの交友、「セルヴェ」ストラディヴァリウスをはじめとする名器・愛器、バッハ《無伴奏チェロ組曲》をめぐる音楽論・演奏論を語り尽くす!

アルテスの古楽本シリーズ「Books〈ウト〉」創刊第2弾!

未発表ライヴCD付き!
A. ビルスマ+渡邊順生「佐々木節夫メモリアルコンサート」
1999年10月15日、日本福音ルーテル東京教会

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著者プロフィール

1934年2月17日、オランダのハーグに生まれる。コンセルトヘボウ管弦楽団のチェロ奏者カレル・ファン・レーウェン゠ボームカンプに師事し、1957年ハーグ王立音楽院を卒業。1959年にはメキシコのパブロ・カザルス国際チェロ・コンクールで第1位に入賞。1962年から68年にかけてアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団で首席奏者を務めるかたわら、バロック音楽にも積極的に取り組み、特にリコーダーのフランス・ブリュッヘン、チェンバロのグスタフ・レオンハルトとのアンサンブルは「黄金のトリオ」の異名を取った。
1970年代に入ると、バロック・チェロによるバッハ《無伴奏チェロ組曲》を世界各地で演奏し、1979年にセオン・レーベルに全曲録音をおこなう。室内楽にも意欲的で、オリジナル楽器によるフレキシブルな編成の弦楽アンサンブル「ラルキブデッリ」を結成して多様な活動を展開するいっぽう、ピアニストで作曲家のラインベルト・デ・レーウらとともに現代音楽のアンサンブルである「ロンドム・クヮルテット」を結成し、メシアンの《世の終わりのための四重奏曲》などで高い評価を得た。バロックから古典・ロマン派を経て、近・現代の音楽にいたるまであらゆる時代のチェロ音楽を手がけたが、そのいずれにおいてもガット弦を張ったチェロを用い、ニュアンス豊かで生き生きとした演奏をおこなった。
1962年に録音活動を開始し、独テレフンケンを皮切りに、ドイツ・ハルモニア・ムンディ、セオン、BASF、フィリップス、EMIなどのレーベルから多数のレコード・CDをリリース。1990年代からはソニー・クラシカルの古楽専門レーベルVIVARTEを中心に数多くの録音を残し、なかでも1992年にストラディヴァリ作の名器「セルヴェ」(モダン仕様)をもちいておこなったバッハの《無伴奏組曲》の再録音は、世界中の弦楽器界に大きな反響を巻き起こした。
著作に『バッハ──フェンシングの達人(Bach — the Fencing Master)』(1998)、『バッハのセンツァ・バッソ(BACH senza BASSO)』(2012)、『バッハと特権的少数派(Bach and the Happy Few)』(2014)、『落としもの──バッハ《無伴奏チェロ組曲》の最初の3曲のための練習帳(Dropping — An Exercise Book for the First Three Cello Suites of Johann Sebastian Bach)』(2015)などがある。
2019年7月25日、アムステルダムで逝去、享年85。

「2020年 『新装版 バッハ・古楽・チェロ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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