なぜ夫は何もしないのか なぜ妻は理由もなく怒るのか

著者 :
  • 左右社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784865281743

作品紹介・あらすじ

なぜ夫婦はこうも相容れないのか!?

「夫婦なのに夫婦じゃないような気がする」
「夫(妻)の気持ちがわからない」
「些細なことでケンカになってしまう」
「もっとお互いを理解し合いたい」

そんな悩みをもつ夫と妻のために、夫婦問題カウンセリング7000件の実績をもつ著者が、これまでの相談内容から導き出した解決方法を紹介! 具体的な事例をあげ、「夫と妻の考え方の違い」「夫と妻の受け取り方の違い」「問題になりやすい事柄」「改善策につながるヒント」「考え方のポイント」を、家事、育児、会話など38のテーマ別にアドバイス。

このままでいいのか悩んだらこの本を開いてください。いま何かを決断をしようとしているなら、その前に読んでみてください。きっとこの本の中にあなたの答えが見つかるはずです。

何らかの問題を抱えている夫婦にも、ひとり頭を抱えて悩んでいる夫・妻にも、「うちは問題ない」と思っている人にも役立つ一冊! 夫婦関係はちょっとしたコツさえつかめばうまくいく。いま以上に生きやすく、潤いのある人生を構築するために、ぜひお読みください。問題を解決する方法は必ずあります。

パートナーや自分自身を見つめ直すチェックシート付き。

感想・レビュー・書評

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  • おそらく何かの本に紹介されていたのをきっかけに図書館で予約をしていたのだが、あまり内容がぴんとこなかった。そもそも自分たちがステレオタイプの夫や妻ではないからだ。後が少し時代に合っていないような気もしてきた。5年前の内容だけれども、自分に合わないんだったら無理して読む必要はないと思った。

  • 『感想』
    〇男と女は同じ人間であっても種別が違う。構造が違う。それを文字にされ説明されると、やっぱりなと思う。でもそれはその事実を確認できるだけであって、理解できるわけではない。

    〇仕事や生活する中で接する人には、こちらの真意が伝わるように話ができるのに、自分に近い関係にあると思う家族に関してはそこを飛ばして言わずとも理解をしてもらいたいと思ってしまう。そして意が伝わらないと喧嘩になったりする。

    〇同性でしかも仲良くなるような人は思考が似通るかそうでなくても理解はできるから気も楽になる。でも異性はそれがないから苦労する。最初は違うことが刺激的でよいのだが、安定した関係になってくるとそんな刺激いらないとなってしまう。

    〇夫婦で喧嘩になってしまうのは、夫はどちらが正しいかを決めているつもりでも、妻は正しいかどうかよりも私を傷つけたことに対してどう思っているのかを聞いているからなのか。そう言われればそうだな。だから女は怒っている理由に過去のことを次から次へと足していって許せないという。男はそれが面倒だから適当な応対しかしなくなる。それが諍いを大きくしている。

    〇離婚をポジティブなものと捉えることはいいことなのだろうか。誰しも結婚するときは別れることなど考えてはいない。ずっと一緒にいようという約束を破ってしまうことは、理由があろうとも正しいことなのだろうか。せめて負い目を感じることは必要ではないだろうか。

    『フレーズ』
    ・「履いていく靴がない」「持っていくバッグがない」。これに関しても、モノがまったく”ない”わけではなくて、「いま履きたい靴がない」「いま持っていきたいバッグがない」という意味なのです。つまり、女の感覚としては、「”いま”着たい洋服がなければ、何もないのと一緒」だということです。(p.51)

    ・「自分で考えて!」のフレーズが妻の口から飛び出したときには、もう何をしても”手遅れ”というのが正直なところです。(p.96)

    ・相手に対して「謝ってほしい」と思うときは、相手が「間違ったことをしたから」というよりも、どちらかというと「あなたの行動によって傷ついたのは事実なのだから謝ってほしい」という気持ちの方が強いのではないでしょうか。しかし、多くの人が「あなたは間違っている」と責めたり、「自分は間違っていない」と言い張ったりしています。そこをジャッジするのではなく、不快にさせてしまったことに対して謝ることが大切なのです。(p.160)

    ・当事者も、まわりの人たちも離婚を悲観的にとらえてしまう人が多いのが現実ですが、そもそも離婚は自分の未来をよくするためにするものです。(p.195)

    ・長持ちする「そこそこいい夫婦」でいるためのポイント(p.251)
     ・男と女では、「感じ方」や「求めていること」が違う。
     ・すべての夫婦問題はコミュニケーション不足から始まる。
     ・相手を「受け止める」「受け入れる」ことが夫婦円満の基本。
     ・ぶつかり合うのは性格が合わないのではなく「解釈のしかたが違う」から。
     ・相手に伝わる「伝え方」「話し方」をする。
     ・言葉に出して伝える。
     ・「どうとらえるか」で人生が変わってくる。
     ・いきなり否定しない。
     ・勝ち負けを決めない。
     ・共感する。
     ・労う。感謝する。

  • 夫と妻の考えの違いをテーマごとにまとめてあり、読みやすい。妻は夫の存在を子どもが一人増えたと思うようにする、夫は自分のことは自分でできるようにする…。結局夫は頑張る妻の陰で、荒波を立てないようご機嫌取りができたら100点満点、という構図。そりゃ離婚したくもなるわ。夫は自分なりの存在意義を示してほしいものです。

  • 何かたまたま見つけて読んでみた本。
    男女の違いって今までも散々語られて来たことだけど、
    本書は細かなテーマに
    沿って夫と妻の考え方の違いや、
    だから夫(妻)にはこうしてあげてね、
    ということがとても具体的に描かれていて、
    とても良かった。

    その「違い」を端的に表すサブタイトルが本質を突いていて秀逸。
    多分サブタイトル読んだだけで、
    「あるある!」と共感しちゃうはず。

    「妻にはこうしてあげてね」の内容も本当に的を得ていて、
    「そうか、私はこう言って貰いたかったんだ…」と
    自分でもちゃんと認識出来ていなかった心の声を
    見事に言語化してくれていた。
    だからきっと、「夫にはこうしてあげてね」の内容も
    すごく効果があるのだと思った。

    本書を通して言われていることは、
    お互いの違いを知ること、
    相手に伝わる言葉で話すこと、
    日々のコミュニケーションを大切にすること。
    とても基本的で普遍的な内容だけど、
    その実践方法が具体的に書かれていたのが良かった。

    男女どちらが読んでもきっと得るものがあるはず。

  • おっしゃる通りなんですが、こちらからの歩み寄りはなんかもういいやという感じになってくるんですよ。

  • 夫からのプレゼントは、高価なものであってもその辺で買ってもらった小物であっても妻にとっての嬉しさポイントは1ポイント。というところに大いに共感

  • 図書館本。たくさんの事例が載っていて、とても具体的で分かりやすかったです。これからも旦那との関係で困ったときは頼りにしています。

  • たいていの夫婦に起こっていると思われる問題とその対処法が書かれています。
    男性の場合、女性の場合の対処方法が書かれているので、男女問わず参考になると思います。
    私の場合は「あるある!」と思うことが多かったです。
    夫婦仲うまくいっていないなと思ったら、読む価値ありと思います。

  • 岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
    http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00644760

    なぜ夫婦はこうも相容れないのか!? 「夫婦なのに夫婦じゃないような気がする」 「夫(妻)の気持ちがわからない」 「些細なことでケンカになってしまう」 「もっとお互いを理解し合いたい」 そんな悩みをもつ夫と妻のために、夫婦問題カウンセリング7000件の実績をもつ著者が、これまでの相談内容から導き出した解決方法を紹介! 具体的な事例をあげ、「夫と妻の考え方の違い」「夫と妻の受け取り方の違い」「問題になりやすい事柄」「改善策につながるヒント」「考え方のポイント」を、家事、育児、会話など38のテーマ別にアドバイス。 このままでいいのか悩んだらこの本を開いてください。(出版社HPより)

  •  問題解決の方法が双方向的なところが好感が持てます。
    従来は女性が夫を立てて、ほめたら全部解決みたいなものが多かったと感じます。
     まあそれも相手の男性が精神的に健康であれば、ある程度通用すると思いますけど。

     こう離婚率や共働き率も増えてくると、夫婦問題で悩む男性も多いわけで(昔もみなさん心は痛めていたのでしょうけど、仕事や飲み会なんかで逃げ場がたくさんあったのでしょう)、男性がこういった本を読んで、問題解決に主体的にむかっていけるのはいいことなんじゃないかと思います。

     一つ気になったのは「受動攻撃」の問題。よく女性(たまには男性も)が、要求を直接言わずに、まわりくどいほのめかしで、人を操作しようとする。それが通じないと「あの人は気が利かない」などといって攻撃してきます。
     こういうのは「受動攻撃」であるから、受容したり汲み取ったりしなくてもいいです。
    要求があれば、はっきり言うように、そうしなければわからないよ、と伝えたほうがよろしいと私は思います。
     それで態度が改まらなければ、そうとうその人に憎まれているということかも。

     しかし、もともとそういう嫌味な人もいますね。私が昔在職していた会社の社長がそんな感じでした。ああいう人はちょっと治らないかもしれないです。
    思い出話失礼しました。

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著者プロフィール

「HaRuカウンセリングオフィス」代表、夫婦問題カウンセラー。美容師、育毛カウンセラーを経て、その後結婚し、専業主婦となる。しかし、夫の束縛や価値観の押しつけに違和感を覚え、「結婚生活とは何か」ということを深く考えはじめたときに「離婚カウンセラー」という職業があることを知る。自分たち夫婦のため、夫婦関係で悩んでいる人たちのために必ず役に立つはずだと思い、2009年に「NPO法人日本家族問題相談連盟」の認定資格を取得し、夫婦問題カウンセラーとなる。「直そうとしないで、わかろうとする」カウンセリングをモットーに現在までに約8,000人のカウンセリングを行い、日々活動中。NHK総合「ニュース シブ5時」「あさイチ」、フジテレビ「ホンマでっか!?TV」「バイキング」TBS「ビビット」テレビ朝日「羽鳥慎一 モーニングショー」日本テレビ「スッキリ!!」ほかメディア出演多数。著書に『なぜ夫は何もしないのか なぜ妻は理由もなく怒るのか』(左右社)がある。

「2019年 『心が折れそうな夫のためのモラハラ妻解決BOOK4タイプでわかる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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