- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864910347
作品紹介・あらすじ
記録的な熱波に襲われたニューヨークで、高級アパートメントの六階からひとりの男が墜落死する。男の名はマシュー・スター。総額数千万ドルの絵画コレクションを所有する不動産業界の大物だ。検死の結果、遺体から特徴的な六角形の指輪の殴打痕が発見され、殺人の疑いが強まる。NY市警殺人課の女性刑事ニッキー・ヒートは同行取材中の記者ルークとともに捜査を開始。やがて、被害者と齢の離れた若妻それぞれに怪しい過去や愛人の存在が判明し、次々と容疑者が浮かび上がる。二転三転する捜査、果たして犯人は誰なのか…!?ジェイムズ・パタースン絶賛!人気ドラマ発の本格ミステリー第1弾。
感想・レビュー・書評
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2009年発表
原題:Heat Wave -
アメリカのドラマ「キャッスル」の主人公リチャード・キャッスルが書いたもの、という設定の小説。
小説としてだけみると、うーんな感じだったけど、
ドラマのあの台詞が、この小説のこの文から来てるのか!などと考えるとニヤニヤしながら読んでしまった。
ドラマは、有名小説家であるリチャード・キャッスルが友人である市長のコネを使い、市警に長期密着取材をするという内容。
その市警の警官であるケイト・ベケットとの、軽妙なやりとりや微妙なくっついたり、離れたりが、面白い。
この小説は、ドラマ主人公のキャッスルが、ベケットを元にヒートと言う小説内の主人公を作り出したもの。
キャッスルを元にしたルークが、ややカッコよく書かれていたりと、
やはり、ニヤニヤしながら読んでいた。 -
キャッスルからのスピンオフ。ドラマとの徹底したリンクが楽しい。
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これは絶対TVドラマを見てから読んだほうがいい。頭の中で本の登場人物がドラマの登場人物に自動変換されて動き回ります。巻末の謝辞やキャッスルへのインタビューにも思わずニヤリ。2作目も楽しみ。
”Heat Wave” by Richard Castle