帝都公園物語

著者 :
  • 幻戯書房
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864881272

感想・レビュー・書評

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  • 東京の公園の整備の歴史でもあるが、それに先立ち江戸から東京に移り変わる時代の土地の変遷自体が興味深かった。

    各大名が上・中・下屋敷として使っていた土地が、軍用地や桑畑や農業試験場等様々な用途を経て最終的に公園になっていった様子が、時代背景とともによく分かった。

    公園になってからは全く異なる用途に転用されることはなかったわけだが、逆に公園自体が政治の場になったり犯罪の温床になったり、市民の文化度を高めるための場になったりと、様々な使われ方、役割を担ってきたというのが、公園というもの自体の特徴をよく表しているように思う。

    その都市の文化や社会の状況は公園を見ると分かるということも言えるのかもしれない。

  • 明治期、公園が成立された経緯。
    いろいろ調べた知識を詰め込んでいるが、ごちゃごちゃしていて読みづらい。疑問形であやふやに記述の部分もあって、楽しめなかった。題材は好きだったのに残念。

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著者プロフィール

映画監督・脚本家・文筆家。1964年大阪生まれ。大阪芸大在学中に海洋堂に関わり、完成見本の組立や宣伝などを手がけた後、脚本家から映画監督に。監督作に『美女濡れ酒場』、脚本作に『大怪獣バトル ウルトラ銀河伝説』など。著作に『海洋堂創世記』『「痴人の愛」を歩く』(白水社)、『帝都公園物語』(幻戯書房)がある。Twitter: @tatsurokashi

「2023年 『ロックの正体 歌と殺戮のサピエンス全史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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