銀座並木通り 池波正太郎初期戯曲集

著者 :
  • 幻戯書房
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864880145

作品紹介・あらすじ

敗戦後を力強く生きる人びとの日々と出来事。作家活動の原点である"芝居"、その最も初期の1950年代に書かれた幻の現代戯曲3編を初刊行。

感想・レビュー・書評

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  • 文学

  • 小説を書き始める前の池波さんの姿が垣間見えます。師である長谷川伸先生の冒頭に記す言葉が素敵です。
    池波さんの戯曲を目にすることが初めてだったので、作品はとても新鮮です。こんな角度から池波作品を感じたいですね。

  • どの話も軽妙でしっとりと泣かせられて、さすが。

    まとめのレビューに書いた言葉を転載すると、

    初期だけあって、若い気概の香りが漂う戯曲。
    「冬の旅」は何かをやり続けている人にとっては堪らない作品だった。母の姿にも、夢を追いかけずに入られない子の姿にも。

    一度舞台で見てみたい。

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著者プロフィール

大正十二(一九二三)年一月二十五日、東京市浅草区聖天町生まれ。昭和十(一九三五)年、下谷区西町小学校卒業、株式仲買店勤務。昭和十四年より三年ほど証券取引所にあった剣道場へ通い、初段を得る。旋盤機械工を経て昭和十九年、横須賀海兵団入団。敗戦の翌年、東京都職員として下谷区役所の衛生課に勤務。昭和二十三年、長谷川伸門下に入る。昭和二十五年、片岡豊子と結婚。昭和二十六年、戯曲「鈍牛」を発表し上演。新国劇の脚本と演出を担当する一方、小説も執筆。昭和三十年、転勤先の目黒税務事務所で都庁職員を辞し、作家業に専念。昭和三十五年、『錯乱』で直木三十五賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズや『真田太平記』等、数々の小説で人気を博す一方、食や映画、旅に関する著作物も多く上梓した。受賞歴はほか吉川英治文学賞、大谷竹次郎賞、菊池寛賞等。平成二(一九九〇)年五月三日、入院していた東京都千代田区神田和泉町の三井記念病院で死去。小社では同じく単行本未収録のエッセイ集『一升桝の度量』(二〇一一)と初期戯曲集『銀座並木通り』(二〇一三)を刊行している。

「2022年 『人生の滋味 池波正太郎かく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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