女生徒

著者 :
  • 青空文庫POD[NextPublishing]
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本棚登録 : 46
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (64ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864781367

感想・レビュー・書評

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  • 九段理恵「School girl」を読む前に読んだ。主人公と同じ14歳くらいに読んだ覚えはあるのだが、全く覚えてなかった。本も手元になく、青空文庫とはありがたいものだとつくづく感じた。

    思春期の少女の内面というのは、昔も私の頃もおそらく現在もあまり変わらないものだなあと思った。
    「School girl」にも書かれていたが、あまりにもたくさん「お母さん」が出てくる。お父さんが亡くなったということもあるだろうが、母と娘というのは本当に密接な関係だ。

  • 朝起きてから寝るまでの、女生徒の心の動き。大人と子供の狭間ならではの微妙な感情、表に見える喜怒哀楽というより、心の奥の方の動きが描かれている。共感できるところも多い。感謝、落胆、好き、嫌い…。女生徒自身の声なんだけど、どこか客観的、鏡に写った世界を觀察してる感じ。

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著者プロフィール

1909年〈明治42年〉6月19日-1948年〈昭和23年〉6月13日)は、日本の小説家。本名は津島 修治。1930年東京大学仏文科に入学、中退。
自殺未遂や薬物中毒を繰り返しながらも、戦前から戦後にかけて作品を次々に発表した。主な作品に「走れメロス」「お伽草子」「人間失格」がある。没落した華族の女性を主人公にした「斜陽」はベストセラーとなる。典型的な自己破滅型の私小説作家であった。1948年6月13日に愛人であった山崎富栄と玉川上水で入水自殺。

「2022年 『太宰治大活字本シリーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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