本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集1

著者 :
  • TOブックス
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  • Amazon.co.jp ・本 (361ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864728522

作品紹介・あらすじ

ファン待望!WEB掲載、特典SSなど単行本に未収録の短編計21編が大集合!

感想・レビュー・書評

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  • WEB版掲載の閑話や未収録SS、特典SS、没バージョンエピローグなど。
    単行本の本編では読めない話が盛りだくさんの、短編集。

    たのしかった。

    下町時代から貴族院時代まで、5~6年分のエピソードが時系列に。
    懐かしく、時間の経過とキャラクターの成長を感じる。

    視点人物は、トゥーリ、ルッツ、ギュンター、ヴィルマ、リヒャルダ、ハルトムート、クリステル、ランプレヒト、エックハルト、ヴィルフリート、コルネリウス、ヒルシュール、ローデリヒ、フィリーネ、シャルロッテ。

    特にに印象に残ったのは、「リヒャルダ視点 新しい姫様」「エックハルト視点 ユストクスへの土産話」「ヴィルフリート視点 弟妹との時間」「シャルロッテ視点 新しい一歩」。

    椎名優の巻末おまけの4コマ漫画も、たのしかった。

  • 面白かった。初めから4の4までの特典SSやら、単行本未収録短編
    シャルロッテが推せる。

  • SSだけなら…と誘惑に負けてWeb版のを読んでしまったけど、短編集に入ってるなら我慢すれば良かった!

    マイン時代から貴族院1年生までのSS集。
    側近達の低学年時代の姿がまだ幼い!かわいい!
    Web上にない話も面白い。

    個人的に面白かったのは、
    ・『運命の洗礼式』(Web掲載あり)
    ローゼマインの洗礼式に参加したハルトムート視点
    ハルトムート開眼の瞬間(笑)
    当時は貴族院2年生時点かな。
    自分達エーレンフェスト領の立ち位置が国内の底辺近くで他領から見下されているのに、派閥だなんだと自領内の権力争いに明け暮れてばかりの大人達に嫌気がさし、すっかり冷めた目で周囲を見ているハルトムート少年。

    そんな中、派閥だ生まれだ関係ねぇ!とばかりに放たれた広間全体への祝福(ローゼマインが保護者に騙されて行ったやつ)を目の当たりにし、初めてみた神の祝福にすっかり虜になっている。
    推しができたことで人生が変わった、聖女信者第一号に。

    『妹を守るために』(Web掲載なし)
    シャルロッテ宣誓式後の襲撃の後のコルネリウスとハルトムートとの会話。
    宣誓式後にローゼマインの側近入りを希望し、母親に1年よく考えろと言われた結果、即側近入りを希望したハルトムート(笑)。
    この冬から側近として仕える予定だったというハルトムートの暴走ぶりを見て、今度こそ守るために強くなると決心したそばから、変人に狙われている妹を守らねばと護衛騎士としてのハードルが上がってしまったコルネリウス。

    『私の騎士様』(Web掲載なし)
    フィリーネ視点。
    ローゼマイン魔力圧縮講座を欠席を受けて、自宅からフィリーネが救出されるまで、何があったのか。
    フィリーネがダームエルに好意を持ったきっかけだったのね。そんな優しさ見せられちゃあ、そりゃ恋に落ちるよ!
    ダームエルは鈍いけど、優しくて気遣いができる人だもんね。不憫なことも多いけど…。

  • 貴族院一年生位まで読んでいたら手に取れます。マインではない登場人物達から語られる様々な出来事。一巻の頃から少しずつ溜まっていったお話達なので、マインの成長と話の筋を思い出しながら楽しめました。本編好きなら楽しく読めます。
    リヒャルダ、ハルトムート、フィリーネ、シャルロッテ視点は特に楽しかった~って書き始めると、あ、あれもこれもと結局全部挙げたくなるくらいどれも良いですよ。

  • 表紙の絵だけで、こんなに時間が経ったのかとしみじみ。思えば遠くへ来たものだ。
     主人公ローゼマイン以外の人物から語られるローゼマインのことやそれぞれの生活は、とっても新鮮。
     特に、シャルロッテがヴィルフリートに対してあまりよく思ってないこと、側仕え同士も対立関係にあることにはびっくりした。本編では、割と仲良さそうな2人だが、育てられ方の違いや性別などの要因により、主にシャルロッテが我慢する形で成り立っていたのだなと思った。領主候補から外れたシャルロッテだが、もし自分が殿方だったらと想像するほど、領主になることやローゼマインへの思いが強くて、ふわふわな外見とはギャップがあり、改めて好きになった。
     そしてローデリヒーーーィィー。今までの苦しい状況は見てとれたが、それを本人から語られると余計に辛い。どうかこの先、報われてくれ…

  • 図書館より。

    本編、途中までしか読んでないけど、思わず借りて読了。
    やっぱりイラスト可愛い!(笑)そして、読みたい!!
    シリーズ長いけど欲しい!!(笑)

    子ども向けの方を集めて、是非とも子どもに普及しようと思います。

  • 第一部のころの短編から綴られてるので、「あー、こんなこともあったなぁ」と思い出しながら読んだ。
    いろんな人物の視点から物語が描かれてるので、それぞれがどうマイン(ローゼマイン)を見てたのかが分かるから面白い。やっぱり、どう見ても特殊性の塊だね、マインは……(笑)

    個人的にお気に入りの話は、コルネリウス視点の話。
    ローゼマインに対する真摯な想いが良かった。
    あと、お気に入りのキャラはハルトムート。
    なんというか……、終始面白いな、って思った(笑)

  • WebとかSS とかで読んだものがほとんどでしたが、加筆されていて改めて楽しめました。
    また、ちょこっとメモとかで掲載の切っ掛けとかが興味深い。

  • 過去の特典短編集を集めた1冊。

    古い話もたくさんあり、懐かしく読むことが出来ました。どの短編も物語の奥行きを深める内容で、登場人物も多岐にわたっており、これだけの群像劇をよくまとめているなぁ、と改めて感じたりしました。

    一部、厳しい家族環境を扱っている短編もあり、それだけは非常に読みにくかったですが、全般的には楽しめました。本編の続きも楽しみです。

  • ちょうどこれまでの長い道のりのハイライトを見ているようで、色々と思い出すエピソードが程よかった。全部復習する時間が取れないので、そうだった、これはこの時期だった。と振り返りにもなって、色んな人の視点でもあるので、作品への理解にも厚みがでた。

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著者プロフィール

香月美夜(かづき みや)
小説家。1月22日生まれ。中学2年生の頃より小説を書き始め、社会人となり結婚後、子どもの世話がひと段落してから執筆を再会。2013年より小説投稿サイト「小説家になろう」で『本好きの下剋上』を公開して人気作品となる。2015年にTOブックスより書籍化され一般誌デビュー、シリーズ化される代表作になる。同作シリーズは累計100万部を突破し、「このライトノベルがすごい! 2018&2019」2年連続第1位に輝き、テレビアニメ化も決定した。

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