- Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864728256
作品紹介・あらすじ
シリーズ累計120万部突破!大人気長編がジュニア文庫化!
感想・レビュー・書評
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ただひたすらに本が身近でない世界で本を求めて奮闘する主人公の熱意のみで進んでいることに驚き。
これは冒頭部だからなのか。それとも異世界転生ものが定番となったからこそ、あれこれ葛藤やら戸惑いやらをすっ飛ばしてテーマに絞って書けるということなのかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ウェブもノベルズも読んでるがジュニア文庫も読んでみた。
読み返しだど第三部以降の面白い場面主体になるので、久しぶりに出だしを読んでみた。ちゃんと楽しかったです。
町の地図とかマインの家の間取りとかファンブックで見た図解付いていてわかりやすい。
カラーイラストは鮮やか。イラストはお子様向けでかわいい。
描き下ろしは4コマ漫画が二本。 -
アニメを見て、一度小説を読みたかったけど、図書館予約は多いし古本は高い。このジュニア文庫が出てるのを知って、思い切って読まずに図書室に入れてみました。うん、小学校にも大丈夫です。ルビあるし、変な挿し絵もないし。良かった。さすがジュニア文庫。
転生して、ヨーロッパ中世位の平民みたいな生活レベルの子どもに生まれ変わり、必死で本を作ろうとするお話。大人が読んでも楽しめますって、そもそも大人用ラノベだもんね。まだ魔法などは出てきませんでした。 -
本が身近に無いところから作ろうと考えて実行するのが面白く実行しようとしても色んな壁が出てきて苦戦しながらもがんばる応援したくなるキャラクター性が良かった。
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異世界転生で司書になろうと奮闘!
けど、図書館どころか本は一般人がお目にかかるものでもなければ紙もないし、なんなら識字率も低い。本に囲まれた生活のために、本を作ろう、本を作るために紙をつくろう、紙をつくるための道具をつくろう、その道具を作るための道具を取引で得よう、とどんどん文明を逆再生してるかの行程がなんとも面白い。 -
【推薦コメント】
上流階級しか本を読めない世界で最貧困層に生まれ変わった本好きの主人公は,本に囲まれた生活を手に入れるためにあの手この手で奮闘していくということで,本好きには是非おすすめしたい一冊.異世界転生ものだが,児童文学に近い印象を受けるほど,しっかりと構成・文体が練られている印象を受ける.また,次第にファンタジー色が強くなっていくが,こじつけがまったく感じられないほど設定が緻密で,他のファンタジーラノベを寄せ付けないレベル.
(工学研究科 D2)
【所蔵館】
総合図書館中百舌鳥
大阪府立大学図書館OPACへ↓
https://opac.osakafu-u.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2000942180 -
・本好きならみんな知ってるファンタジー?
・異世界転生もの。本さえあればそれでいいという女性が地震で本に圧しつぶされ死んで異世界に転生したらそこは中世ヨーロッパ風の世界で本がまったく普及していない世界だった。
・本がないなら自分で作ればいいと決心した主人公がわがままを通し抜きだんだん本に近づいていく。
・自分ならどうするとかつい考えてしまうよねえ。
▼マインについての簡単なメモ
【エーファ】マインの母。翡翠のような緑色の髪の美女。
【エーレンフェスト】主人公が転生した中世ヨーロッパ風の街。この世界の中では大きい都市のように思われた。
【オットー】南門にいる兵士の一人。元旅商人なので文字を書け計算もできるので事務仕事を担当している。物語開始当時新婚さん。マインに字を教えてくれ、その代わり事務仕事を手伝わせた。
【カルラ】ルッツとラルフの母。
【簡易ちゃんリンシャン】衛生環境改善の意味もありマインが、作った最初の発明品。メリルの実から採れる油を使った。
【簡単パルゥケーキ】マイン二つ目の発明品。鶏の餌にしかならないと思われていたパルゥの絞りかすを活用したホットケーキ。パルゥのおからを使ったレシピは他にもいくつか考案したもよう。パルゥバーグとか。
【ギュンター】マインの父。エーレンフェスト南門を守る兵士で班長。青色の髪。
【ゲルダ】子守りのおばさん。危なくないところで放置するというタイプ。
【トゥーリ】マインの姉。一歳違いだがすくすく育っている。緑の髪の美少女。現代の日本人の目から見たら薄汚かったのがマインのお陰できれいになった。
【粘土板】マインがパピルスの次に作ろうとした紙の代替物だがいまいちだった。
【パピルス】マインが最初に紙の代わりとして作ろうとして失敗。
【パルゥ】甘い汁が採れる実。冬の晴れた日の朝、雪の中でしか採れない。実のなっている枝を暖めなければならないが魔力があるのか炎は消えてしまうので手で暖める。昼を過ぎるとぎゅーんと大きくなってぴゅーんと実が飛んでいき木は消えてしまうので午前中が勝負。
【フェイ】トゥーリと同じ年の少年。ピンク頭で悪ガキふう。
【マイン】主人公。スタート時五歳だが身体が弱く三歳くらいに見える。紺色の髪。オリジナルのマインは病気で死んで、その身体の中に主人公(本須麗乃=大学を卒業して司書になれることが決まったところで死んだ女性)の精神が入ったという形のようだ。家を出るだけで青息吐息という虚弱体質。マイン=本須麗乃はとてもわがままで自分の目的のためならそう簡単には家族の言うことも聞かない。
【メリル】食べられる木の実。油が採れる。これを使ってマインは「簡易ちゃんリンシャン」を作った。
【本須麗乃/もとす・うらの】地震のせいで本に圧しつぶされ死にマインとして転生した。たぶんもう出てこない?
【羊皮紙】マインが最初に見かけた紙のような物体。一枚でギュンターの月給くらい。
【ラルフ】トゥーリと同じ年の男の子。赤毛。子どもたちのまとめ役。
【ルッツ】マインと同じ年の少年。ラルフの弟。金髪で翡翠のような緑色の目。なんというかある意味色仕掛けでマインに利用されることになりマインの世話役として長く苦労を共にした。旅商人になるのが夢だが壁は大きい。 -
面白い。7歳の娘も夢中で読んでいる。戦争や貴族が活躍するわけではないけれど、病弱かつ貧乏な転生主人公の前向きな姿が心をとらえる。この後も楽しみ。
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本がないなら、本を作ろう!っていう発想が好きです!
けっこうポジティブな人なのかも?
かなりわたし的にはおもしろいと思います♪ -
長男が借りてきて「面白い!!」と感動していたもの。ラノベ好きやな…。転生設定や文体はザ・ラノベで脳出力30%くらいでもすらすら読めるけど、ストーリーは確かに面白かった。けど、続きが膨大にあるのね…