魔術士オーフェンはぐれ旅 鋏の託宣【初回限定版】

著者 :
  • ティー・オーエンタテインメント
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784864720977

感想・レビュー・書評

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  • ラチェット大活躍でした。実は三姉妹の中で一番できる子かもしれない。ベイジットとラチェットは意外と考え方が似ているのかもしれませんね。そして、ベイジットも、もしかしたらタイトルのはぐれ旅に含まれたはぐれ者かもしれないと思いました。彼女、変わったな。やはり、アザリーを思い出します。イザベラ……親子だったんだ。似ているとは思ってました。冒頭のマジクの挿絵でときめきました。本当にマジク好きですね。子供の頃よりも断然、今の枯れた感じが好みです。それから、サイアンが有能でした。ラチェットと友達なだけあるという事か。でも、女性に振り回されるのはオーフェンやマヨール他、この作品の男性キャラの宿命。

    2013/12/1
    特典のドラマCDを聴きました。イシリーンの声が思っていたよりもかわいくてびっくりしました。イメージとは違っていたけど、こんな声だったんだって感じです。今、大分お話が進んでいるのでドラマでおさらいですね。なんか、燃えてきました。

  • はぐれ旅・無謀編・プレ編の延長線上にある「オーフェン」の集大成であると同時に、メッセージ性の強い「2013年の小説」であるという見事な両立。かつてとまったく同じものではなく、時が流れたことでしか実現しえなかった味だと思いました。ままならない現実に対面するシビアな展開が続く中、それにくじけない登場人物たちの言葉に打ち震える。

  • タイトル通り「鋏」ことオーロラサークルが各所で登場する。魔術学校以外の旧編キャラは直接的描写はしない方針なのかなと思っていたのだが、今回色々と描写あり。でも、あぁ……。
    とりあえずジェイコブズの最期は思う存分「ざまぁ」と言わせてもらった。
    しかし、フィンランディ三姉妹が三位一体で強すぎる。ベイジットとの会見でオーフェンに嫌なフラグが立った気もするが、今回頑張ったマヨールに対してベイジットがいかなる選択をするのか興味深い。後は、カーロッタに何があったのか、か。

    印象的なセリフ:
    「託すって、そういうことじゃないんですよ」
    「何者にも俺を支配はさせないし、支配もしない。魔王術なんてものに誰よりも精通した俺の、最後の責任だ」
    「本心かドーカなんてくっだらないヨ。これが建前ってんなら建前上等ダ」
    「若い頃から、世界の破滅に関わりの多い人生だった」
    「分かりやすい悪党がひとり、そいつを倒せば終わり。だがそんな楽園に生きるのは、もうとっくにやめたんだろう。誰も」

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著者プロフィール

1973年東京都生まれ。1991年『ひとつ火の粉の雪の中』でファンタジア長編小説大賞準入選を受賞し、作家デビュー。「魔術士オーフェン」シリーズが累計1000万部を超える大ヒットとなり、ライトノベル作家として活躍を続ける。一方、一般文芸、アニメノベライズ、PCゲームの脚本などにも活動の場を広げている。その他の著書に『機械の仮病』『虐殺機イクシアント』「巡ル結魂者」シリーズなどがある。

「2017年 『攻殻機動隊小説アンソロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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