響きわたるシベリア杉 (響きわたるシベリア杉 シリーズ2) アナスタシア第2巻 (響きわたるシベリア杉シリーズ 2)

  • ナチュラルスピリット
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864510899

作品紹介・あらすじ

アナスタシアと別れた後、ビジネスに失敗、起業家協会立ち上げも頓挫して、自殺寸前だったメグレの前にあらわれた元KGBのホームレス。彼の死を契機に、本を書く決意を固め、一気呵成に原稿を書き上げ自費出版する。その初版が完売した頃、メグレの耳にアナスタシアの声が聞こえるようになる…そしてモスクワで再会したアナスタシアの祖父から、さらに不可思議な話を聞く…本国ロシアでの『アナスタシア』刊行後の反響-アナスタシアとは何者なのか-そして1巻に書かなかったタイガでのエピソードも綴られた、待望のシリーズ第2作!

感想・レビュー・書評

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  • 「アナスタシア」の続篇。

    「シベリアのタイガの奥深くに生まれ育ち、今もその地に、隠遁者のように暮らす若い女性」アナスタシアとの邂逅、3日間の共同生活体験を経てモスクワに戻った起業家メグレは、無一文になったり襲われたりと紆余曲折ありながらも、アナスタシアの力に導かれ、アナスタシアとの遭遇体験を本にしたためて出版した。闇の勢力に邪魔されながらも、支援者が現れてメグレをアナスタシアの壮大な計画実行へと導いたのだ。

    第2巻、スピリチュアル性がかなり強くなってきた。もはや自然主義への回帰を促すファンタジーの域を越えてしまっている。ちょっとついていけないかなあ。「人間は存在するすべてのレべルの次元に同時に生きることができる宇宙で唯一の存在だ。地球的存在次元において生きている大部分の人は、地上の物質化された現象のみを見るが、それ以外の目に見えない本質も同様に感じ取る人々がいる」、「未来は、創造者である人間の意識の、鮮明さと調和の度合いと速さと意図が、どれだけ純粋であるかによって決定される」などなど。

    第3巻、どうしようかな。メグレが再びアナスタシア(と二人の間の子供)に会いに行く展開だからなあ。ちょっと興味あるんだよなあ。

  • アナスタシア・響きわたるシベリア杉シリーズ2

    アナスタシアと出会ったシベリア・タイガの森から帰ってきたウラジーミル氏のその後の話が、アナスタシアとの会話の回想も織り交ぜながら書かれています。
    ビジネスに失敗したウラジーミルは、アナスタシアから本を書くように言われていたにも関わらず、まず起業家協会立ち上げようとしますが上手くいかず、八方塞がりだった時に、元KGBのホームレスに出会い、彼の死をきっかけに、やっと本を執筆します。アナスタシアについて書かれた本は、静かにそして確実にロシア中に広がっていきます・・・。
    アナスタシアのヒーリング能力を金儲けに使おうとしたりと、まだまだ“俗”なウラジーミル。
    本の出版後は「氏の精神性が低いからアナスタシアが理解できていない云々・・」「(アナスタシアとコンタクトしたのが)なんでお前やねん?」みたいな(アナスタシアは素晴らしいけど)ウラジーミルに対する批判が殺到したらしいです。
    ウラジーミルが“プライドという自尊心を飲み込んで”自分の恥ずかしい部分もありのままに書いたが故なので、ここはアナスタシアの言いつけ通りにやっていますね。
    本書でも興味深い供述がいくつかあって、ウラジーミルがアナスタシアの祖父と街中でいきなり再会した時に、祖父が語った幼い頃のアナスタシアの様子(まさに“地球”に育てられていたと言っていいほどスーパーナチュラル)や、ピラミッドやドルメン(支石墓)の秘密などなど。
    ラストはウラジーミルがアナスタシアとの間にできた息子に会いに出発するところで終わるのですが、ベビー服やベビーフードやおもちゃ等、アナスタシアに“いらん”と言われそうなものをしこたま買い込んでしまうところが、ウラジーミル氏たる所以という感じですかね。
    ところで、アナスタシアが“聖地”として挙げたロシアのゲレンジークという場所が気になったので検索したところ、「ゲレンジーク プーチン宮殿」とヒットして思わず苦笑してしまいました。

  • ロシア版「神との対話」のような、人間の可能性、自然との共生、スピリチュアル、意識、意図...

    いろんなことを感じ、考えさせられる、アナスタシア・シリーズの2巻。

    2巻は、メグレ氏のその後の状況の詳細や、アナスタシアとの会話の記録、アナスタシアの祖父との再会などの現象面と、会話や文章の中で感じられる、アナスタシアの愛の次元空間の意味合い、人類の歴史と過去の事柄、ピラミットやドルメンの謎まで、様々なテーマで展開します。

    他のスピリチュアル本で、慣れていると思っていた自分でも、丁寧に読み進めるには、とても時間がかかりました。

    とても濃い内容で、また時間を置いて、何度でも読み返さなければ...と感じる本です。

    スピリチュアルと、プライドという自尊心ーその大罪。
    この言葉が、今回は、強く印象に残りました。

    授乳の意味と、そのくだりも。

    多くの人に、読まれてほしい本です。

  • アナスタシアシリーズ 第2弾
    1巻に書かれてなかったタイガでのエピソードも綴られてます。

  • アナスタシア ロシアの響きわたる杉シリーズの2巻
    「響きわたるシベリア杉」の中で
    最も心に残ったのは、

    「人には実相と仮相がある」

    ということです。

    「本来の自分を生きると
    シンクロ(シンクロニシティ、共時性)が起きる」と

    見聞きしたことがありました。

    が、

    私は、「実相になったからシンクロが起こる」のでは無く

    すべては共時性の中にあり、

    実相になったら
    それに気づきやすくなるだけではないかなと
    考えています。

  • 【きっかけ】1巻を読んでから時間が経ち、2巻を読んでどう感じるか改めて知りたかったから

    1巻を読んだ後よりも、2巻の方が、続きを読みたい気持ちが強くなった。批判的なレビューを事前に読んでいたが、主人公に対する否定的な感情も1巻より小さかった感じがする。

  • 1巻と比べるとあまり面白くなかった。

    盛り上がりといえば元KGBの浮浪者が死ぬ時くらい。恐らく、アナスタシアとの会話もあまりなく、ウラジミールの話と思考がメインだったのもあるかも。

    説き伏せるような文調にも苦しさをおぼえるようになって、どんどん飛ばして読んでしまった

  • 著者ウラジーミルの精神性が低い故にアナスタシアを理解できない、と冒頭にいきなり書かれてある。
    ウラジーミルは正直に感じたさま、起きたことを綴っている。読者にどう思われても良い、とプライドを捨てているからこそ、ここまで書けるのだと思うし、すごいなと思う。
    地球を優しく扱うこと、子どもの笑顔などの良いことを思う祈りや瞑想をすることの大切さ、流行りのファッションはその魂を閉じ込めてしまうもの、というところが心に残った。

  • 「アナスタシア」シリーズの第2巻。アナスタシアの存在が本として出版されることで静かに広がり始める。将校やボランティアの協力者たち。スピリチュアルな勢力の介入。息子の誕生とアナスタシアの幼少期の特別さ。
    ウラジーミルの俗さがアクセントになって、アナスタシアの愛の世界が際立つことを感じた。
    愛の光に対する闇の勢力という世界観は、そうした価値観に基づく見え方なのではないかと感じ、素直に受け容れたくない自分がいる。
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