最高のチームはみんな使っている 心理的安全性をつくる言葉55

著者 :
  • 飛鳥新社
3.79
  • (25)
  • (39)
  • (41)
  • (2)
  • (1)
本棚登録 : 788
感想 : 49
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864108881

作品紹介・あらすじ

仕事のあらゆるシーンで使える!

いま大注目の「心理的安全性」を
取り入れるなら、

本書の言葉から

いつものひと言を変えることで……
会話が増える!
チャレンジが始まる!
チームが変わる!

「言い換え」でわかりやすくお伝えします!
×じゃあ任せたから、頼んだよ →
〇誰に相談すると進みそうですか?

×ムリでしょ →
〇その視点はなかった!

×仕事は増えるけど頑張ろう →
〇やめたほうがいい仕事ってなんだろう?

「多くのリーダーが変化を体感した言葉が
厳選されています」

ベストセラー
『心理的安全性のつくりかた』著者
石井遼介

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 今月心理的安全性に関するセミナーを受講するのでそれまでに基礎知識があればと思って読んでみました。
    あーまさにうちの会社。そうそう。なんて思いながら読み進めました。

    「それでどうしたいの?」と聞かれても困ってしまうことがあります。考えてから相談の方がいいのは分かるけど、そこがわかんなくて聞いたんよ〜となることのほうが圧倒的に多い。
    そういう、ちょっとした積み重ねが心理的安全性を下げるんだなと思いました。

    それは社内だけでなく、社外に対しても同じ。
    ちょっとした一言が相談してみよって思ってもらえたり、逆に取引別の人(他社)とやろって思われてしまう。

    ビジネスだって対個人の時代、より社内政治って大事ねぇと感じました…
    弊社もがんばろ…(社内ではかなりマシな部署かもしれないが全然まだまだ。)

  • 「心理点安全性」について、シーンごとにまとまっていて、とても参考になった。仕事に活かしたいです。

  • 1.新しくチームを率いることになったので読みました。

    2.心理的安全性を高めるためには日頃のコミュニケーションでしか高めることができません。本書では、日常使われているNGワードをOKワードに変換する55の言葉を紹介しています。自分が日常使っている言葉を振り返りながら、どうやったら健全な成長を望める組織作りができるのか、どうやったら心理的安全性を満たすことができるのか、本書を読みながら日常を考えるととても面白く、勉強になる1冊です。

    3.自分が抱えている問題を解決できるきっかけになりました。私自身、リーダーをする機会が増えているのですが、どうしても孤独になってしまい、タスクが上手く分配できていません。そのため、私の思考に偏ったアイデア、動き方をしてしまいます。それでは新しい成長が望めないので本書に書いてある心理的安全性を増す言葉を積極的に反復して使っていきます。
    大切なのは、相手の意見を聴き、受け止め、ポジティブに返すことだと思いました。ネガティブで返してしまうと、相手のはやる気が削がれます。そうならないためにも、自分のことを話すのではなく、「促し上手になる」ということを意識していきたいと思います。

  • 書籍そのものが簡潔にまとまっていて読みやすく、平易な表現で具体的に問題点と解決策が記載されていて気づきが多かったが、一部の解決策には「わざとらしさ」を感じるものもあった。

  • 心理的安全性が高い組織になるために、普段から使うべき言葉に特化した一冊。
    先日読んだ本にも、何気ないときに交わされる言葉の積み重ねの大切さを説いていましたが、本書はその実践編です。決して難しいものではなく、ちょっとした気をつかうだけで変わってくると感じます。
    場面やその人との関係性にもよるため、すべて実践できるとは思いませんが、ここで示された4つの因子を意識するだけでも言葉遣いは変わってくると思います。


    ▼心理的安全性が高いチームとは、仲が「悪すぎる」でも「良すぎる」でもなく、目指すゴールや成果のために「健全な意見意見の衝突」が起こせるチーム
    ▼「心理的安全性」をつくる4つの因子
    ①話しやすさ
    ②助け合い
    ③挑戦
    ④新奇歓迎
    ▼チーム内で「助け合い」因子を増やすには、先輩やリーダーから率先して「苦手なこと」を開示しておくことが有効
    ▼言葉の「2種類」をバランスよく両方を使うことが重要
    ①相手の行動を促す「きっかけ言葉」
     聞き手が余裕でできることより、一歩先を目指して噛み砕く
    ②相手の行動や結果を受け止める「おかえし言葉」
     相手の行動や進捗・結果をしっかり受け止めることが、組織やチームの中に望ましい行動を増やす秘訣
     できるだけ「即座」に「承認」すること
    ▼人材育成にはまずは相談の「量」。徐々に「質」の向上を目指す
    ▼承認の4種類
    ①成果承認(結果承認)
    ②行動承認
    ③成長承認
    ④存在承認
    成果承認以外にもっと目を向ける
    ▼エドモントン教授(ハーバード大学)「相手に無知・無能・邪魔・否定的」と思われる対人関係のリスク
    ①無知
     本当は知っておいたほうがいいけれど「そんなことも知らないのか?」と「無知」だと思われるリスクが気になり、質問しない
    ②無能
     自分が起こしてしまったミスやトラブルを報告すると「できないヤツ」と思われるリスクがあり、報告するか迷い、またタイミングを窺う
    ③邪魔
     お客さまからネガティブなご指摘をいただき、困ったので相談して進めたいけれど、「邪魔者」と思われるリスクがあり、それを報告・相談できない
    ④否定的
     リーダーや、さらに上の上司が推し進めている施策に、根本的な問題や懸念があっても、「ネガティブな人」と思われるリスクがあり、言えない
    ▼行動分析学とは、人々の行動を予測し、影響を与えるために使える「行動の科学」
    ・きっかけ:その人が行動を起こす状況・文脈
    ・行動:その人が自分からとれるアクション
    ・みかえり:行動した後の結果がハッピーかどうか
     ハッピーなみかえりがあれば次に同じ行動をとる確率が上がる
    ▼OODAループという意思決定プロセス
    「観察(observe)→仮説構築(orient)→意思決定(decide)→実行(act)」の4つのステップをくり返しまわす
    ▼実験思考「素早く、小さく、たくさん失敗したほうが、結果として大成功につながりやすい」
    ▼心理的安全性を高めるのも、低めるのも、結局は一人ひとりの、一つひとつの小さな行動・反応の積み重ね
    ▼「気をつける」「やる気を出す」「徹底する」という、アクションが具体的にはわからない「心の中」のキーワードは、行動変容や人材育成・スキルアップをするうえで、あまり役に立たない。行動を、一緒に確認すること
    <目次>
    第1章 毎日使いたい!チームの土壌をつくる言葉
    第2章 会議を活性化させる言葉
    第3章 1on1が楽しみになる言葉
    第4章 チャレンジフルなチームをつくる言葉
    第5章 お客さまと取引先を「パートナー」に変える言葉
    第6章 ピンチをチャンスに変える言葉

  • ほうれん草なども含めて、
    社会人の人間関係に役立つ一冊

  • ITエンジニア本大賞より (https://www.shoeisha.co.jp/campaign/award)

  • 私が身を置いている環境は仕事、プライベート分けず全てにおいて心理的安全性が保たれている。

    自分の中で気をつけているのはアラフォーになりその業界で10年以上を過ごしているとベテランになってくる。
    そのため自分自身が老害のように心理的安全性を阻害する要因にならないことだ。

    なので1人勝手に「心理的安全性リーダー」と自分で自分を任用し、特に自分と違う意見や若い方の意見をまずはフラットに聴くことを心がけている。

    話がそれてしまうが、最近勉強している「声」の関係で自分の声から強みや弱み・課題を分析してもらっている。
    単発ではなく継続的にみて考えていくことで自分の課題がより明確になってきた。

    私はよくも悪くも弁別をしてしまう。
    整理収納が大好きなため、考え方や思考も良い/悪いの引き出しや、快/不快の引き出しに分類して自分の中で勝手にジャッジメントしている。

    そうすると共感できるものは「いいね」となり、共感できないものは「ふむふむ、そんな考え方もあるのね。詳しく教えて」のように対応が異なってしまう。

    ある意味それは仕方がないものでもあるが双方の意見に対して同じように感じ、対応できたら、なんとなくより中庸な状態になれそうだと思っている。

    心理的安全性の環境を作るため、相手に興味を持つことも大事だが、相手が興味を持っている事に興味を向けてそこを中心に話をしていけることが大事だと思う。

    ====
    ジャンル:リーダーシップ・マネジメント
    出版社:飛鳥新社
    定価:1,650円(税込)
    出版日:2022年08月14日

    ====
    原田将嗣(はらだ まさし)
    株式会社ZENTech シニアコンサルタント。心理的安全性を軸にした組織づくりの実践家。前職スターツグループでは、幅広く営業・人事・コンプライアンス部門を経験。営業部門では、最優秀営業に贈られる金賞受賞。営業マネジャーとして成果の出るチームづくりに尽力する。
    2020年プロフェッショナルコーチとして独立。ZENTechでは心理的安全性を切り口にコンプライアンス意識の浸透・ダイバーシティの醸成や、デジタルトランスフォーメーションの土台となる組織づくりを支援。特に「組織・チームで使う言葉」をテーマにした研修はそのわかりやすさと実用性が好評を博す。本書が初の著作となる。

    石井遼介(いしい りょうすけ)
    株式会社ZENTech取締役。一般社団法人日本認知科学研究所理事。慶應義塾大学システムデザイン・マネジメント研究所研究員。東京大学工学部卒。シンガポール国立大学 経営学修士(MBA)。神戸市出身。研究者、データサイエンティストとして心理的安全性の計測尺度・組織診断サーベイを開発すると共に、経営者・コンサルタントとしてビジネス領域、スポーツ領域で成果の出る組織づくりを推進。
    書籍『心理的安全性のつくりかた』(日本能率協会マネジメントセンター)は読者が選ぶビジネス書グランプリ「マネジメント部門賞」、HRアワード2021 書籍部門 「優秀賞」を受賞し、10万部超のベストセラーとなっている。

    ====
    flier要約
    https://www.flierinc.com/summary/3122

  • すぐに取り組める言葉を紹介していただき、とても内容は分かりやすかったが、もう少し心理的安全性を壊す要因について深く知りたかった。

全49件中 1 - 10件を表示

原田将嗣の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×