- Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864107723
作品紹介・あらすじ
黒い文字でも1つひとつ色がついて見えるってどういうこと!?
物心ついた頃から「文字に色がついて見える」
共感覚を備える女子大学生によるユニークすぎる手記!
感想・レビュー・書評
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sg
興味深い。最後の方は飽きちゃった -
自分が基本で、自分中心にモノを見てしまう
そして、みんなも同じに見えている。と、思いがちな私、小学生の時、色盲の友達がいて茶色と緑が逆に見えると言われ、しばらく頭をかかえて考えたはずだったのに…。
多様性?いろんな人がいる。
優劣じゃなくて、相手を認めてお互いが生きやすい世界が良いなあ。
キリンさんから見たら、人って首短い❗
って思ってるよね。
ゾウさんから見たら、人って鼻短か❗
って思ってるよね。
子供達は、軽々と世界を多方面から見られていたんだなあ~。
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こんなことで本出せちゃうんだ!
私も字に色がついてるが
著者と全く違うので、巻頭の表が
気持ち悪くて…
末妹も共感覚あるが色が違うし、
人それぞれだよな〜。
勉強したらロシア語にも色ついたが
タイ語とかは読めないから色がない。
私は大人になって本で知ったし、
特にエピソードないけど
かみやまさんとうえはらさんが
「上」の字の色が一緒なので
頭の中で時々混乱する。
ひらがなは全然色違うのにな… -
共感覚。1つの刺激に対して2つ以上の感覚を感じる知覚様式のことだそうで、様々な種類があり、著者のように文字に色を感じる色字以外にも、音に色を感じる色聴、音に味を感じる、痛みに色を感じる、などもあるそうだ。
巻頭に著者が感じている文字の色の一覧が載っている。ひらがな、数字、アルファベット、漢字の一部。
わあ、何だかいいな。それが第一印象。そして読み終わった後も、彩りにあふれていて素敵な感覚だな、と思えた。
しかしそう思えたのも、著者が一貫して、自分のこの珍しい感覚を誇りに思い、勉強や日常生活で困ることがあっても、自分の共感覚をより知っていくことを楽しんで生きているからだと思う。
そして、良い人達との出会いも大切だったのかな、と思う。17歳で初めて、自分が共感覚の持ち主なのだと知った時のエピソードに出てくる先生が「あー、あなた、そういう才能があるのね」とおっしゃったそうで、(共感覚について知識があったと言う前提があるにしても)素敵だなと思った。その最初がもし、途中出てくる、著者本人のQAで出てくるように、精神疾患?とか、スピリチュアルな能力なの?と言う反応だったら、少しこの後の当事者の感じ方・生き方にマイナスな影響を与えたかもしれないな、と思うから。才能、と言う一言は大切だったな、と。
そういう意味でも、色々なことについて知識を持つことって大切だな、と思うのだ。たとえ深く理解できていないとしても、少なくとも、私は自分の無知で、人を傷つけることはしたくない。その為には、間違った知識や偏見を持つこともとても怖いことだな、と言うのも改めて感じた。 -
共感覚は不思議でユニーク。でも、彼女にとってはそれが当たり前。さらに、共感覚は一様ではなく、人によってさまざまな感じ方がある…。でも、共感覚のない私もあなたも、感じ方はそれぞれ。他者はみな、自分と違う世界を感じている。いろんな感じ方があることを知れば知るほど、人って面白い、もっといろんな感じ方を知りたい、とワクワクする。
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共感覚を本人も知らなかった頃は困ったことだろうと想像できます.音に色が見えるとか聞いたことはありましたが,こんな感じなんだと少し分かった気がしました.
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文字に色が見える共感覚をもつ大学生の手記。共感覚ゆえに苦労したことと、色字の感覚に誇りを持つ様子がやわらかい言葉で綴られていた。
感覚を説明するのは難しいだろうに、丁寧に言葉を連ねていて、読むのが心地良い。
匿名の他人を説明する時に「飴色の名前の先生」というように書かれていたのが特に素敵。これは著者の共感覚がなくては出てこない表現だ。