マネーという名の犬 12歳からの「お金」入門

  • 飛鳥新社
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感想 : 53
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864105767

作品紹介・あらすじ

◎世界23か国で刊行、累計400万部突破!
◎これが、数々の不況を乗りこえ、子どもから大人まで世界で読まれ続ける「お金」の入門書。

・小説形式だから、おどろくほど分かりやすくておもしろい!
・先ゆき不透明な人生100年時代、「お金のリテラシー」は生きのびるための必須教養!
・「お金の意義」「働くことの意味」「人は何にお金を払うのか」「投資と資産形成の基本」「信用の大切さと築きかた」
…… いつの時代も変わらない「お金と人生の大原則」を、大人もこれ1冊で一気に学び直せる!

「ねえキーラ、このままだと君は将来、両親みたいにお金に苦労する大人になってしまうよ」
少女キーラのもとにあらわれた、人間のことばをしゃべる不思議な犬、マネー。
マネーはキーラに、お金と世の中、そして人生の「しくみ」をわかりやすく説いていきます。
子どもから大人まで全世界400万人以上の人々に愛され続ける、一度は読むべき不滅のロングセラー。

◎何のためにお金をかせぐの?
◎お金がほしいと願うのは悪いこと?
◎夢をかなえるにはどうすればいい?
◎「仕事」は不愉快でつらいもの?
◎株ってなに? 資産形成ってなに?

感想・レビュー・書評

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  • お金の付き合い方を教えてくれる

  • サブタイトルに「12歳からの「お金」入門」とあったので、小学6年生の娘に読ませてみたが、本好きの娘にはあまり興味を引かれなかったようだ。
    物語にはなっているが、かなり読みごたえがある分量であるので、12歳にはちょっと早い気がした。
    内容としては、前半ではお金について色々な側面からアプローチしており、お金は何のために必要か、そしてお金を得るための仕事とは何なのかを考えさせる構成である。最後には、お金に働かせるための株式や投資信託などの話も含まれている。
    あとがきに作者も記載しているが、お金に関する入門書として大人が読んでも十分に役立つ内容になっている。
    また、富の法則・原則自体は簡単なものであるが、それをこの物語から気づき、さらに実行することが最も難しいことであると締めくくっている。
    読書ではありがちな、知識は得るが実行に移せないまま終わってしまうというのは、まさに本書だけでなく読書、さらには全ての得られた知識を習得するための本質である。
    ちなみに本書の監修は村上世彰氏であり、子供向けの「お金」の本を書きたいと言っているので、これから彼の動きにも注視していきたい。

    ・自分がほんとうに何を望んでいるのかを知るために、まず「お金があったらしたいこと」を10個考えて、書き出してみよう。
    ・たいていの人は、じつは「自分のほんとうの望み」を知らない。
    ・夢や目標は、「夢アルバム」をつくり、写真や絵を貼って、目に見える形にしておこう。
    ・夢や目標を実現するための「夢貯金箱」をつくって、使わずにとっておけるお金を入れよう。
    ・決めたことはすぐにやる。そして「やってみる」ではだめ。「やる」!
    ・お金をかせぐのに大事なのは「自分ならできる」と信じること。つまり自信をもつこと。
    ・自信をもつために、うまくいったことだけを書く「成功日記」をつけよう。
    ・「自分が喜んでやりたいことはなにか」をはっきりさせよう。そのことでほかの人が抱える問題を解決することができるか、どうやってお金をかせげるかを考えよう。
    ・毎日かならず「成功日記」をつけよう。10分あればできる。この10分のつみかさねが将来、大きなちがいを生む。
    ・忙しいときも、問題が起きたときにも、自分で決めたことを実行しよう。困難にみまわれたときにもやり通せるかどうかが大事。
    ・やろうと決めたことは、72時間以内にやること。72時間以内にやらなかったら、きっと二度とやらないから。
    ・「仕事は不愉快でつらいもの」という思いこみを捨てよう。自分がほんとうに好きなことを仕事にしよう。
    ・お金持ちになる人は「他人が何をするか」は気にしない。自分が正しいと思ったことをする。
    ・ただ「待つ」というのは、世の中で一番くだらない仕事。その時間を何に利用できるか考えよう。
    ・「幸運」とは、じつは準備と努力の結果にすぎない。
    ・けっしてお金が第一ではない。大切なのは、毎日わくわくしていること、できることはやってみること、そして自分に何ができるか考えること。
    ・不安のない人なんていない。不安を抱えていても前に進もう。そのときはじめて勇気を持つことができる。
    ・人生においてもっともすばらしいものは、不安を乗り越えてこそ得られる。そして不安を乗り越えたときだけ人は成長する。
    ・困難や失敗、恥をかくことへの不安から人生を台なしにした人はたくさんいる。そこから逃げたらそれでおしまい。
    ・くじけそうなときは、成功日記をめくろう。これまでの成功を振り返ることで自信をとりもどせるから。
    ・不安は、失敗することを想像したときに生まれるもの。でも成功日記を読み直せば、成功体験だけを考えられる。そうすれば自然と、成功すると思えるようになる。
    ・人が自分を誇りに思えるのは、困難なことをなしとげたとき。
    ・誰にでも向き不向きがある。不得意なことは別の得意な人にやってもらい、自分は得意なことに専念すれば、みんなが幸せになり大きな成果も出せる。

  • 子ども向けだが、大人が読んでも十分示唆に富む内容。少女が言葉の話せる犬に出会ってから成長していく物語で、前半はマインドセット、後半は資産運用方法に関連したもの。
    元が古い本なので目新しさはそこまで感じないが、ハッとさせられる言葉も多く、読みやすいため本が苦手な人に特にお勧めしたい。

  • 子ども向けにお金を扱うことについて、物語を通じて説いているような本。お金の扱いだけでなく、自分の夢や希望を叶えるためにはお金も必要であり、そのお金を得たり増やしたりすることの必要性が書かれているので、自己啓発的というか、人生を積極的に生きていくためのコツを説いているようにも思えた。
    日本はやっぱりお金を忌避したがるところがまだまだありそう。夢に向かって努力することの大切さを説いているような子ども向けの本は多いだろうけど、やっぱり何かとお金がついて回るのだから、お金のことを二の次にしておいてまず夢をもてとか努力しろというより、こういう本のほうが誠実といえるかも。

  • もう少し残りあるけど、もう面白くてたまらない。
    →読み終わった。
    投資信託の前までのお話がおもしろくて一気に読んだ。
    時間が進むのが焦るくらいおもしろい。
    投資信託以降のお話は、出てきた数字を計算しながら読んだ。
    自分の頭で理解するのに時間がかかったため、その前を読んでいた時よりじっくり腰を据えて読む意識だった。
    この本を、「勉強になった」「おもしろかった」だけで終わらせるのはあまりにもったいない。
    せっかく出会えた本なんだし、始めてみた成功日記と夢アルバムと夢貯金をお金持ちになるまで、なってからも続けていこうと思う。いや、続けます。


    久しぶりにお金の本で楽しく読めている。
    勉強のためにお金の本を手に取るようになってから、何度自分の家庭環境を呪ったり、過去の自分の散財ぶりや無知さに呆れ返ってきただろうか。
    でも、そんな中でも今からやれることやるしかない。
    書いてあることは普遍的なことで、他の本でも言われていることが書いてある。
    被るところが多い、っていうことはそれほど大事で、いつでもどこでも通用するってこと。
    読んでて嬉しくなっちゃった。
    ガチョウを太らせるのとか、まんまバビロン大富豪の教えの「稼ぎの1割を己のものとせよ」だし。

    それにしても14歳でこんな知れてるの羨ましいなー!
    こちとら30なんじゃい!
    とはいえ、一度貯金も投資信託も始めて成功して、それで満足した気になって慢心していた。
    知ってる、と思うともう学ばなくなる。その通りです。今身をもって体感しています。
    早速成功日記と夢アルバムの下準備だけはした!
    夢貯金とアルバムの写真を揃えたりするのは追追やっていこうかな。

  • お金とのつきあい方の原則がわかりやすいです。

    こんなにお金のリテラシーが高い人格者が周りにいるかな?と思いましたが、探すから見つかるってことですね。

    投資信託がすごく安全に書かれているのだけ、気になりました。中身をちゃんと確認せよ!とは書いてあります。

    子どもに読ませたい本です。

  • 大人にとっても、かなり共感でき、且つ初心に戻らさせてくれる事、さらに目から鱗の新しい事も書いてあり、しかも子どもでもわかるわかりやすい言葉で書いてあることで、読み進めさせてくれる万人に好まれる本だと思いました。子どもたちみんなに読んでもらう予定ですが、今は6年生の長男と、72才の義母が読んでいます。どんなコメントもらえるか楽しみです。

  • 恥ずかしながら、今までの人生お金のことを避けてきました。ただ、将来は不安だし、投資といってもそもそもお金のことを知らないし…子供向けとのことで読み始めました。
    こちらはお金との付き合い方を教えてくれるのはもちろん、生き方も考えさせてくれる良書でした。
    私もできることから、まずは何を自分がしたいのか。自信を持つために成功ノートを付けることから始めたいと思います。

  • サクサク読めた。お金の話だけでなく、人生の成功についても学べる。手元に一冊置いて、繰り返し読みたい本。やる気が出てくる。

  • 子供に向けた本ですが、大人が読んでも為になる、基本の基本。
    子供の頃に読んでおけば良かったと思いました。
    物語構成でわかりやすいです。

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