- Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
- / ISBN・EAN: 9784864105583
作品紹介・あらすじ
ロングセラー!11万部突破! (単行本・文庫累計)
菅義偉総理の愛読書!
目標達成・対人術・組織づくり......
リーダーはもちろん、組織で働くすべての人の日常の仕事にすぐ役立つ!
今なお世界中の尊敬を集める伝説の軍人にしてリーダーが
「仕事の手順」を語り尽くしたビジネスパーソン必読の書!
全世界のビジネスパーソンが参考にしている「パウエルのルール(自戒13ヵ条)」
1 なにごとも思うほどには悪くない。翌朝には状況が改善しているはずだ。
2 まず怒れ。その上で怒りを乗り越えろ。
3 自分の人格と意見を混同してはいけない。さもないと、意見が却下されたとき自分も地に落ちてしまう。
4 やればできる。
5 選択には細心の注意を払え。思わぬ結果になることもあるので注意すべし。
6 優れた決断を問題で曇らせてはならない。
7 他人の道を選ぶことはできない。他人に自分の道を選ばせてもいけない。
8 小さなことをチェックすべし。
9 功績は分けあう。
10 冷静であれ。親切であれ。
11 ビジョンを持て。一歩先を要求しろ。
12 恐怖にかられるな。悲観論に耳を傾けるな。
13 楽観的でありつづければ力が倍増する。
《各界のキーパーソンも推薦》
いかなる苦境に立っても冷徹なパウエルを鮮やかに思い出す。「まず怒れ、その上で怒りを乗り越えろ」と自分に言い聞かせていたことを知ってこの人がますます好きになった。
手嶋龍一(外交ジャーナリスト、作家)
仕事のルールに詳しい解説とエピソードがついており、読者は氏のキャリアを追体験しながら、リーダーに必要な心構えをきちんと学べる。上司がどんな人間を重用するかもよくわかる。
土井英司(ビジネスブックマラソン編集長)
現場感覚、大局観、判断力。リーダーの資質を備えたひとつの理想像がここにある。
野中郁次郎(一橋大学名誉教授、『失敗の本質』共著者)
これぞ、偉大な管理職。楽観的で諦めず、逃げず、成果を挙げるための「13のルール」は必読。部下を信じてベストを尽くせ!
やまもといちろう(ブロガー、イレギュラーズアンドパートナーズ代表取締役)
リーダーとして判断・決断・言動をするときに、常に「13のルール」と向き合い自戒の軸としてきた。次世代を担う若手ビジネスマンにもぜひ読んでほしい1冊。
米田幸正(エステー株式会社社長)
ワールドビジネスサテライト(テレビ東京)、Nスタ(TBS)、報道ステーションSUNDAY(テレビ朝日)など、テレビでも紹介された話題の本!
感想・レビュー・書評
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コリン・パウエル氏は自身の意思決定が直接的間接的に部下の生死に繋がるという極度に緊張を強いられる環境でキャリアを積んできた。そして権謀術数の政治の世界でこれまた特殊かつ高度な意思決定を求められる世界で生きてきた。彼自身のリーダーシップ論は、意思決定と実行が上滑りしない実感の伴ったものといえる。
統合本部長時代と国務長官時代のコリン・パウエル氏はMr.軍人とも呼べるような強面で質実剛健なイメージが強い。本書で語られる内容は無駄がなく力強い言葉はイメージどおりだが、それ以上にやさしさと氏の魅力が窺える。
体系だったリーダーシップ論ではなくエピソード主体の構成になっているが非常に示唆に富む一冊だ。 -
せっかくのハワイやったので1冊読むのがやっとでしたσ^_^;
著者による自戒13カ条
「翌朝には状況が改善しているはずだ」
「まず怒れ。その上で怒りを乗り越えろ」
前者は焦り
後者は怒り
どちらも自分の感情を乗り越えるよう指南しています。
前者は最善を尽くしたら後は時間も味方してくれるという教え。
後者は発散と収束という自分の感情の起伏をコントロールするという教えです。
個人的にはどちらもスキルとしては持ててると思います。
ただ使いこなせているかというと怒りをコントロールしすぎて爆発させるところまで最近はいかないなと反省します。
「トップは戦場のどこにいるべきか」
総理大臣が前線に行かないのはなぜかという意見が出る国もあるようですが正解は
「影響力が大きくなるところで判断が行われる場所の近く」
となるそうです。
交戦中の場所では己も歩兵の1人になってしまい大局の判断ができないからです。
リーダー論としては「判断が行われる場所」を早く特定しいち早くたどり着くことが大切と言えると思います。
「報道関係者と関わる時リスクを負っているのはあなただけ」
僕が不正受給担当をしてる時いつも肝に命じてました。
たくさんの取材をうけモザイク付きですがテレビにも出ました。
全てのリスクを負っているのはこちら側という認識だったので出来ることできないことの線引きに対する主導権は常にこちらにあるようにしてました。
そこができてたから取材を受けるうけないの判断を全て任せてもらえてたのだと思います。
著書は軍隊出身の著者の経験に基づくものですがビジネスマンだけでなく公務員にも通じるものがあると思います。 -
明確
だからこその、目的とそこに行動がついてきていると思う
もちろん、パウエルさんも素晴らしいしその周りのリーダーとなる方も素晴らしいことがわかった
的確
目的
判断するために必要な情報を集め、指示や行動に繋がっている
嘘偽りない真っ直ぐな人としての魅力も
2021年、パウエルさんが亡くなったけれど
この風土はアメリカに残っているんでしょうね -
【功績は皆で分けあい、非難はひとりで背負う。そして、おかしくなった理由を探し、そっと直す。「自分の行為の原因を自分以外に求めたとき、それは理由ではなく言い訳になる」】(文中より引用)
陸軍大将、統合参謀本部議長、そして国務長官といった要職を歴任したコリン・パウエル。豊富な人生経験から、リーダーとして、そして一人の人間として「私にとってはこれが上手くいった」とするヒントや逸話の数々を紹介していく作品です。訳者は、翻訳家として活躍する井口耕二。
次から次へとドッグイヤーをつけてしまうこと間違いなし。ただ抽象的な教訓を書き連ねているわけでなく、しっかりとパウエル氏自身の経験にも照らしながら記載されているので説得力が桁違い。「ビジネス書」の範疇には収まらない魅力の詰まった一冊でした。
これは現代の古典☆5つ -
著者は、ジョージ・W・ブッシュ政権で米国務長官を務めた政治家・軍人。40代以上だと、顔を見れば「ああ、見たことある」となるはずだ。
「出世すればするほど、虚飾とスタッフに囲まれてほかが見えなくなる」「自分の行為の原因を自分以外に求めたとき、それは理由ではなく言い訳になる」……。全編にわたるリーダー論は、どれも名言。中間管理職になったくらいから意識しておくと、出世できるかも 笑。
「怒ったら、さっと怒りを乗り越え、自制心を失わないように心がけている」ものの、「必ずとまでは言えないが、だいたいにおいてうまくできていると思う」とこぼしてしまうあたり、人間味のある人物だ。ホットドッグを愛していたり、堅物一辺倒ではないのが、人気や出世の秘密なのかもしれない。 -
真のリーダーシップとは何か、腹落ちするところが多い良書。何か所も付箋を付けた。
【自分へのキーワード:自戒13ヵ条を習慣化する】カーネギーさんや稲盛さんなど、リーダーに関する書籍はあれこれ読んだけれど、本書はそれらと違う印象、一重にすごく親近感が湧いた。例えるなら父親から自身のリーダーとして働いていた時の思い出話を、やさしい口調で語り掛けられているような、とても心地の良い内容、謙虚であり、指導してくれた人や関わった様々な人々のおかげ。準備に時間をさく、前を向いて考える、引き際、信頼を得るにはまず信頼すること等共感できた。
気に入ったところは真似てみてね、対立したところはアレンジしたらどうかな、などと寄り添い感が半端ない。自分の中で本書はリーダーとしての姿勢に困った時、不安な時などのヒントになる事は間違いなし。 -
イラク戦争を始めた人の本
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黒人初の米軍統合参謀本部議長へと立身出世した著者のリーダーシップ論。
"It Worked for Me"という原書の題名からして、著者の人柄が滲み出ている。本書で紹介する方法はあくまで私には効果があったという但し書きが書かれているくらい。リーダーシップ論、もしくは人生論は至って基礎に忠実な内容。特に印象に残った箇所はリーダーの引き際。地位にしがみつかず、自分がその地位に登れたことを感謝し、組織からお呼びが掛かる前に自ら降りる大切さを説いていた部分には感銘した。
余談だが、かつて海外留学で出会ったアメリカ軍出身の仲間たちのリーダーシップスキルが総じて高かったことを思い出した。判断を誤ると仲間の命を含めて落とす可能性のあるような状況で、日々緊張感を持って判断し、任務を遂行したことに起因するのではないかと改めて推察した次第。 -
軍関係の話は正直言うとピンとこないところもありましたが、特に若い頃の話や講演をするようになってから気をつけていることなどが興味深く、参考になりました。
著者の温かい人柄が伝わってくる文章でした。