「カエルの楽園」が地獄と化す日

著者 :
  • 飛鳥新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864105224

作品紹介・あらすじ

日本人に襲いかかる軍事衝突、巨額賠償請求、虐殺の運命。軍艦、戦闘機の次はどんな手を打ってくるか、最悪の日本侵略シナリオをシミュレーション。

感想・レビュー・書評

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  • 百田尚樹さんと石平さんが「カエルの楽園」をベースにして日中関係を語る対談作品です。
    「カエルの楽園」も読みましたが、こちらの方が直接的な物言いで個人的には好きです。
    中国出身の石平さんが語る中国がある意味リアリティがあって怖いです。
    外交問題や憲法9条の問題などこの国の行く末を一国民としてしっかり考えなくちゃと思いました。
    まずは選挙からしっかり参加しようと思います。オススメ!

  • 百田尚樹氏と石平氏の日中問題(殊に尖閣諸島問題や日本の国防問題)についての対談書。カエルの楽園を予言の書として、引用されつつの2人のとんでもなく広く深い知識に驚愕しました。まずは中国という国の共産主義の歴史的な残忍さ狡猾さを日本人はもっと認知すべき。経済的にも中国に依存している体制は非常に脆く危うい。尖閣諸島の問題はじめ直近の朝鮮半島の動きに対して日本国民は平和ボケし過ぎている。1945年以降、島国というのもあり、70年近く平和というものを享受してきているので仕方ない部分もある。とある本では、日本人は水と安全はタダだと思っているというのはその通り。まずはアホな偏向メディアの情報に煽動されるず、ファクトベースで物事を考えて、正しい理性を持って日本の国防をどうすべきが全国民は真剣に思慮せねばならないと思う。その為には9条問題を含む憲法改正&自衛隊の機能強化&正しい公正なメディアの在り方の3点について、まずは認識をしなくてはならない。護憲派の皆様や反米(反沖縄基地運動家)は日本が安全である理由、米軍が沖縄から去ったらどうなるか、それらをもっと長期的な視点で見るべきである。

  • まず、カエルの楽園をよんでいないとよくわからない本。読者は既に読んでいるという仮定で対談がすすむ。デイブレイク=朝日新聞という扱いであるが、国民がメディアに騙されないよう、警告を投げかけている。石平氏という中国出身者の意見は百田氏よりもある意味説得力がありそうだ。楽園をめざしてナパージュにたどり着いたソクラテスを自分に投影したというくだりは妙に納得してしまった。

  • 怖いです…シミュレーションされている内容が、というよりも、自分自身が平和ボケしているのだろう、ということに。

    ローラのような、善良な無知が中国の野望の助けになっている、という部分、自分にも当てはまるのかも…

  • 「カエルの楽園」で日本人の平和ボケを思い知らされたが、本当は全然わかっていなかった。「カエルの楽園」が現実になりつつある今、この本を多くの人に読んでもらいたい。いろいろと言いたい事はあるけど、先入観なしに読んでもらって、自分の今の考えと比べ、考えるきっかけにしてもらえたらと。日本人として真剣に考えなくてはいけない時期に来てると思う。

  • <b>さすがに、ついていけず途中で中止</b>

    さらっと対談本で儲けようとするなら、もう少し説得力が伴って欲しいところ
    「沖縄独立工作」→「本土の地方自治体支配による自衛隊基地、米軍基地の使用中止命令」→「日本占領完成」??なんだかなあ

    チベット、ウイグルなどでの民族浄化手法が、改めて描写されます。
    確かに痛そう、悲惨ですが、支配手法の説得材料にはなっていないですね。

  • 『永遠の』 恥、羞恥心『ゼロ』 の作家です。フランス革命以降右翼と左翼の争いは茶番が多く、本質から国民の目をそらすために行われてきた。似非左翼作家の批判は割愛するが、『沖縄の切り離し工作』の一端を担っているのはまさに百田ら似非右翼(済州島人脈)である。


    石平氏のバックグラウンドは台湾ロビーあたりだろう。日本は中国から離れろとの主張は結構だが、台湾が中国市場で漁夫の利を得るのは面白くない。石平氏にはぜひ台湾の鴻海も中国の工場から撤退するように主張していただきたい。尖閣諸島問題の引き金を引いたのは台湾の保釣同盟なのだから。海兵隊の意義は尖閣諸島より台湾有事である。台湾への海兵隊移設を主張してはいかがか?沖縄県民は台湾に「海兵隊設置負担料」を請求してもいいぐらいだ。

    『日本は「琉球独立」を容認する』とあるが、それこそが百田らの似非右翼の本当の目的の一つであり、米軍統治への逆行か台湾領土にしようとしている。「日本にとって沖縄に経済的価値はない」とのことだが、尖閣諸島の原因は海底資源であり、沖縄復帰・日米繊維交渉のタイミングで国連(エカフェ)すなわちアメリカがご丁寧に「経済的価値」を台湾(中国)に提示してしまっている。『米軍を足止めできれば、すぐに尖閣は奪われる』とあるが、これだけの米軍力があっても中国の侵攻がやまないのだから、自主防衛に切り替える必要があるが、そこはあえて触れない。

    中国侵略を阻止するには、もはや沖縄の軍備を強化すればいいというレベルではない。核保有国に対抗して核武装が必要か否かの段階に来ている。反基地運動とリンクしている中国の動きは、実は台湾・香港の国民党および保釣同盟の動きでもある。そこを無視するのは悪意を感じざる得ない。保釣同盟はアメリカのプリンストン大学という共和党保守派系の大学にルーツがある。

    というか、北朝鮮のミサイル発射が安倍政権を助けるがことく、中国の軍事圧力が在日米軍を助けている現実。習近平の隠し財産がパナマにあるのは周知の事実だが、アメリカはパナマ侵攻のごとく習近平の口座凍結等の圧力をかければよいであろうに。むしろ適度な軍事圧力を習近平が行使しなくなれば、パナマの口座に圧力がかかる仕組みではないか?

    アメリカはポーカーフェイスでずる賢いジャイアンだ。我々敗戦国の東洋人はより慎重かつ平和的に動かないといけない。ハルノートを論じる百田氏ならわかるはずだろうに、あえて言わない。

  • 「カエルの悪夢」平和憲法を守って楽園が地獄と化す。中国は沖縄を侵略したら九州や本州にも手を伸ばす。弱くなれば蹂躙する中国。蒋介石は自分さえよければ自国民の被害など度外視で、国民の生命や財産を守ることなど考えない。現政権も説明責任や人命軽視の価値観は変わらず。日本のマスコミは在日が相当入り込んでおり韓国も中国にすりより日本の領土を奪いたい。中国には「国防動員法」がありいざ戦争になれば外国にいる中国人も政府支持で活動。それなのに日本の政治家は国防を語らず朝日の真意もわからない。日本は一番侵略しやすい弱い国。

  • 「カエルの楽園」は未読。 必ず読みます。 
    「カエルの楽園」を今の日本の状況に照らし合わせた対談。 
    そこにある危機をに気づかない日本人に警鐘を鳴らす問題作。 
    内容は、不愉快きわまりないが これが現実だと私も思う。 
    いかに この国を守るべきか、選択は限られていると思う。 
    是非 「カエルの楽園」と併せて多くの人に読んでいただきたい。 

  • 素晴らしい組合せの対談。重複が多過ぎて少し飽きた部分もあるが、至極全うな主張。すでに平和至上主義教に洗脳されてしまっている日本人必読書。

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著者プロフィール



「2022年 『橋下徹の研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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