その靴、痛くないですか? ――あなたにぴったりな靴の見つけ方

著者 :
  • 飛鳥新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784864104579

作品紹介・あらすじ

これまでの靴選びは間違っていた!?ハイヒールが足に悪いなんてウソ!「大きい靴」がトラブルの原因だった!誰も教えてくれなかった、正しい靴の選び方。

感想・レビュー・書評

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  • 「オシャレな靴を履くためにはガマンしかない」と思っていたので、目からウロコでした。
    なぜ靴擦れするのか?どう靴選びをしたら良いかが、わかりやすく書いてありました。

    読了後、早速靴屋さんで、今までと違った目線で靴を購入。フィットしています!

  • あくまで個人の感想です。
    ニコの足は、小さい、薄い、狭いの三重苦です。
    成人してからこっち、靴は悩みのタネでした。
    とくにパンプスです。成人女性というものは、パンプスでなければならない場面が往々にしてあるものです。どうしても必要なんです。裸足では外出できない。

    オーダーしたりもしましたが、拷問かとおもうくらい痛い。
    痛いのをがまんして履きならして、っていうけど無理。
    そんな中、この本に出会い著者の西村氏の診断を受けにも行きました。
    なかなかの靴が1足買えるくらいの費用でした。

    結果、ニコの足は足幅3Aという極狭で、既成の靴はほぼムリというもの。
    んで紹介されたり、勧められたりしたセミオーダーのお店を試したんですが。
    やっぱ、痛いんですよ。むしろ既成の、西村氏の診断によれば大きいはずの靴の方が履いていられる。幅に合わせたぴったりなはずの靴の方が、足が削られるようでもう履いていられない。歩けない。
    そんなかんじで、役に立たなかったという意味で星1つです。

  • [墨田区図書館]

    先日息子の靴を買いに行った際に初めて「C」という幅表示をみつけてびっくりした。てっきりE~3Eとか5Eとか、Eだけで表示するものかと思っていたから!!!

    息子の足は私同様幅広甲高。そのためこれまでも靴選びには困っていたが、このところの成長の速さから思った以上にサイズ感がよく分からなくて「幅に合わせるか長さに合わせるか」でしばらく悩んだ。

    帰ってきてから新たに知った幅表示についてネットで調べたところ、「開帳足(こんにゃく足)」という言葉を知った。土踏まずに関わる縦アーチのことは知っていたし、自分の外反母趾の一因は足の(縦)アーチがないから(とはいえ土踏まずはあるしと不思議だった)と推測はしていたものの、横アーチについては初耳。しかもある人はその判断基準として、「空中での足の形と、床に置いた時の足の形が異なる=開帳足」として紹介している!靴を選ぶ際は座って履くだけでなく、最後は立って体重をかけた状態やできれば歩いて、何故なら「足のサイズ(幅)は体重をかけたら変わるから」と教えられて?きた常識を覆す新たな情報!!!!

    そこから少し足について調べようと調べて予約したこの本。既に開帳足についてはネットで知っていたので足が靴にあっていないことに関する話ではほぼ目新しい点はなかったが、「靴の選び方」に関してはこの本で意識して知った。この本を起点に数冊足と、それから靴についての本を借りてきてみよう。そしてできれば著者の経営する「シューフィット・神戸屋」に行ってみたい。

    ■靴の選び方(P.112~)
    ①裏から見る。大半を占めるエジプト型(親指が最長)は、靴先の絞りが親指側に傾いているものを。但し小指が長い人は小指側のデザインにも注意。ギリシャ型(人差し指が最長)は靴の中心線があまり傾かず、靴先の絞りが靴の中央付近のものを。スクエア型(全指同長)は絞りが緩やかでつま先幅に余裕がある靴を。スクエア型に合う靴は全タイプで履ける。

    ②足の甲のすき間をチェックする。指が全く入らないか、指(爪?)の先が少しひっかかる程度。すき間が指1本くらいなら中敷きで調節可能だが、2本入ってしまうなら調整も効かないほど大きいので購入は勧めない。

    ③つま先立ちでかかとが抜けないかどうか。かかとのすき間は調整が難しいため、かかとが抜ける=サイズが合わない靴は諦めた方がいい。また、つま先立ちをしたときに靴が笑わない(横にパカッと広がったり、変なシワができたりしない)か確認する。

    ※中敷きや足首やつま先ではなく、中足あたりにストラップがある靴で調整や生理中はむくんで1サイズ(5mm)くらい変わることも。2タイプ靴を用意するか、むくんでいるときの最大サイズに合わせて用意し、普段は中敷きで調整するなど。

    ■足の測り方(P. 84~)
    ①足長(サイズ)
     壁に沿っておいた白い紙の上で壁にかかとをつけて立ち、なぞった足の形の一番長い足の指とかかとを垂直に結んだ長さ。

    ②足幅(ワイズ)
     ③のボール位置にメジャーを巻いて測った足周りの長さ。採用するのは座っている非荷重時の値。立っている荷重時のワイズと1.2cm以上の差があれば開帳足。

    ③ボール位置
     親指と小指、それぞれの足の付け根の出っ張った骨を直線で結んだ、つま先立ちした時に足の指の曲がる位置。

    ■靴の現状(P. 33~)
    スニーカーは木型サイズ(捨て寸ナシの、実足長と同じサイズ)なので自分の足長+1cmぐらいのもがよく、パンプス(ハイヒール)は足入れサイズ(その実足長の人が履けるように捨て寸を追加して作られたサイズ)なので、自分の足長サイズくらいのものがいいように、「靴の作りによってサイズ表示が異なる」ことを知り、最終的には「自分で履いて確かめる」。

    日本人は幅広甲高と言われるが、それは主に老年層。若年層は逆に小さなワイズが多いのに現状ではそもそも売られていないことが多い。例えばJLIAの調査では「22~24cm & D,E,EE」で7割をカバーできるとなっているが、52歳以上の老年層はE,EE,Dで7割強、45歳以上の中年層はE,D,EEで7割弱、19歳以上の若年層はD,C,Eで7割弱となっている。更に全年齢層で荷重足囲と非荷重足囲を比較してみると2E,E,3Eメイン⇒C,B,Dとワイズダウンする。


    ■良い靴とは
    かかとから土踏まずまでなるべく幅の細く足にぴったりフィットする靴。特に開帳足の場合、幅広の靴をと選びがちだが、体重をかけていない際の細い状態に合わせて靴を選ぶこと。
    ハイヒールは体重が前(指)にかかるので足に合っていれば逆に足裏の筋肉に負担もかけず、姿勢がよくなったり足膝腰の痛みが改善されたりなどのメリットもある。3-5cmはバランスがよく、7cmだとふくらはぎが引き締まる。特にハイヒールを履くなどして、「正しくインナーマッスルを使えて歩ければ」足は太くならない。正しくない歩き方でアウターマッスルを代用していると、筋肉がついて太くなってしまう。

    ■役立つ情報
    ・シューフィット・神戸屋
     著者の経営する「靴は売らない靴屋」として新宿で足の計測、アドバイスを行う。
    ・ドクターズ・ディモコ
     整形外科医である内田俊彦医師が足トラブルに対する治療を行っている靴屋。

    ・ShoePremo(21.0~25.5/AAA~EE)
     自宅または試着オーダー会で無料のフィッティングサービスを受けられる靴屋。再調整サービスもあり左右で違うサイズもOK。
    ・Chochotte(21.5~25.5/AAA~A)
     ヒールの高さもペタンコから7cmと豊富。季節限定色も人気で、選ぶ楽しみが得られるブランド。
    ・tartaruga(20.0~26.0/AAAAA~B)
     ワイズAAAAAの靴を揃えたブランド。このサイズを作れる店は世界を見回しても類をみない。
    ・パンプスメソッド研究所(19.5~27.0/A~F)
    https://www.i288.jp/user_data/item_lineup
     JIS規格144サイズ×2タイプ、288サイズ全てが試着可能なブランド。全日本革靴工業協同組合連合会が運営する実験的プロジェクト。浅草橋や日本橋などにあり「パンプス」を3-4万で買う気があれば良さげ。ただ立った状態での、荷重時のサイズ計測らしいのが注意。

    ・サイズ調整に使えるインソール
     指の付け根から中足部分あたりに、ボール位置を中央にするような位置に敷いて使う。1mm厚で2.5mm程度のサイズ調整が可。
     コロンブスのfootsolutionつま先コンフォート(700円)、村井のClearJell+フットケアパッド1mm/2mm(700円)など。
    ・横アーチを支えるインソール(for 外反母趾/開帳足)
     涙型の平らなほうがボールラインに接する形で、湧泉を中央にするような位置に敷いて使う。下手に敷くと痛みが出やすい箇所なので薄手のものが多いが、0.6~1mmくらいは厚さのあるものを。
     アールアンドデーのCVペリットフォーム(700円)、コロンブスのfootsolution横アーチパッド(700円)
    ・外側縦アーチを支えるインソール
     足の外側の足の付け根からかかとまでの半分くらいの位置にタコができるなら小さなものを。
     コロンブスのfootsolutionアーチクッション(450/650/700円)

    ■その他の情報
    神戸屋のサイトで紹介されていたお弟子さん?のうち、都内で行けそうなところをピックアップ。するとその他の同業者さんなど検索で引っかかった個所も。

    ・フットケアセンター足立
    https://yurukakatoaruki.com/reserve/
    専用アプリで外反母趾の角度計測し、回内状態になっている親指ならびに歪んだ骨格を"整体施術"で改善させてから"歩行指導"をし、場合によっては靴選びやインソール指導も。通常7500円、初診(月10人のみ)は1480円。

    ・新浦安の足のむくみを解消する靴と足のコンシェルジェ
    https://ameblo.jp/yu-bun5/entry-12336936628.html
    フットナビでの足圧測定&計測後、手持ちの靴相談やインソール(\450~\2000)調整、今後の靴選びや体操等の指導で150分25000円、3.5cmローファー試着は5000円。

  • アーチが崩れて開張足になっているのが原因。無闇に幅の大きい靴を履かないこと。アーチを保つためにインソールを入れること。

  • 可愛いパンプスを履いたら靴擦れは当たり前。
    …そんな今までの当たり前が覆される本でした!

    新しい靴が欲しいと思っていたので、この本を参考に痛くならない可愛い靴を探してみたいです。

  • 読んで良かった。
    ワイズがかなり細いことが判明した。そら、どんな靴履いてもカパカパするわ…。
    家にあるパンプスをチェックしてみたら、幸い全て足にあった形をしていた。ヴェリココ、ありがとう!
    ワイズの細い靴を売ってる店も紹介されてるので、一度行ってみたい。

  • hotno友

  • へー!そうなんだ!て思うことが多かった。
    足長も短めで、パンプス探しがとても難しかったが、ワイズの重要性がわかっていなかっただけなのかもしれない。
    Bワイズの靴、取り扱ってるお店はあんまりないし、未だにパンプス難民ではあるけど、足に合う靴を見つけやすくはなったかな。

  • 自分に合う靴が無いと悩んでいる人は一度読んで見ると良いです。足のトラブルのほとんどは大きすぎる靴のせいだそう。自分の今持っている靴のほとんどが、少し緩めでした…。インソールで調整してみます。

  • わかりやすく、読みやすく、親しみやすく、良い一冊でした。きちんと足を測って靴を買いたいなあ。
    2017.09.12

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