- Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863896697
作品紹介・あらすじ
いま魔法街の住人たちがもっとも気になっている話題、それは「あの十年屋の優秀な執事に、弟子入りした使い魔がいるらしい」ということ。ミツというミルクティの色をした子猫で、小さなお手てで一生懸命カラシのお手伝いをしている姿がたまらなくかわいいといううわさ。まだ使い魔を持たない魔法使いたちは、ミツをぜひわが相棒にと、争奪戦をくりひろげ……。一方、りっぱな使い魔になれるか不安でしかたないミツに、カラシは自分の過去のこと、十年屋と出会った日のことを語るのでした。――ますますにぎやかになっていく、人気シリーズ第6巻!
感想・レビュー・書評
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十年屋さんの元へ運ばれてきた小さな子猫・ミツ。執事猫カラシの元で、立派な使い魔となるために見習い中です。
もうこの二人(二匹?)がかわいくてそれだけで幸せな気持ちになります。
もちろん、十年屋さんの家業は相変わらず。でも今回はいままでとは少し毛色の違う話もちらほら。カラシちゃんの過去話もあり、いろいろバリエーションがついてておもしろいです。
ご主人様を見つけたミツちゃんの今後の活躍にも期待。
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なんて素敵な物語なんだろう。
読み終わったあとの感想はこの一言に尽きます。
✰十年屋さんの執事として働いている猫のカラシちゃん。
ある日カラシちゃんに初めての弟子ができます!まだ子猫で失敗ばかりしてしまうミツだけど、優しく見守る十年屋さんとカラシちゃんの元で徐々に成長していきます。
また、遂にカラシちゃんの過去もわかる作品です。胸が苦しくなるところもありますが、最後はやっぱり胸が温かくなる物語です!
たくさんの人に読んでもらいたい物語です -
見習いミツちゃん、可愛すぎる。ちっちゃー!!
親友からのプレゼントに困る話がよかった。執念というか、怨念というか。そこから繋がるカラシの話。カラシは使い魔じゃなくて、執事なんだなぁと納得。今が幸せならそれでよかった。 -
見つけ屋さんのミンネに見つけられた子猫のミツ。
魔力を宿すミツは、十年屋の執事(猫)・カラシちゃんのもとで、しばらく見習いをすることに。
ミツはいったい、どの魔法使いの使い魔となるのか??
そして、カラシちゃんが十年屋の執事になったいきさつとは…?
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寿命1年と引き換えに、手元に置けないけれど捨てられないものを十年、魔法で預かってくれる十年屋。
もちろん十年魔法のお話もあるけれど、今回の巻には見習い猫のミツのことや、執事猫のカラシちゃんのお話も…
ちょっと怖いお話は「困った贈り物」。
親友・アミンからの贈り物を持て余したルキは、その贈り物を十年屋に預かってもらうのですが、その贈り物にはある秘密が…その真相には「えー?!」という感じでした。
でもこういうの、現実にもありそうで恐ろしい…!
また、「ひどいしくじり」は、いつもいつもお姉ちゃんのものを貸してもらうと、すぐに汚したり壊したりしてしまう妹のリンのお話。
リンにはまったく悪気はないのですが、そのリンがおなじような失敗をしてしまった見習い猫のミツから学んだこととは…??
リンの気持ち、お姉ちゃんの気持ち、見習い猫・ミツの気持ち、そしてミツの師匠になったカラシちゃんの気持ち…それらを物語のなかで知ることができるので、もしリンのような子がいたらこのお話を「読んでみて!!」と渡してみてもいいかもしれないですね。
それでもその子が変わらないなら…そ〜っとその子から距離をとることをオススメします。
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最後は見習い猫・ミツの、マスター決めのお話。
まだ使い魔のいない魔法使いたちは、ここぞとばかりに立候補!しますが、ミツが選んだのは…
意外!な魔法使いが選ばれるだろうな、とはおもっていましたが、選ばれたその魔法使いがいたことを忘れていたので(笑)、選ばれたときには「そういえばいたな…この魔法使い…」という感じでした。
十年屋本編だけでなく、十年屋シリーズ特別編で詳しく出てくる魔法使いたちもたくさんいるのですが、その魔法使いたちが出てくると、ちゃんとどんな魔法使いか補足が入るので、特別編を読んでいない人でも十分たのしめるのでは…とおもいました。
ミツとマスターのお話も、今後書かれそうな雰囲気だったので、そちらもとてもたのしみです。 -
この作者とシリーズは好きなので、よく読みます。今回は少し展開したのでおもしろかったです。次回が楽しみです。
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シリーズで読んでいます。十年屋の使い魔のカラシに可愛らしい弟子ができます。カラシの意外な過去も分かり、最後はカラシの弟子のご主人も決まり本当に温かい本です。続編が楽しみです。
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可愛い物好きのギラトさんの所に可愛い使い魔がやってきて、可愛いなぁ。
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たまに魔法がかかった人が不幸な目に遭う十年屋。しかし、今回は温かく気持ちの良い終わり方の物語が多かった。特に見習い猫の「ミツ」の仕える魔法使い探しの回は、心が温まった。