テメレア戦記III 黒雲の彼方へ

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  • Amazon.co.jp ・本 (486ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863322080

感想・レビュー・書評

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  • 世界史をある程度知らないとこの話しには付いて行かれない・・・とは思いますが、知らなくてもまるっきりフィクションとして読んでもいいのかな、
    此処まで来れば。
    いよいよ、内容が深まってきました。
    まだまだ続く?と聞いてましたが、訳されているのは4巻までですね。
    気になる!
    気になるって言えば、映画化されたら2時間でおさまるのかが気になる。
    気になる!もっと気になるといえば、あの謎の人物、気になる!!!

    旅はまだまだ続きます。

  • 勇猛果敢にして心優しき竜テメレアは、固い絆で結ばれた担い手ローレンスのため、ふたたび英国へ戻り、対仏戦争の戦力とならんとする。しかし、孵化直前のドラゴンの卵を受け取るため、一刻も早くオスマン帝国へゆけという密命がくだる。オアシスをたどり、イスタンブールを目指すテメレア一行に、不穏な影が…宿敵ナポレオンの奸計が、漆黒の翼に忍び寄る。
    (BOOKデータベースより)

    ***

    まさに波瀾万丈な旅路。
    私だったら確実に心が折れてるな…。

    やっぱり一巻のときのようなテメレア⇔ローレンスの絆へのときめきは減ってしまったけれど、彼らがどんな答えにたどり着くのかは興味深いです。

    あとは、リエンが怖い…。
    対リエンだと、テメレアがまだ2歳だと実感する。

    グランビーの竜も決まり、良かったね。
    理想通りの出会いにはならなかったようだけど、それを受け入れる度量ができたのはローレンスの下でテメレアのクルーを務めあげたからこそ、だよね?
    初期の彼なら受け入れられなかった気がするし…。

  • 再読。

    舞台が二転三転する冒険記。
    新たに登場する人物、そして去る者も目まぐるしく変化。
    テメレアちょい反抗期。
    じゃじゃ馬ならぬじゃじゃ竜なイスキエルカがこれまた可愛い。

    読み終えるのに時間がかかったのは忙しかったせい、一気に読みたかったなぁ…

    ささ、次巻へ。

  • テレメアとローレンスが、イギリスを目指して旅するけど、怪しげな案内人が出てきたり、フランスとプロシアの戦闘に巻き込まれたりとハラハラの連続。
    リエンの復讐心とナポレオンの戦略が絡まってピンチが続くけど、野生ドラゴンたちの活躍もあって切り抜ける。
    さっさとイギリスへ帰ればいいのに、律儀な二人⁉️次回こそ、イギリスで仲間たちと闘えるといいのに。おチビドラゴンも楽しみ

  • マカオからイスタンブールへ。野生ドラゴンやら火吹きの仔ドラゴンやら登場ドラゴンも盛り沢山

  • イスタンブールで竜の卵を引き取れというイギリス本国からの指令を受けてローレンスたちは陸路を旅する
    案内人のサルカイと共に砂漠を旅してようやくイスタンブールにたどり着くが、卵の代金が払われていないからと追い返される。イギリス大使は亡くなり、大使館は無人。オスマン国で軟禁状態になる一行だが、何とか卵を奪取してヨーロッパへと脱出する
    しかしナポレオンに攻められて敗走するプロイセン軍に参戦したローレンスたちも退却を余儀なくされる
    また、ナポレオンには白い竜リエンが参謀についていた
    後のないローレンスたちは砂漠から駆けつけたサルカイたちに助けられ、ナポレオンの牙から逃れる

  • 新しい命令書を受け、陸路でイスタンブールへ向かうローレンス。

    ナポレオンを見かけたり、実際の戦争との相違も楽しめる。1巻めを読んだときの興奮を思い出した。
    新しい登場人物・サルカイが魅力的。

  • ヨンシン皇子の密やかな埋葬の後、ローレンスとテメレアにもたらされたのは「オスマン帝国よりドラゴンの卵を受け取り、英国まで持ち帰る」という指令だった。
    広大なユーラシア大陸を陸路横断するという過酷な旅。
    謎めいた案内人・サルカイの存在。
    ヒマラヤ山脈を根城とする、野生のドラゴンとの接触。
    復讐に燃えるリエンのフランス行。
    イスタンブールでの足止め監禁と逃亡。
    思いがけず参入することとなった、イエナ・アウエルシュタットの戦い。
    英国に戻るために、ローレンス一行が出会う苦難に次ぐ苦難の数々。
    これでもか、これでもかと相次ぐもんで、読んでてハラハラさせられました。
    今回は、どこか陰のある男・サルカイさんにちょっと惹かれてしまいました。イスタンブールのご令嬢と、何やらロマンスがあった模様。そのあたり、もう一回書きこんでほしいなぁ。
    英国に同行するとしたら、彼はどんな立場に追いやられるのか(←苦しい立場になるのは大方予想されるので)次巻はそのあたりも気になるところ。(あ、プロイセンの方々もどうなるんでしょうね~?「英国、楽しすギルぜ~」とかいう人はいないと思うけどww)
    あとニューフェイスどころでは、火噴きドラゴン・イスキエルカが今後人気をさらっていきそうな感じですね。
    あの生意気な口調がたまらんです。
    リエンとナポレオンのタッグは強力だけど、こうやって新たな仲間もできつつあることだし、早いとこ英国の地を踏んで、国力強化に努めてほしいものです。
    (なにせ今回負け戦ばっかりだったからさ)

  • まさか大陸横断するとは。そんでリエンが復讐の鬼になってた。いったいどうなるやら…。早く!続き!!

  • テメレアが率直にドラゴンとしての権利を求めていることに対し
    できる限り誠実でありたいと思いつつ、自国や人間の利益を考えると
    手放しでは応援できないローレンス。

    ローレンスの人柄やキャプテンとしての有り方など、かっこいいです。

    成長してきて可愛げがなくなってきたテメレアですが
    仔ドラゴンに対する態度がちょっと可愛い。

    史実のナポレオン戦争と上手い具合に絡んできて
    スケールがどんどん大きくなってきました。
    続きが気になります。

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著者プロフィール

【著者】ナオミ・ノヴィク Naomi Novik
1973年ニューヨーク生まれ。ポーランド移民の二世として、ポーランド民話に親しんで育つ。ブラウン大学で英文学を学んだ後、コロンビア大学でコンピューター・サイエンスを学び、『ネヴァーウィンター・ナイツ』などのRPGゲームの開発に携わる。2006年『テメレア戦記1 気高き王家の翼』で作家デビュー。ジョン・W・キャンベル新人賞(現アスタウンディング新人賞)や、コンプトン・クルック新人賞を受賞。また、ヒューゴー賞にもノミネートされ、『テメレア戦記』はその後ベストセラー・シリーズとなった。他の作品に『ドラゴンの塔』『銀をつむぐ者』「死のエデュケーション」シリーズなどがある。現在、夫と娘とともにニューヨーク市に暮らす。

「2023年 『テメレア戦記 7 黄金のるつぼ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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