ここすぎて水の径

著者 :
  • 弦書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863291263

作品紹介・あらすじ

著者・石牟礼道子が66歳(1993年春)から74歳(2001年秋)の円熟期に書かれた長期連載エッセイをまとめたもの。この間、1996年の水俣・東京展での講演や天草、島原、阿蘇、九州山地の椎葉村への取材などかなり精力的に動き、人や自然の風物にふれている。のちに、『苦海浄土』『十六夜橋』『天湖』『水はみどろの宮』『アニマの鳥』など数々の名作を生んだ著者の思想と行動の源流へと誘うエッセイ集・珠玉の47篇。

感想・レビュー・書評

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  • 母はもうすぐ93歳、熊本県下益城郡小川町(今は宇城市)の出身、八代の東、天草や水俣にも近く、石牟礼さんの言葉はいつも私に心地よい。15年前まで9年間に渡って、マルイ農協グループ(○I○Iではない)の広報誌『Q』に連載されたもの。別の本で既読のものもある。白黒の写真にも趣がありますが、石牟礼さんの見る夢は総天然色である気がするので、カラーの方がさらにいいと思いました。

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著者プロフィール

1927年、熊本県天草郡(現天草市)生まれ。
1969年、『苦海浄土―わが水俣病』(講談社)の刊行により注目される。
1973年、季刊誌「暗河」を渡辺京二、松浦豊敏らと創刊。マグサイサイ賞受賞。
1993年、『十六夜橋』(径書房)で紫式部賞受賞。
1996年、第一回水俣・東京展で、緒方正人が回航した打瀬船日月丸を舞台とした「出魂儀」が感動を呼んだ。
2001年、朝日賞受賞。2003年、『はにかみの国 石牟礼道子全詩集』(石風社)で芸術選奨文部科学大臣賞受賞。2014年、『石牟礼道子全集』全十七巻・別巻一(藤原書店)が完結。2018年二月、死去。

「2023年 『新装版 ヤポネシアの海辺から』 で使われていた紹介文から引用しています。」

石牟礼道子の作品

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