三島由紀夫と橋川文三〈新装版〉

著者 :
  • 弦書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784863290587

作品紹介・あらすじ

絶版となっていた話題書の新装版。
橋川は「戦前」の自己を「罪」とみなし、三島は「戦後」の我が人生を「罪」と処断した。「葉隠」から「死の哲学」とは対極の「生の哲学」を読み取っていた三島(1925−70)。その三島と「葉隠」との関わりを最も深い次元で考察していた橋川(1922−83)。ふたりの作家は戦後をどのように生きねばならなかったのか。敗戦を境界として三島は「前に進み」橋川は「引き返した」。この一見正反対にみえる生き方を、彼らの思想と文学を読み解きながら、写真のポジとネガのように逆転していたと解釈した力作評論。

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著者プロフィール

宮嶋繁明(みやじま・しげあき) 1950年、長野県生まれ。明治大学卒。学生時代、橋川文三に師事。現在、編集プロダクション代表。著書『三島由紀夫と橋川文三』『橋川文三 日本浪曼派の精神』(いずれも弦書房)。主要論文「戦争の『きずあと』―遅れてきた父の戦記」(「隣人」19号)、「橋川文三と歴史意識の問題―座談会『怒れる若者たち』再考」(「隣人」20・21号)。

「2020年 『橋川文三・野戦攻城の思想』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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