- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863134577
感想・レビュー・書評
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全ページカラーで写真が多く、解説も分かりやすいです。1ページごとの文章もほどよく短く、5才児の子供が興味を持って聞いてくれます。TVをみた後でも、復習がてら読むにはとてもいいと思います。
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羽毛恐竜たちのCG再現画像のクオリティが素晴らしすぎて、ぼんやりと眺めているだけで楽しめました。
今や鳥類は恐竜の子孫であったということが確定した訳ですが、カラフルな羽根で身を飾り立てて求愛ダンスを舞い踊る恐竜たちの姿は、昔のトカゲチックで恐ろしげな恐竜の姿とは似ても似つかないイメージ転換で(もちろん羽毛のないイカつい恐竜もいた訳ですが)、とにかくフワフワモフモフしていて愛らしく、触り心地が良さそう。
エミューやドードー系列の巨大鳥の仲間のようにも見える、クチバシがあってカモノハシとラクダと恐竜の複合獣のような姿のデイノケイルスや、どう見てもファイナルファンタジーに出てくるチョコボにしか見えない恐竜アビミムス(チョコボは羽毛恐竜の先取りだったのかと感心)。
北極圏の過酷な環境で、羽根で卵を温め子育てをする父恐竜トロオドンの健気さ。水性恐竜の中でもお腹の中で子供を育てるモササウルスや首長竜も驚きですが、よくペットショップで見かけるマツカサトカゲも胎生だったことをここで初めて知りました。
これは是非とも、本編のNHKスペシャルの番組の方も見てみたくなります。 -
恐竜
男の子の好きなものと言えば、スポーツや乗り物と並んで上位に入るものとして間違いないでしょう。
いや、男の子だけでなく、今や男女関係なく好きなものの一つと言っていい。
現に先日放送されたNHKスペシャルの恐竜スペシャルの主人公は女の子だったし、私の姪っ子は毎日トリケラちゃんのぬいぐるみを抱いて寝ているらしい。
もちろん大人になった私も、恐竜と聞けばわくわくする。
なぜか?
やはり未知のことが多い存在、というのがそう思わせるのだろう。
そんな恐竜を、陸上で巨大化した恐竜、海中で巨大化した恐竜(正確には恐竜ではなくて、海生爬虫類)、そして日本で発見された恐竜という分類で分かりやすく解説してくれている本書。
ただの弱肉強食の世界ではない。
そこには知的な生存競争があった。
これからの研究にさらにわくわくせざるを得ません。 -
すべてふりがな付き。
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羽毛恐竜のビジュアル(想像図)と生態の考察がリアル。紹介される他の恐竜たちは、普段目にする鳥やワニの特徴から逆算した形でもあるので、説得力と現実感があった。6,600万年前を身近に感じるような。仮説を飛躍させた一面があるかもしれないが、今後の新発見によってこれ以上の驚きがあり得るとする一文には納得。現在見つかっている恐竜は1%にすら満たず、永久に発見されない種もあるだろう(それは現在存在する種にも言えるが)。そんなフロンティアに生物学の巨大な魅力を覚えた。
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竜は羽毛をもっていた。そんな我々の恐竜のイメージを完全に壊す発見から、硬い皮膚で覆われたティラノサウルスは、羽毛を持ち冬でも、夜でも狩をすることで、最強の恐竜となった。謎の恐竜デイノケイルスも、カラフルな羽毛と卵を返す母性を持つ恐竜であることがわかってきた。
ロマンだなぁで終わらない、ニューヨークの自然博物館、上野の恐竜博、そして恐竜超世界、なんだかどっぷり浸かった気分。 -
読んでいて楽しいと心から思える本。
今の時点で3億年前の恐竜のことなんて知っているのは数パーセントといわれている中、3Dのカラーの世界で博士たちの仮定をもちいて描いているのは、すごい!昔と比べてこう言った可能性もあるんだ!と教えてくれた。モササウルスや近年の発見で得た、むかわ竜についての記述もあり、恐竜学は近年の発見が目まぐるしいのだなと教えてくれた。もっと、情報にセンシティブになろうと思った。まだまだ、自分の知らないことは無限大。 -
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