- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784863132108
作品紹介・あらすじ
世界の人たちの姿は、こんなにも豊かで多様だった。ナショナルジオグラフィックのアーカイブから1900〜30年代の貴重な212点を収録。テーマごとに分類/背景や特徴を理解するための解説/撮影地をガイドマップで表示/日本初公開の写真も多数。
感想・レビュー・書評
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タイトルの通り、約100年前にナショナルジオグラフィックで撮られた世界各国の民族衣装の写真集。日本もあるし、乙嫁語りの中央アジアの衣装もある。見て楽しい。
これを読んで、聖書に描かれたバベルの塔の伝承を思い出した。
かつて世界は一つの言葉を用いていた。けれども、天に至るほどの巨大なバベルの塔を築いたことで神の怒りを受け、言葉はばらばらになった。
民族衣装は、ばらばらになった言葉たちのようにユニークで美しい。出版された2013年の100年前だから、1913年くらいの写真だ。写真のキャプションとして、最近はこの衣装を着ることは少ないというような記述がある。今はどうなんだろう。もっとファストファッションの方に寄っているのではなかろうか。
ことばも服も、一つの方向性にまとまってしまう時代が来るんだろうか。
100年後に同じ趣旨で写真集を出したら、どのような写真になるのだろう。 -
同じ国でも地域によって衣装が違います。
頁を捲る度に鮮やかな衣装に目移りします。 -
日々ユニクロや無印を着ている自分には想像もつかないような、美しい衣装がたくさん載っている。世界にはいろんなデザインがあるなぁ、なんて言うと、あたりまえのことだなぁと思うのですが、この本を見たあとには、やっぱり口から出てしまう。ビバ!
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ナショナルジオグラフィック展を見た記念に購入。わずか100年前、こんなにも世界が多様性に満ちていたことに驚く。だからこそ、違いが許せなかったのだろうか。この写真集と、20世紀が戦争の世紀であった事実とがなんとも示唆に溢れているように思える。もっとも、展示されていた写真は1枚も掲載されていないわけだが。
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5
◆100年前の多様な民族衣装を知るための保存版写真集。
◆資料としても貴重な212点の写真を収録。
◆ページをめくって、100年前の世界一周を疑似体験。
◆明治から大正期、日本を精力的に紹介したエライザ・シドモアが撮影した日本の学校風景も。
いまや世界のどこに行っても目にするのは、似たような装い、似たような生活スタイル。それは便利ではあるけれど、その地の風土や文化に根ざした多様性が失われている、ということなのかもしれません。
本書は、100年ほど前、世界が豊かな多様性に満ちていた時代の人々の写真を集めました。ヨーロッパから中東、アジア、南北アメリカまで、個性豊かな人々の姿や、彼らの生活を、当時の貴重な写真で振り返ります。ページをめくりながら、100年前の世界一周を疑似体験できる写真集です。
【主な収録内容】
日々の暮らしのなかの服装/家族の肖像、同郷の絆/特別な日の特別なよそおい/アッパークラスのよそおい/子どもの姿/学び舎の若者たち ほか -
同じような民族服もあるが、特質している所が度々あって参考になった。染色、縫製、加工どのようにしていたのかすごく気になる。
日本も掲載されていたが他の国々と比べて美が追求されていてやはり着物は唯一のものなんだなと感心した -
モード
おでも
いいけど
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今はおそらく失われてしまった民族衣装の、世界各地の100年前の写真集。
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