日本人が海外で最高の仕事をする方法――スキルよりも大切なもの

著者 :
  • 英治出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862761576

作品紹介・あらすじ

20年、9か国の海外赴任。先進国も途上国も、新ビジネスも工場閉鎖も、現場も社長も経験した著者が七転八倒のストーリーで語る、多様な世界=これからの時代を生き抜くための「心の使い方」。

感想・レビュー・書評

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  • 【目次】(「BOOK」データベースより)
    序章 どこの国でも相手は人/第1章 現地に飛び込むー失敗からのスタート、助けてくれたのは映画だった/第2章 「違い」を活かすーわかったと思うと裏切られ…外国人としての強みとは/第3章 逃げずに向き合うーヨーロッパでの大仕事で大失敗。さあ、どうする?/第4章 文化を知り、人を知るーベトナム人の心をつかんだ広告はこうして生まれた/第5章 自分を見せるー「三重苦」の国・韓国へ…コミュニケーションで会社を変える/第6章 誇りと喜びを育むーついに熱狂する社員たち。信じてきたことは正しかった/終章 異なるものに出会う意味

  • ✔︎要点
    9ヵ国の赴任経験を得て自身が体得した、”海外で仕事をするために心がける15条”をエピソードを含めて紹介。現地の文化知り、外国人の立場を生かす、逃げずに一緒に闘うといった姿勢や、コミュニケーションのあり方について説明されている。
    ✔︎感想・意見
    ✔︎調べたいこと
    ✔︎本を読むことになったきっかけ
    海外赴任者向けの人材育成のため
    ✔︎本の中で気になった言葉
    多角的なコミュニケーション
    不安なのは駐在する人だけではなく現地も不安
    多種多様なものを包括し異文化を受け入れた上で適合させるように調整していくプロセスが真のグローバルであること
    ✔︎次に読みたい本

  • どんな国で仕事をする場合でも、現地のメンバー一人一人に関心を持ち、現地を代表した立場で考えて発言することが大事、というメッセージ。海外赴任する人だけでなくて、海外の会社と一緒に仕事をする人にも有用な心構えだと思った。筆者の個人的な経験がたくさん書かれていてとても共感できる本だった。日本だろうが海外だろうが、チームで仕事をするための大事な点は同じだと思った。

  • 海外赴任や海外プロジェクトへの参画において、結局一番大事なことは、相手が人であるということ。
    フラットに理解しようという姿勢と、自分が持つ感性や日本のおもてなしバックグラウンドを使いうことで、誠実で深い信頼関係を築いてきた糸木さんの経験談が書かれた本。
    自分の仕事でも感じることが沢山あり、感動して泣きそうになった。

  • 何のきっかけで知ったかは忘れてしまったけど、気になっていた本。ソニーで20年にわたって海外駐在をしていた糸木さんが著者。20年間の中で駐在した国は、インド、トルコ、ルーマニア、ハンガリー、オランダ、ドイツ、イギリス、ベトナム、韓国となんと9ヶ国!しかも販社の社長までされているので経営者でもある。そんな人が言うことなのだからと思い、買ってみた。

    一言で言うと、めちゃくちゃ面白い。
    現地の文化で自分がどっぷりハマれるものを見つけ、それを極めることでビジネスの場面でも活かしていく姿が、具体的なエピソードの中で紹介されているのでイメージしやすい。
    インドではボリウッド映画、ルーマニアではチョルバ・デ・ブルタという料理、ベトナムのでは「美しい音」という歌が糸木さんの仕事を助けてくれます。

    各国での駐在経験に分かれていて、様々な国での仕事ぶりが読めるが、個人的には後半のベトナム、韓国パートがグッときて好き。これこそが海外で働く意義。

    海外駐在をするビジネスマンはもちろん、留学や世界一周など、海外に出る人なら必読です。

  • ソニーで20年間に9か国の海外赴任を経験した著者による海外赴任の心得。私も海外赴任中なので、大変に参考になるところが多く、また励まされました。

    現地の文化を尊重すること、日本との違いがあることを認めること、そして現地の人々と交流すること。ローカルとオープン。言葉でいうのは簡単ですが、実はとても難しいことだと思います。本書では、現地の映画、音楽、料理に徹底的に浸ることで現地の人々との交流を図ったり、現地採用のスタッフと食事などを通した密なコミュニケーションを取る事例が紹介されています。これらは簡単そうに見えて、実は難しい。自分の殻に閉じこもって、上から目線で「だからこの国はダメなんだ」と言っていても過ごすことはできます。だけど、そこからは何も生まれない。勇気をもって一歩、現地の人々に近づくことが重要なのだと思います。

    避けようのないグローバル化をまずは受け入れる。そして外国の人々といかに交流をしていくかというのは、海外赴任だけではなく、日本に住む普通の日本人にも重要なテーマでしょう。相手の文化に興味を持つ、相手の人格を尊重する、自分をオープンにする。参考になるアドバイスが満載の1冊です。

  • とりあえず駐在をとりにいけという話

  • 海外で働く際に必要なマインドを著者の実体験から感じることができた

  • 相手の文化で自分の好きなことを極めて共通点を探して信頼関係を築くことが大切

  • 海外で現地に溶け込み、楽しみながら成功する方法を知るため、読みました。最大の学びは、「異文化・異観点・異条件に対応できるように自分と会社を変えていく力を身につけることが、海外での仕事を経験することの真の意義」です。海外駐在にチャレンジし、本書の学びを活かして成功させたいと思いました。

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