選ばれるプロフェッショナル ― クライアントが本当に求めていること
- 英治出版 (2009年7月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862760562
作品紹介・あらすじ
本書では、コダック、モトローラ、アメリカン・エクスプレス、シティバンク、イーライ・リリー、ゼネラル・エレクトリックなどの企業幹部へのインタビユーと、偉業を成し遂げたアドバイザーたちの研究から、この競争の激しい時代にプロフェッショナルが築くべき特質を明らかにする。それぞれの特質を高める具体的な方策を示し、プロフェッショナルとして高く評価され、価格ではなく付加価値で勝負できる、真のプロフェッショナルになるための道筋を示す。
感想・レビュー・書評
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超書 知識とスキルの情報が氾濫する現代において、クライアントから信頼されるプロフェッショナル、アドバイザーとはどういうものかを解説しています。
もっと早く出会いたかった書です。ご一読をお勧めします。
その条件は7つで、各々が独立した章になっています。
①無私と自立
②共感力
③ディープ・ジェネラリスト
④統合力
⑤判断力
⑥信念
⑦誠実さ
印象に残った言葉は以下です。
・明日死ぬかのように生き、永遠に生きるかのように学問せよ
・クライアントが自分で答えを見つけられるように、引き出す質問をする
・絶えず学ぶ人であり、過去の概念にとらわれない
・共感的になるには他人に興味を持たなければならない
・教えることを通じて学習する詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
十年前の本だが、内容は色あせていない
専門的な知識、技術がありふれたものになりつつある時代に、真に頼られるアドバイザーとはなにか?どうあるべきかを説く
クライアントへの貢献を志向し、それに没頭し、成長するストーリーが魅力的 -
自己啓発本というか、背筋を立たせてくれる本。
様々な例を用いながら、7つのテーマ(無私と自立、共感力、ディープ・ジェネラリスト、統合力、判断力、信念、誠実さ)について、書かれている本。
自由に働くことも、気楽に働くことも出来る中、
まずはプロフェッショナルとして仕事をし、生きていくということを、目指してやっていこうと思わせてくれた1冊。
まずは信念、ディープ・ジェネラリストを意識して、日々過ごしていく。 -
・明日死ぬかのように生き、永遠に生きるかのように学ぶ
・クライアントと協働すると自分自身の専門性も高められることになる
・プロフェッショナルなアドバイザーは、人に左右されないだけの富を蓄えているのが理想である。そうすれば、客観的で、独立した立場を保ち、自分の利益を主張する必要もなくなるだろう
・無私を貫くとは考え方であり、誠実さを保ちながらも、クライアントに仕えることに集中し、クライアントのニーズを満たすことだ
・リンカーン:「人に会う場合、私は自分の時間の三分の一を使って何を話すか考える。そして残りの三分の二を、相手が何を言おうとしているのか考えるのに使う」
・何かを教えるには、自分の知識を整理し、系統立てたものにしなければならない。このプロセスが考えを固め、ギャップを突き止め、知識をさらに深化させる
・経験豊富な同僚から学ぶことにより、自身の経験値を高めることができる。質問は
(1)「これまでで一番難しかったクライアントはどんな人か」
(2)「キャリアのなかでプロフェッショナルとして厄介な問題に直面したのはいつか。それをどうやって乗り切ったか」
(3)「どう考えても望み薄というケースを扱ったことがあるか。その理由はなぜか」
・自分がどんな決断をしようとも安心していくためには、どんな結果になろうとも自身が正しいと思える決断をしなければならない。
・隠さなければならないことを何も持たないことだ。当惑したら、保身に走る必要などなくなる -
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会計士としてクライアントにどう接するべきかを教えてくれる本。なんども読み返して自分の指針にしたい。
■無視と自立
■共感力
■ディーブジェネラリスト
■統合力
■判断力
■信念
■誠実さ -
多量の先行本やインタビューを通じて抽出された「エキスパートからアドバイザーへの道」。一度読んで終わり、ではなく、自分の成長のために使い倒すべき本だ。
使命感のことが出てくるが、結局、おのれに高い要求を課し、最良の仕事を成し遂げようとする向上心こそが、すべての大元となるような気がした。 -
プロフェッショナルの基本的スタンスと、注意事項が端的に書いてあり
色々と参考になります