ドラガイ

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  • カンゼン
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784862554826

感想・レビュー・書評

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  • ドラフト外でプロ野球入りした選手たちの悪戦苦闘を描く。「ドライチ」の続編。石井琢朗、石毛博史、亀山努、大野豊、団野村(!)、松沼博久・雅之。松沼兄弟懐かしい。

  • 「ドラガイ」=ドラフトではなく入団した選手のことです。
    今でいうなら育成枠でしょうか。

    1990年の制度改定までにドラフトは年によって指名できる
    人数が一球団につき、4人や6人などと制限が設けられて
    いました。

    そこでドラフト以外で入団した選手を
    「ドラガイ」と呼びここからスター選手へ
    と上り詰めた選手も数多いです。

    その理由は本人の努力か、はたまた運か。
    しかしこの本では本当の要因は”縁”ではないかと
    投げかけてきます。

    もちろん本人の努力やプロとしてやっていく
    だけの才能はきっとあったのだとは思います。
    でもやっぱり人生は
    ”縁”かな?と考えさせられる一冊です。

  • 田崎健太が、野球のドラフト外の選手について追ったコラム。

    野村団以外は概ね実績のある選手なので、普通に成功譚という感じ。
    プロ野球界に入るまでの話がメインだったのは面白かった。

  • 若き才能は見抜けるのか、見抜けないのか?ドラフト指名漏れから成功をつかみとったドラ外戦士の“矜持”。

    「ドラフト外」という制度がなくなって久しい。入団に至るまで、そしてその後が描かれる。団野村と松沼兄弟のエピソードは知らないことだらけだった。

  • 知られざる育成のヒント
    メンタル、発想法、戦略的に長所を伸ばす、活かす
    松沼兄弟などもっと知られてもいい往年の選手にスポットをあてる良テーマ

  • 誰を取り上げるかで印象は異なる。
     団野村や松沼兄弟の話なんて、知らないことばかりだった。
     大野さんについては、「スカウト」で既に知っていたことと重なる。
     

  • ドラガイというニッチなところにスポットを当てたノンフィクション。
    引用やインタビュー中心であり、筆者の意見が少ないのが良かった。
    また、往年の名選手との絡みも読者を引きつける。

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著者プロフィール

1968年3月13日、京都市生まれ。ノンフィクション作家。
早稲田大学法学部卒業後、小学館に入社。『週刊ポスト』編集部などを経て、1999年末に退社。
スポーツを中心に人物ノンフィクションを手掛け、各メディアで幅広く活躍する。著書に『W杯に群がる男たち―巨大サッカービジネスの闇―』(新潮文庫)、
『偶然完全 勝新太郎伝』(講談社)、『維新漂流 中田宏は何を見たのか』(集英社インターナショナル)、『ザ・キングファーザー』、
『ドライチ』『ドラガイ』(カンゼン)、『球童 伊良部秀輝伝』(講談社 ミズノスポーツライター賞優秀賞)、『真説・長州力 1951-2015』(集英社インターナショナル)
『電通とFIFA サッカーに群がる男たち』(光文社新書)など。

「2019年 『ドラヨン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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