- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784862554680
感想・レビュー・書評
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長束恭行|note
https://note.com/hrv_nogomet/
東欧サッカークロニクル - 株式会社カンゼン
http://www.kanzen.jp/smp/book/b361258.html詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
名前しか聞いたことのない、または名前すら聞いたことのない国・地域の文化・歴史がサッカーを通して感じられる
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非常にニッチというか、コアなサッカーファン向けと感じた。国ごとのサッカー史に興味のある人には面白い内容となっている。
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日本に置いて東欧サッカーというと
どうしてもオシムやユーゴスラビアといった視点で
語られがだが
それ以外の国々についてもつぶさに色濃く書かれている。
取材年度がほとんど10年前なのに
色褪せてないのは筆者の力だろうが
そこに滲み出る民族性がまた素晴らしい。
クロアチアディナモザグレブのフーリガンのバカバカしさ
ジョージアという小国としての意地と決意
ボスニアヘルツェゴビナの何度目の正直のワールドカップ
リトアニアのバスケ人気に対してのサッカー
などなど
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著者紹介見て「1997年生まれ!?若ッ!銀行に勤めていた1973年ッ!どゆこと!?」となりましたが、数字がテレコになっていたようでカバーの方は合ってました。
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過去に読んだ『アフリカサッカー』では呪術といった未知の世界を体感し、
『消えたダービーマッチ』では宗教対立という日本では想像出来ない物を感じたが、そういった、日本で暮らす上では感じる事の出来ない感性を思い出させる作品。
東欧の普段は聞く事も知る事もない小国の、
その国ならではの「政治・サッカー協会・国境問題・民族問題」などを交えた
サッカー事情を事細かに著者の訪問体験をもとに面白く書かれた本。
特に民族問題は地続きだからと自身のなかで思ってた価値観がキプロスという島国で問題が起きていることに面食らいました。
他にもシュケルやボバン、ケジュマンといった往年の名選手達の知られざる現在を知る事が出来たり、
収録された14カ国分の事情がよく面白く紹介されている本です。 -
ちょうど2018W杯終了後に読んだので、いささかズレ感がある一方、アイスランドの躍進を予言するなど、フィールドワークの所産、と思える記述も多い。何より、情報の少ないこの地域の実情を知ることができるということに大きな意味がある著作だと思う。